星野リゾートについてのご意見を募集します

多忙でちゃんとした記事が書けていなくてすみません。週末に研究会があり、その中で別の方が「星野リゾート」についての研究発表をされます。僕の専門分野であるリゾートホテルに関する学術系の発表は珍しいので、聞くのを楽しみに期待しているところです。僕も出席して意見を求められる立場なので、少し予習しておこうと思いました。

というわけで、以下は僕が知っている星野リゾートについてメモです。そして読者の皆さんへのお願いです。

ぜひ「興味がない」などのしょうもない感想でもよいので、コメント欄に何か書いていただけないでしょうか。

というのも、このサイトで中心的に取り上げられているいわゆる高級リゾート会員権の世界と、星野リゾートの一般ホテルとしてのリゾートホテルは、顧客層として、あまりかぶっている感じがしないんですね。

それはなぜなんだろう、と。皆さんはどう思われますか?

20年前は無名で田舎のホテル主

今でこそ、星野リゾートと聞くと日本を代表するホテル会社のようなイメージがあると思います。ですが、僕のような50代以上のホテラーからすると、新興というか、よくわからないというのが本音ではないでしょうか。

手元に2002年刊行の「ここが変だよ日本のホテル」という書籍がたまたまあるのですが、ここに星野リゾートの星野佳路社長のインタビューが載っています。タイトルは「ニッチ・マーケティングで成功したホテル」というもので、扱いは、単に田舎の温泉宿の後継者が新しいことをしている、的なものです。

インタビュアーで著者の土井久太郎氏はこうまとめています。

日本のホテルで最初のニッチ・マーケティング開拓に成功され、かつ熊対策で街の行政にも協力されているなどの貴重なお話を伺うことができました。本日はどうもありがとうございました。

拠点は実家の軽井沢のみであって、ホテル界での扱いも極めて小さいものでした。そしてまとめが「熊対策」ですから、今の印象とはずいぶん違いますね。

主要ブランドの概要

同社の現在の主要ブランドは3つあります。「星のや」「界」「リゾナーレ」です。これらに加えて宿泊特化型の「OMO」「BEB」があり、またブランド系列に入らないホテルも運営しています。

以下に施設の一覧を挙げます。長くなるので主要3ブランドだけ。

星のや

フラッグシップブランド、和風リゾートホテル
長野県・軽井沢「星のや 軽井沢」(旧:星野温泉旅館。現 星野リゾート創業の地)
京都府・嵐山温泉「星のや 京都」(旧:嵐峡館)
沖縄県・竹富島「星のや 竹富島」
沖縄県・読谷村「星のや 沖縄」
山梨県・南都留郡「星のや 富士」(日本初のグランピングリゾート)
東京都・千代田区大手町「星のや 東京」(大手町フィナンシャルシティグランキューブ)
インドネシア・ギャニャール県(バリ島)「星のや バリ」
台湾・台中市和平区(谷関温泉)「星のや グーグァン」

客室数50室以下の和風温泉旅館
北海道・白老温泉「界 ポロト」
青森県・大鰐温泉「界 津軽」(旧:泉津軽、旧:南津軽錦水)
栃木県・中禅寺温泉「界 日光」(旧:日光の離宮 楓雅)
栃木県・川治温泉「界 川治」(旧:宿屋伝七)
栃木県・鬼怒川温泉「界 鬼怒川」(界ブランド初の新築物件)
神奈川県・箱根温泉「界 箱根」(旧:桜庵)
神奈川県・仙石原温泉「界 仙石原」
静岡県・伊東温泉「界 伊東」(旧:いづみ荘)
静岡県・伊東温泉「界 アンジン」(旧:星野リゾート アンジン)
静岡県・伊豆山温泉 「界 熱海」(改築中)
静岡県・かんざんじ温泉「界 遠州」(旧:花乃井)
長野県・浅間温泉「界 松本」(旧:貴祥庵)
長野県・大町温泉「界 アルプス」(旧:松延)
石川県・山代温泉「界 加賀」(旧:白銀屋)
島根県・玉造温泉「界 出雲」(旧:華仙亭 有楽)
山口県・長門湯本温泉「界 長門」
大分県・瀬の本温泉「界 阿蘇」(旧:界 ASO)
大分県・別府温泉「界 別府」(旧:花菱ホテル跡地)
大分県・由布院温泉「界 湯布院」
長崎県・雲仙温泉「界 雲仙」
鹿児島県・霧島市「界 霧島」

