マカオには、歴史ある街並みという昼の顔と、カジノに代表される眠らない街という夜の顔がありますが、どちらかというと夜のイメージが強いのではないでしょうか。そこで、夜景を楽しみたいという視点でまとめてみます。
自分はそれなりにいろいろなガイドブックを手にしますが、一番好きなシリーズは「ことりっぷ」という昭文社のシリーズです。今の時代、ガイドブックは相対的には大して役に立ちませんから、編集方針がはっきりしているコンパクトなものがよいと感じます。
ことりっぷは女性目線でうまくまとまっていて、地図だけ取り外せるのがとてもいいと思います。自分は現地にはこの地図だけ持っていきます(本体は自宅待機です)。それにマカオだけの版があるのです。香港とマカオで一冊になっていて、マカオはおまけ的な扱いであるガイドブックも多いですから、マカオだけ行く人にはお薦めです。ただし、ここ3年も改訂されておらず、最新情報はカバーされていませんのでご注意ください。
さて、そのことりっぷから、マカオ夜景のランキングを見てみましょう。
(画像出典:ことりっぷ 海外版 マカオ)
1位 ウィン・マカオ前の噴水
2位 聖ポール天主堂跡
3位 ザ・ヴェネチアン・マカオ・リゾートホテル
4位 セナド広場
5位 マカオ・タワー
6位 グランド・リスボア・マカオ
7位 シティ・オブ・ドリームズ
というわけで第1位の「ウィン・マカオ前の噴水」を紹介します。
ウインマカオはグランドリスボアと並んでマカオ半島を代表するラグジュアリーホテルです。場所はリスボアホテルの向かいで、地下道を通ってウインの前に出られます。
正式には「パフォーマンスレイク」と呼ばれているこの噴水ショーは、毎日15分おきに約3分間のショーが1日中ずっと行われています。時間は日曜から金曜が午前11時から午後9時45分、土曜および祝前日が午前11時から午後10時45分です。
こんなふうにしょっちゅうやっていますから、時間を気にせず気軽に訪れることができるのものいいですね。内容は毎回変わるので、何種類あるのかわかりませんが、チャンスがあれば何度か見るのもよいのではないでしょうか。
各回の噴水ショーは3分と短いですが、ゆらめくような動きや、
静まったかと思いきや鋭く空に突き上がったり、
また炎を交えてライティングが変化したりと、めまぐるしく変わる多彩な表現はとても楽しいです。
ここで失敗談ですが、この噴水ショーを見るなら、自分のようにホテルに向かって見るのではなく、ホテルを背にして、つまり、ホテルのレストランやバーからこのショーを見るような角度で、外側に向かって見る方がよいのではないかと思います。
僕もそれなりに噴水ショーを堪能して満足してホテルへと戻りましたが、後で写真を見てみるとなんだか物足りない感じがします。それはおそらく、ことりっぷの写真のように、リスボアを背景にしていなかったからだと後で気が付きました。逆に言えば、リスボアのあのギラギラした「ザ・電飾」こそが、マカオの夜を代表する景観である、ということですよね。
というわけで、ご覧になる際はホテルを背にしてリスボアを借景にしつつ、ウインのロゴが入るようにすると最も写真映えするポジションで鑑賞できるのではないでしょうか。YouTubeを見てみると、まさにそのポジションからのものがありましたのでご紹介します。
リスボアホテルのタワー塔に泊まって、窓からウィンマカオの噴水を眺めながら一杯という手もあります。
カジノホテルでもあるリスボアホテルは、冷蔵庫の飲み物も無料でした。
これでGWが一泊が1万円たらずでした。
深夜特急の舞台でもあるリスボアホテルもオススメですよ。
名物の「回遊魚」はもうみかけませんでしたが。