佐久スキーガーデン パラダ – 1

エクシブ軽井沢から一番近いスキー場が「佐久スキーガーデン パラダ」である。クルマなら15分くらいだろうか。近隣のホテルを回る送迎バスもエクシブに停車するから、新幹線派でも手軽に利用できる。

ここは「高速道路を降りずにそれなりのスキーができる」ことで、全国的に有名だ。ただし、間違ってもここは正統派のスキー場ではない。フル人口雪で企画先行の変態スキー場なので、利用には注意が必要だ。

高速でアクセスする場合には、佐久平パーキングエリアにクルマを止め、巨大エスカレーターで高度を稼ぐ。ちょっと荷物が多いと大変だ。ただし、ここはスマートインターなので、ETCを装備していれば高速をここで降りられるので、ゲレンデのそばまで行くことができる。

ゲレンデは「北パラダ」と「南パラダ」に分かれていて、頂上部分でつながっている。Yahoo!のサイトにあるゲレンデマップがわかりやすいので見てほしい。

南パラダ

ゲレンデは全体が初心者向けといっていいほどで、歯ごたえのある斜面は存在しない。こちらは南パラダのゲレンデ。手前の囲った部分は練習用のゲレンデとなっている。

北パラダ

こちらは北パラダ。スケーティングしたくなるようなダラダラ斜面である。お手軽スキー場だから、初心者が多く、スクールには力を入れているように見受けられる。

では、このスキー場の注意点について語ってみよう。

1点目は「暖かい」ということである。なにせ、高速道路直結だから、標高が低い。ゲレンデベースの標高は780mに過ぎない(トップでも1,050m)。かつ、ほとんど雪が降らない場所でフル人口雪。雪質は同じエクシブからの利用でも、蓼科・白樺湖エリアとは比較にならない(ピラタス蓼科スノーリゾートのトップは、実に標高2,237mである)。溶けるのも早いから、昨シーズンは3月末までの予定シーズンをこなしきれず、3月26日にはやばやとクローズしてしまったほどである。

2点目は、コースが貧弱な点。最長滑走距離は1,000m程度しかなく、半日滑れば飽きてしまう。まぁ初心者にやさしいとも言えるので、これは人それぞれと言えるかもしれない。

3点目は「混雑する」という点。開業は1994年と比較的最近なのだが、リフトはすべて等速運転のペアリフトで、デタッチャブル式(乗り降りするときだけチェアが外れて低速になる)の高速リフトがないので、輸送力に欠ける。それに加えて、人の流れが集中しやすいゲレンデ設計なので、繁忙期にはどうしても混雑してしまう。

はっきり言って「エクシブ スキー場3兄弟」(いま命名しました。エクシブ蓼科からのピラタス、エクシブ那須白河のグランディ羽鳥湖、それにここ、エクシブ軽井沢からのパラダ)の中で、もっともダメ度が高いと思うのだが、そんなパラダに昨シーズン、僕は2回も行ってしまったのだった。

理由は、キッズ向けの設備が充実しており、ウチのキッズやお友だち、それにお母さん方の評判が悪くなかったからである。長くなったので、続きはまた明日。(2006 Winter)

1 comment

  1. わくわくするお話です。

    3兄弟の中で、一番ダメちゃんなのに、1シーズンで2回も行ってしまうとは。 3歳児をつれての初めてのスキーデビューには、ぴったりそうですね。

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