リゾナーレ

ファミリー向けリゾートホテル
北海道「リゾナーレトマム」(旧:ガレリア・タワースイートホテル、「星野リゾート トマム」の一部)
栃木県「リゾナーレ那須」
山梨県「リゾナーレ八ヶ岳」(星野リゾートが手がけた最初のリノベーション物件)
静岡県「リゾナーレ熱海」(旧:ホテルあたみ百万石)
大阪府「リゾナーレ大阪」(ハイアットリージェンシー大阪内)
山口県「リゾナーレ下関」(2025年秋開業予定)
沖縄県「リゾナーレ小浜島」

急速な成長の経緯

なぜこれほどまでに急速に施設数を増やせのかというと、星野リゾートは「運営」に特化した会社であったためです(現在は違うことは追って述べます)。これらのホテルのほとんどはすでにあったホテルを改装したもので、同社が作ったものではなく、後から運営を受注したのです。

以下に、星野リゾートの沿革を公式資料から引用します。

2001年に旧マイカル系で破綻したリゾナーレ小淵沢(1992年に会員制のリゾナーレビブレクラブ小淵沢として開業、現リゾナーレ八ヶ岳)の運営を受注して立て直しに成功し、2004年にはリゾート会員権も絡んだ大型破綻案件であったトマムリゾートの運営を受注します。

これらの実績を踏まえて2005年にゴールドマン・サックスと手を組んで同社の「温泉旅館運営パートナー」となって快進撃が始まります。

2013年には「星野リゾート・リート投資法人」を上場させることでホテル所有の受け皿を作ります。同リートは半分以上はまだ同社グループ以外のホテル群ですが、星野リゾートグループの隆盛にともなってその割合は拡大しています。

させ、2015年には日本政策投資銀行と共同運営ファンドを組成することで、開発にも乗り出します。

そしてたどり着いたビジネスモデルが以下です。

もともと運営会社であった星野リゾートは、再生案件を得意としたホテルオペレーターでした。

運営するホテルは、リートが所有することでオーナーシップが分離され、適切に維持管理されるとされています。

一方で、開発を日本政策投資銀行と共同で行い、それらの開発出口として上記リートが使われます。

このように、近代的なホテル経営のビジネスモデルを、わずかこの10数年のうちに構築することができたのが星野リゾート、ということになるでしょう。

ビジネスモデルとマーケティングの上手さ

ここまで事実関係を整理してみましたが、以下は僕の単なる感想みたいなものです。

経緯を振り返ってみると、同社は日本では稀有な、「金融主導でのホテルビジネス会社」という感じがします。単なる「ホテル会社」という感じではなくて、こうした俯瞰的なビジネスモデルこそが同社を特徴づけているように感じられます。

その点で現代のリゾート会員権産業(リゾートトラストなど)と似ている面もあるように感じます。

また、同社はマーケティング、広報宣伝活動に長けた風土があることも重要な差別化要因です。

その人気ぶりをGoogleトレンドの検索ボリュームを使って見てみることにしましょう。

こちらは過去15年間にGoogleで「星野リゾート」「エクシブ」「ベイコート倶楽部」がどれだけ検索されたかを指数で表したものです(エクシブにはクルマや水虫薬も含みますが)。

(グラフを準備しますのでお待ちください。取り急ぎ、生データをリンク先でどうぞ)

星野リゾート, エクシブ, ベイコート倶楽部 - 調べる - Google トレンド

すると2008年当時はほぼ無名の星野リゾートは、その5年後の2013年になるとエクシブと人気・関心(あくまで検索ボリュームにおいてですが)が拮抗し、その後は倍くらいの差が付いています。

