プチ観光モデルコース（嵯峨・嵐山）

秋真っ盛りの3連休、いかがお過ごしですか？ 僕は昨年と同様に、エクシブ京都八瀬離宮に予約が取ってあったのですが、諸事情あって自宅にいることになってしまい、なんとなく消化不良な感じ。というわけで今日は、1年前のプチ観光ルートをプレイバックしてみましょう。

今日ご紹介するのは、嵐山・嵯峨野を歩く全3.6キロのミニコースです。

スタートはJRの嵯峨嵐山駅。サンメンバーズ京都嵯峨からはマイクロバスでここまで送ってくれます（予約制、無料）。駅では嵯峨野の散策マップなどが無料で手に入るので、それを参考にするといいでしょう。駅の隣はすぐ「トロッコ嵯峨駅」です。蒸気機関車の代名詞であるD51形「デゴイチ」が展示されていますのでご覧ください。

スタートしたら西に向かってずんずん進み、嵯峨野の竹林エリアへと入って行きます。

そして第一のスポット「野宮神社」です（冒頭の写真）。「黒木鳥居」といって、クヌギの木の皮を剥かないままの黒い鳥居が有名です。これが日本最古の鳥居の様式とのこと。嵯峨野巡りの起点として有名で、えんむすびの神様、子宝安産の神様として知られています。

お参りが済んだら、さらに西に向かって竹林の中を歩いて行きます。ここは広大な天龍寺の北側にあたり、ほどなくして天龍寺北門が現れます。ここで天龍寺に入ってもいいですが、今日はプチ観光なのでスルーして外から眺めるだけにします。

天龍寺北門を過ぎると、竹林は突き当たりに達し、そこには「大河内山荘」が現れます。

ガイドブックだと大河内山荘を見よ、ということになっていますが、あえて左折してスルー。嵐山公園（亀山地区）に入っていきます。嵐山公園については以前、記事にしたのでそちらをご覧下さい。

resortboy – マイ・フェイバリット・シングス

嵐山公園の展望台からは桂川（保津川）、保津峡が一望できます。タイミングがあえばトロッコ列車や保津川くだりを見ることもできるでしょう。お写真好きな方はぜひ、というスポットです。

嵐山公園を抜けて川沿いに出れば、そこは保津川くだりの終点となっています。

川沿いの道にはたくさんの露店が出ており、たこやきを買い求めれば、それもまた保津川くだりを思わせるものとなっています。こういうところに旅情を感じますね。

さて、渡月橋まで来ましたので、すごい人ですが橋を渡って川向こうまで行ってみましょう。

川向こうはやはり公園（嵐山公園の中之島地区）として整備されており、やはり多くの露店が出ています。この日の昼食は結局こうした露店で済ませてしまいました。

ここで食したのは五平餅。五平餅は中部地方の郷土食なので、京都とは関係なさそうですが…。

再び渡月橋を渡って、嵐電嵐山駅や天龍寺のある町の中心へ。

観光地らしいにぎわいを感じながら、お茶をしたり、いろいろなおみやげ物を買うのも楽しいでしょう。街の中心には天龍寺の正門があります。やはり天龍寺に行こうか、と足を向けてみましたが、最初の勅使門で紅葉の写真を撮ったらそれで満足してしまい、結局スルーとなりました。

そして嵐電嵯峨駅の横を通って、スタート地点であるJR嵯峨嵐山駅に到着。

このコース、たかだか4キロ未満ですし、拝観料の類も必要なく、途中に公園などもあってお子さん連れでも飽きずに嵐山の秋を満喫できるプチコースかと思います。詳しい道順マップはこちらに作ってありますので、どうぞご利用ください。