もうすぐ「高速道路一律1,000円」の時代がやって来る。しかしよく検討してみると、近場のリゾートに行く場合には効果が薄く、今とあまり変わらないことがわかる。その理由は「大都市近郊区間」が割引対象にならないからだ。
東名なら用賀から厚木まで、関越なら練馬から東松山までが大都市近郊区間に当たる。練馬から軽井沢に行くケースで考えてみよう。
練馬から東松山までは午後10時から午前6時の間にETCゲートを通過しない限り割引にならない。午前5時に自宅を出て新座料金所を6時前に通過すれば、東松山までが半額になるが、冬場の夜明け前に出発するのは現実的には難しい。
また、東松山から碓氷軽井沢までは91.7キロだから、通勤割引や休日昼間割引を使えば現在でも半額の1,300円になる。今春からの一律1,000円の制度が登場しても、わずか300円しか安くならない。
そんなわけで、軽井沢行きの高速代をセーブしようとしたら、練馬-東松山をどう走るかが焦点になる。
下道を使う場合の正攻法は、川越街道(国道254号)を使うというものだ。しかし、所沢の「英インター」から先は写真のように片側1車線になってしまい、また信号も多くパフォーマンスが出ない。
やってはみたものの快適ではなく、練馬からはおとなしく高速に乗るべき、とあきらめかけていたところに、コメント欄で「富士見川越道路」のことを教えていただいた。
この道路は富士見市と川越市を結ぶ川越街道のバイパスで、通行料は200円。今年の8月1日からは無料開放される予定となっている。先週の軽井沢行きで試してみたが、なかなかいい感じだった。
環八を北上し、普通なら練馬ICに向けて左折する谷原の交差点を直進。和光陸橋で254号に入り、英インターを右折(写真)。これから東松山に行くわけだが、東松山方面でも、関越道方面でもなく、標識にはちょっと逆らうような感じで、一度さいたま方面に少し進むのである。
そして富士見川越道路を通って254号に合流し、予定通り東松山から関越に乗って軽井沢へと向かったのであった。
冬の土曜日の8時ごろの話だが、道路はおおむねスイスイと流れ、練馬から東松山まではだいたい6~70分程度というところか。下道利用のオーバーヘッドは30分程度で、これなら十分なパフォーマンスと感じた。道路の線形もよく、高速を使うのと距離もほとんど変わらない。その日の関越道は川越IC付近で渋滞が発生していたので(カーナビでリアルタイムに確認)、むしろ下道利用で正解であった。
また、以前は通勤割引の締め切りである9時までに東松山に着かなければならないという制約があり、時間が読みづらい下道は使いづらかったが、今は休日昼間割引があるから、時間的な余裕ができたのも下道派には追い風だ。
「リゾート道」というものがあるとするならば、道路に通じていることは絶対条件だ。リゾートに足しげく通うようになってもう6年目になるが、身に着けるべき旅の技術はまだまだあると改めて思わされた。
道路の話題を書きましたらば、新潟市にお住まいのcherryさんからメールをいただきました。
ご相談の内容は、「関越道、新潟方面から箱根・熱海方面に行く推薦コースは?」というものでした。関越から東名に乗るには、環八を通るか、外環美女木JCT-首都高経由で、いつも大渋滞でご苦労されているとのこと。
何かアイデアのある方は、本文の話題とは違いますが、どうぞコメントをお願いします。
ちょっと調べてみましたら、以下のページで、
(関越)-鶴ヶ島JCT-(圏央道)-八王子JCT-(中央道)-富士吉田-(東富士五湖道路)-須走IC-(国道138号)-箱根
というルートが提案されていました。
新潟市から箱根 – 教えて!goo
地図を見ると、中央道を八王子ICで下りて、八王子バイパス>国道129号>厚木IC>小田原厚木道路>箱根新道 or ターンパイク、なんていうのもありそうですが、どんなものでしょうか。