エクシブは15年間、人気・関心が横ばいで、ベイコート倶楽部はずっと無名なままです。

日経の「星野推し」が強い

こうした同社の人気を支えているのが、マスコミ、特に日経グループの「星野推し」です。

中でも日経ビジネスにその傾向が強く、同誌の中沢康彦副編集長は、同社のお抱え広報記者のような印象で、同氏が著者となったものだけでも、以下のように星野社長を神格化するような切り口の書籍が多数出版されています。

星野リゾートの事件簿
4822265439

星野リゾートの教科書 サービスと利益 両立の法則
4822264114

星野佳路と考えるファミリービジネスマネジメント 1 継ぐべきか、継がざるべきか
4822263894

あの同族企業はなぜすごい (日本経済新聞出版)
B0779VGS64

星野リゾートの事件簿2 なぜお客様は感動するのか?
4296108549

寡聞にして僕には、星野リゾートの経営が他のホテル会社と違って有意に素晴らしいと示すようなデータ指標を知らないので、これからこれらの本を読んで勉強してみようかと思うのですが、長年に渡ってこのように「推し」が続いていることに違和感を覚えるのは僕だけではないでしょう。

皆さんの星野リゾート評をお聞かせください

ひとまず、朝ごはんの前に書けるのはこれくらいなので、ここで終わりにします。手元にある、僕が訪れた星野リゾート関係施設の写真もお見せしたいところですが、それはまた別の機会に。

冒頭の写真は古いもので、その後この看板からは「HOTEL」の部分が取り外されました。今でもこの看板はあるのかなぁ? あ、祖業の地である沓掛の写真です。

ぜひ皆さん、なんでもいいので、星野リゾートに関する印象やご感想をお願いします。研究会は週末なので、それまでにぜひ!

23 comments

  1. おはようございます。
    小生、子供が小さい頃に八ヶ岳リゾナーレに宿泊したことがあります。
    大規模室内プールや図書館のような所もあり、また、ピーマン通りはとても面白く、今でも時々訪れます。
    しかしながら宿泊した際の子供の一言「エクシブの方がいい!」
    によりもう泊まることはなくなりました。
    YouTubeなどで星のや軽井沢はよく
    拝見しますがひらまつなどと同様に
    非常に高額な宿泊料金なので、会員になっているエクシブに専ら宿泊しています。
    敢えて泊まる気にはとてもなれません。

  2. 小淵沢を買収すると報道に上がった頃に、昼飯を食べながら佳路さんに「大丈夫なんですか?」と尋ねたら、「ポテンシャルあるのにめちゃくちゃ安かったから、リスクを取ったつもりはないよ。」と笑っていましたね。

  3. 星野リゾートの研究発表とっても興味あります!!
    星野リゾートやひらまつ、アマネム、ふふ、その他高級旅館とっても高くて日本もお金持ちがたくさん見えるんだなーとうらやましく思っています。

    泊まった割にきっと今一つの後悔するの嫌だなと思い…(ほどほどを楽しむ気持ちもありまして)エクシブでお値打ちプラン楽しんでいます。
    星野リゾートって立地がすごくいいですよね。良い場所にあるなぁと思います。
    行きたいなぁと思いながら那須にはまだ行ったことがないのですが、お友達に聞くと工業団地を抜けた先にある感じ(エクシブ自体はすごく良いと思うのですが…)
    今回娘(30代2歳児を連れて家族3人)が、リゾナーレ那須に行くにあたり、すごーい高いから一泊にしたからもう一泊はエクシブ那須の予約をしてほしいと言われました。
    3月初旬でも大人二人+幼児で1泊2食8万弱。2泊目エクシブは、3万弱です。(全国割のおかげもあって)
    予約してほしいと言ってきたくせに…エクシブ那須は、福島県だからクーポンが使いたいところがないとぶつぶつ言っております。
    お友達御夫婦は、コロナで海外に行けない分、ひらまつがとても気に入られ、順番にひらまつ巡りをされています。
    星野リゾートを気に入られた方も順番に次はどこの星野リゾートに行こうという感じで利用されているんじゃないでしょうか?高級ホテルではなくても、うまくなんちゃってブランド化されたという印象です。
    リゾートトラストを法人で使える方が一番ラッキーだと思うのですが…リゾートトラストは会員制なので中古といえども先行投資が必要ですからね。
    星野リゾートも独身の頃は、星のや。子供が小さいときは、リゾナーレ。子育て世代は、界。子どもが成長したら星のやと女性目線でよく考えたプランを出されていると思います。
    星野リゾートにはあまり関係がないと思いますが、たまたま星野さんの奥様ってどんな人かなって検索したら…日産の執行役員副社長さんなんですね!すごいなぁと感じました。

  4. 大変ご無沙汰しておりました
    星野リゾート と 聞いたら 黙っていられない思い出深い出来事が・・・
    2021年の秋に 奥入瀬渓流に行くために予約をしました
    かなり前にこちらにも書きましたが、前年、十和田湖周辺のホテルの疲弊は
    凄まじく とにかくまともな食事が出来なかったので 致し方なく
    星野リゾート奥入瀬渓流ホテルを選択しました
    たまたま関西圏の友人との合流を約束していて 別々にネットで予約をし
    日程が近ずいてきたので、ホテルに連絡して 部屋の配置を近くにして欲しい旨を
    伝えようとした時に気が付いたのです 
    このホテル 代表電話番号が無いやん⁉ え⁈ となり
    ネットで予約をしたので、ご予約賜りましたメールは来ていますが
    それは返信不可と注釈がある 
    何処に言えばいいねん?
    とあれこれ探し、悩み 電話番号帳に記載の番号に
    電話してみました すると
    こちらは アクティビティ専用の受付電話ですので
    それ以外は承れません と ピシャリ
    何だって~~⁈ と驚きながらも 文句を言って
    用件を伝えた しかし 憤懣やるかたなく
    そうこうしていると 予約確認メールに苦情についての
    言い訳がメールされてきた
    そこで だいたい このアドレスは返信不可 と
    なっているではないか 私たちのような要望は
    普通であれば ホテルフロント(代表電話番号)で必ず
    繋がり 伝えられなければ オカシイ これではホテルの体を成していない
    ではないのか と 返信すると 
    ホームページ上の表記が お客様からは わかり辛い形になっていたかもしれない
    と まるで 探せなかったこちらの落ち度みたいに 更に返信してきた
    探してみると 小さくアドレスが掲載されていたのみ
    しかもトップページには無い
    そこで、お宅の対応はまるでクレーマーから逃れるためのようであり
    とても メールにある決まり文句の「ご来館を心よりお待ち申し上げます」
    という態度ではない これだと何か後ろ暗い事があるのでは無いか?
    とさえ勘ぐってしまう と 正直に書いた
    例えば、ホテルをチェックアウトした後に、忘れものに気がついた
    そんなとき、何処に電話連絡したら?良いのか? 大切なものなら
    いち早く所在を確認したいところだろう
    私が、私のメールを直ちに上長に報告しておいて下さいね
    貴方に権限が無いのはわかっていますから と 書いたけれども
    多分、これが星野のスタイルなのだ と 解ったので諦めました

    友人と合流もして 楽しい青森旅行にはなりましたが
    この代表電話番号が無い というのは 私の心に深く刻まれて
    致し方無く星野に泊まる時はくれぐれも気を付けよう
    という教訓んとなりました

    因みに ホテルは買収した古いホテルをリフォームしただけで
    防音も悪く そんなに居心地は良くはなかったです
    ブッフェスタイルの食事は、品数の多く 美味しかったですが
    値段に見合う?程ではないと感じました

    この奥入瀬渓流付近には 他に宿が無く 素泊まりしたくても
    飲食店も無いので 選択肢は皆無でありました

    思えば、コロナ禍、星野リゾートギフト塾泊券?なるものが
    期限延長は無く ずいぶんと物議を醸していたのを思い出したり
    従業員が日々、会社倒産の危機率?を知らされたり?と報道が
    あったから そんなスタイルなのかな と感じました

    リゾナーレ八ヶ岳の街並み は 素敵と私も思いますが
    エクシブ蓼科があるので きっと泊まらないと思います

  5. 富裕層向けのホテルで、宿泊プランを見ても庶民にはあまり魅力は感じられません。
    美味しいものを食べて、のんびりして、アクティビティもホットヨガやホテル周辺のサイクリングやトレッキングでじゅうぶん。
    「星野リゾート・リート投資法人」の株を買っても優待も無いので、やっぱり庶民には無縁のホテル。
    ヒルトンで十分満足できます(^_^;)
    本当にしょうもないコメントでした。