初めてコメントさせていただきます、cherryです。今回のテーマから外れておりましたので、個人的に質問させていただいたのですが、resortboyさん、ご丁寧にありがとうございました。これまでは①環八経由、②外環美女木JCT-首都高経由、③鶴ヶ島JCT-圏央道-八王子JCT-中央道-富士吉田-東富士五湖道路-須走IC-国道138号-箱根のいずれも利用したことがありますが、時間的には③富士五湖経由が一番早いようです。私の気持ちの中にはresortboyさんが最後に触れられた中央道と東名を結ぶ下道コースにいいルートがないか知ってる方がおられたらと思っております。いずれ平成24年度?にここが圏央道で繋がれば問題はなくなるのでしょうが、その間何かいい方法がございましたらそこを試してみたいと思います。リゾート施設は首都圏からのアクセスを考慮して作られてますので、日本海側に住んでいるとどこに行くのにも結構大変です。
resortboyさん、こんばんは。
最終目的地が箱根なら、上記中央道コースで的確と思います。
但し、中央道の大月⇔八王子JCT間については、週末の午前中は下り線が、
夕方は上り線で確実に渋滞が発生します。少なくとも5~10キロ程度のものは覚悟が必要かと思います。
また、須走ICから御殿場までの間の国道138号については、
東名御殿場ICから、富士五湖方面へのアクセス道路なので、上下線問わず多少の渋滞が週末は出ます。
また、富士スピードウェイでのレース開催日に当たると、さらに渋滞に拍車がかかります。
熱海が最終目的地で、箱根経由だと、箱根から熱海は約1時間ほど、アップダウンとカーブの多い山道を走ることになります。
渋滞はありませんが乗り物酔いする方がいる場合は、あまりお勧めできません。
箱根を無視して熱海に行く場合で、
(東富士五湖道路)須走IC~(国道138号)~御殿場~(国道246号、または東名高速)沼津~
(国道1号から、国道136号、その後、熱函道路経由)~熱海
が、道なりはいいですが、国道1号から136号にかけては、
郊外型大型店舗等もあるうえ、東名沼津以西から、伊豆熱海方面への経由道路にもなるため
やはり週末は多少でも渋滞が出てしまいます。
八王子から厚木まで、一般道のルートは、都民の方中心にフォロー願います(^^;
resortboyさん、A3さんこんばんは。
首都圏から軽井沢へのアクセスのテーマなのに、いろいろアイデアをいただいて感謝しております。さすがに旅慣れた方々のアドバイスは大変参考になります。八王子~厚木間の圏央道が開通するまでは中央道コースで行ってみたいと思います。一般道は何かいいルートがございましたら、別の機会にでもご紹介ください。
A3さん、コメントありがとうございます。cherryさん、いらっしゃいませ。cherryさんの2番のコメントはなぜかシステムが承認待ちにしてしまっていて、公開が遅くなり、失礼しました。
八王子バイパス>国道129号>厚木ICの件ですが、Wikipediaによると、「(厚木市の)金田交差点から北側は、沿道に商業施設などが少なく、また、長い無信号区間や立体交差が幾つかあるため、車両の流れが良い。」と書かれていましたので、試してみる価値はあるように思いました。
みなさん、こんばんは
八王子バイパス>国道129号>厚木ICの経路では
厚木市内で渋滞することが多いようです
中央道から厚木へのもう一つのアクセスとしては
相模湖ICから国道412号経由で、こちらの方が厚木周辺での混雑は少ないですが
相模湖周辺の渋滞がネックで、結局のところ一長一短ですね
中央道から東名へのアクセスという観点からみると
八王子IC>八王子バイパスから(慢性的渋滞の国道16号を避けて)
町田街道経由で横浜町田ICへ抜けるのが最も早いと思います
参考までに・・・
高速道路は、都心から地方へアクセスしやすいように出来ているので、地方から地方へ行きたくても、あの渋滞は覚悟しないといけないのでしょうね。一般道経由で、八王子バイパス-国道129号+246号で厚木まで行き、小田原厚木道路で箱根又は熱海方面へ行くのも良いのではないでしょうか?
我が家では、シーズンともなれば、どこへ行っても渋滞しますので、渋滞回避のため、空いている時間帯をねらって移動動するようにしています。
新潟より関越道-上信越道経由でXIV軽井沢とXIV蓼科。中央道-東富士五湖道でXIV山中湖。一般道で、箱根・熱海方面へ、リゾーピア熱海とXIV初島クラブ。真鶴道路-西湘バイパス等を使い、TBCCへ。帰りに東北道でXIV那須白河。磐越道経由で帰宅なんて、勝手に想像してしまいました。失礼しました。
こんにちわ。
自分はケチなので(笑)東松山のゴルフ場へ行くのにまだ早朝割引が無い時代はこの富士見川越道路を使ってました。
結構使えますよね。