  6. 星野温泉だったころよく日帰り湯に行きました。
    …子供のころの記憶なので、たぶんトンボの湯ができる前だったと思うんですがWeb上にはあんまりそのころの情報がないんですね
    看板も冒頭の写真とは少し字体が違っていたような気もしますがどうだったかな。
    お風呂は結構広くて、天井(のプラスチック屋根)に雨が打ち付けるのを下から眺めたりして、楽しんでいたんですが高級路線になってからは行けなくなってしまいました。

    あの頃高級化は流行りだったようで、須坂にある仙仁温泉も、かつては気軽に行けて湯上りにファンタの瓶なんか買っちゃったりして、探検できる楽しい岩湯だったんですが、いまや到底予約も取れない高級宿になってしまいました。

    温泉に経営を持ち込むとなるとやっぱり高級化しか生き残りの道はないのでしょうかね。
    というか星野リゾートの話がなぜか温泉の話になってしまいました。
    星野リゾートを語るとなるとまあ経営の話になるんでしょうけど、地元民としては単にお風呂が入れなくなって不満でした(笑

  7. 星のや軽井沢はとても大好きです。値段なりと言われればそれまでですが、サービスの質は高くて満足しています。事前にこちらの情報や希望は細かくメールで伝えておきます。建物や敷地内の施設は好みによるかもしれませんが、オリジナリティあふれる施設を楽しんで滞在します。リゾナーレなどカジュアルラインのホテルはサービスも食事も好きですがオリジナリティはあまりありません。

  8. 星のや、興味はあります。
    機会があれば行ってみたいとも思います。
    …たっぷりと時間があれば。

    今現在の我が家のホテル需要は、疲れたな、癒されたいな、家族とゆっくり過ごして子どもも喜ばせたいな、という場面です。

    疲労で頭がぼーっとしている中、突然降って湧いたスキマ時間に、速攻で予約できないと困りますし、予約後は限りなくこちらの都合次第での微調整がきかないと困ります。

    星のやいいなあ、と一瞬気にしたことはあっても、上記の需要に営業形態が全くかすらないため、「行ってみたいな…子どもが巣立って半リタイアして時間がたっぷりできた頃にでも」という感じで終わっています。

    現実的には、断然エクシブですね。

  9. わたしが、東急ハーベストを、次にエクシブを購入するに至ったきっかけが
    星のでした

    正月に娘家族を連れて二泊したら
    100万円超え
    もちろんスイートでしたが〜

    これなら、会員権買った方がいい
    となりました

    良くも悪くも
    とにかく、普通
    だろうねっていう食事

    こうやったら、客は喜ぶはずだよねっていう
    ベタなサービス
    マシュマロ焼きとかね

    喜ばねーし

    エクシブに泊まりなれると
    やっぱり星のには泊まれません

    子供は正直で、
    エクシブがいいと言います
    東急でもないらしい

    以上でーす

  10. 詳しく知らないのにあれこれ言うのもおかしいかもしれませんが、イメージとして余裕が感じられない。くつろぎに行くのにこれはマイナスかと。
    パブリックスペースにしろ値段が値段なので良くて当たり前。あの料金で普通に毛の生えたサービスじゃだめでしょうし。

    私の中では、湯快リゾートの高級版。運営会社が同じなのかなと思うくらい。

  11. あくまでYouTubeで拝見した上のみでの比較になりますが、星のや軽井沢よりムセオの方が広くて良いような気がします。星のやさんは部屋が狭いような感じがしました。しかもディナーチョイスを使えば星のやさんの10分の1の値段でムセオに泊まれるるのでは?
    エクシブ軽井沢のコストパフォーマンスは本当に素晴らしいと思っています。
    ただ、軽井沢高原教会やハルニレテラスは良い施設だと思います。
    軽井沢は東急ハーベストが沢山施設があり、とても羨ましいです。
    旧軽井沢のつるや旅館の近くにもまた東急さんがホテル建築してますか?またハーベスト?
    最高の立地ですね!
    リゾートトラストも軽井沢にサンクコートを是非とも建築して貰いたいです!

  12. 軽井沢の昔話です。むかしむかし軽井沢(当時は東長倉村)に、OGさんという方がいました。村ではまずまずの田んぼ持ちで豊かなお宅でしたが当主は山師で温泉の探索に入れ込んでしまいます。大金を使って温泉を掘り当てたところで金欠となり事業を断念。借金のカタに温泉は他人の手に渡ってしまい、トンボの湯と名付けられました。OGさんのお家は山師に失敗したため田畑を失い零落しますが、息子さんが農業を継いで、少なくなった田んぼで米の収量を上げる研究を行いました。昭和17年頃新しい稲の種苗法を発明し、長野県農業試験場のOKさんとともに実用化したのが保温折衷苗代という農法でした。戦後にこの農法は農林省に採用されて全国に広がり、とくに東日本の寒冷地や山間地の米の収量を飛躍的に増加させ、日本はタイ米を輸入しなくて済むようになりました。日本の農家は冷害による凶作から解放され、昭和29年の戦後最大の冷害を乗り切ることができました。

  13. 皆さん、こんにちは。たくさんのコメントをありがとうございます。はじめましての方、いらっしゃいませ。ありがとうございます。

    個別にお返事差し上げられなくてごめんなさい。自分で追加したものも含めて、論点についてメモをあげます。さらなるコメントをお待ちしております。

    【悪い評判が多い】
    OTAの口コミは広告主の立場もあって手が入るので、以下にそれとは違う掲示板をリンクします。

    星野リゾートってどうですか?|リゾートマンション・リゾートホテル・別荘掲示板@口コミ掲示板・評判)

    相当に評判が悪いのですが、なぜ星野リゾートは世間的には「憧れ」的に見られているのでしょう?

    【ロイヤルティプログラムがない】
    同社の星野社長はロイヤルティプログラムに否定的なことで知られ、つい最近、宿泊特化型の同社ホテルで限定的にポイントプログラムを開始するまで、それらの会員制度はありませんでした。

    現代のホテル経営においてはロイヤルティプログラムは重要なものと位置付けられていますから、異色とも言えます。

    【インバウンド比率について】
    これはコロナ禍以前のデータですが、インバウンド比率が高い同社のホテルについてトップ5を上げておきます(2018年5月~2019年4月)。
    星のや軽井沢:34.6%
    星のや京都:55.0%
    星のや富士:50.2%
    界 箱根:16.6%
    界 阿蘇:15.3%

    【総客室数】
    少し古いデータで恐縮ですが、2021年1月現在のホテルチェーン調査(オータパブリケイションズ)によると、星野リゾートの総客室数は3,275室で、リゾートホテルチェーンとしても大手と比較してかなり規模が小さいです。プリンスホテルズ&リゾーツが18,071室です。ビジホと比べると顕著ですが、ルートイン、東横INN、アパはすべて5万室を超えています。

    もちろん、単純比較にそれほどの意味がないのは承知しています。

    【エクシブとの比較】
     部屋の広さや利用料金などを考えると、高級リゾート会員権のユーザーなら、あえて泊まるまでもない、というような感じでしょうか。

    【「高級旅館」という業態】
    星野リゾートの成功は、多くの不調旅館をひとまとめにブランド化したところにポイントがあって、それはエクシブで言う離宮シリーズの成功と、かなり理由が共通しているように思われます。つまり、それが日本人に対してもっともアピールする業態(モダンなホテル的要素を盛り込んだ温泉宿)ということなのかもしれません。

    また、界はどこも規模が小さいですから、予約が取れないことから来る「飢餓感」が「あこがれ」につながっているのかもしれないですね。計画ありきで利用するホテルで高額ですから、なかなか人は「失敗」を受け入れられず、「よかった」ことにする心理的な効果がありそうです。

    【実はリピーター志向ではない?】
    このように考えてみると、一般にホテル業で重視されている固定客にフォーカスした各種の戦略とは違った、ブランド感の醸成と高い金額を組み合わせた「期待値ビジネス」に賭けているようにも思えます(宿泊特化型は別ね)。

    その「期待値ビジネス」は、リゾートトラストで言う、「三段逆スライド未開業物件販売」と似たところがあるかもしれませんね(三段逆スライド方式はオリジナルのハトヤとは意味が逆=価格が高くなるので=ですが、これはシャレなので許してください)。

  14. 数年前、「界 阿蘇」に宿泊しました。
    前身のホテル(名前忘れました)に関心があり、九州に行ったら一度は泊まってみたいと思っていましたが、なにしろ高いのでなかなか機会がないままでした。ある年九州旅行のプランを練っていた時、その前身のホテルのことを思い出し調べたところ、星野リゾート系列になってしまっていました。それでも、宿泊費は少し泊まりやすい値段になっていたので予約を入れ、それなりに満足感があり、また熊本、大分旅行の機会があれば、リピートしてもいいかなあという印象をもちました。
    ただし、「星野リゾート」だからまた泊まりたいということでは全くなく、どちらかと言えば、旅行業者の代表みたいな顔をした、あの経営者の方にはあまり良い印象は持っておりません。

    今の星のやが「憧れ」的にみられているかどうかは、私には分かりませんが、やはり軽井沢の印象が強い方が多いからなのではないでしょうか。

  15. 星野リゾート奥入瀬渓流に宿泊しましたが、部屋のスリッパが100円ショップ購入かと思えるレベル。
    部屋は、安っぽいし食事は肉は硬くてビュッフェに美味しい料理は少し!
    おまけに、フロント前を通っても挨拶もなくリゾートホテルの風格も全く無かった。
    この系列ホテルには、2度と泊まらないと思う。

  16. あんまり評判が酷いので(ポジティブなコメントされている方もいらっしゃいますが)却ってビックリしてちょっと検索してみました。

    いくつか記事を見てみるうちに浮かんできた違和感を簡単に言葉にしてみると…、
    いろいろなところで所謂「How」については語ることの多い現社長さんですが、「Why」についてはあまり語っていないような気がします。

    つまり、どんな顧客をターゲットにするのかとか、儲けやすい仕掛けをどう作るかとか、それをどうブランディングするかとかいったHowはたくさん語られているんですが、何故そうしたいのか、とか、そもそもこんな理想のリゾートを作りたいんだ、とかいったWhyの部分があまり見えてこないような気がします。

    大元の星野リゾートのWebサイトも見てみましたが、そこで社長が語られている内容からもあまり見えてきませんでした。

    えみちゃんさんの書かれている「ベタなサービス」が提供される理由も、なんとなくわかるような気がします。
    まあまだ仮説みたいな段階なので、もっと記事を読んでみれば変わるかもしれませんが。

    https://bizgate.nikkei.com/article/DGXZQOLM04BOP004012022000000?channel=BSH00118
    https://www.hoshinoresorts.com/aboutus/

  17. 以前旅行した際に見かけた一部界の旅館らしくからぬマンションのような建物外観には驚きました。
    内装か景観のみで一切外観の写真がHPなどに出てこないため後ろめたさを勘ぐってしまいます。

  18. 利用したこともない(さして興味もない)のにコメントするのも甚だ烏滸がましいのですが、値段に見合うだけの施設面の満足感が得られないのではないかという漠然としたイメージを持っています。

    星野リゾートよりも共立メンテナンスの株主優待を利用した共立リゾート施設(こちらもまだ利用したことがありません)の方に興味を惹かれています。

  19. 皆さん、こんばんは。その後も続々コメントをいただきましてありがとうございます。はじめての方、いらっしゃいませ!

    その研究会は明日もあるんですが、星野リゾートの話題については今日でしたので、ひとまず雑感を追加しておきます。研究会自体は非公開なので、内容について話すことはできないので、あくまで僕の雑感です。

    僕の前回のコメントで書いたように、星野リゾートの特徴として「リピーターの方を向いていない」という点が挙げられると思います。ボウイさんに「界の旅館らしくからぬマンションのような建物外観」とコメントいただいてピンと来たのですが、それはこの会社のオリジンに関係がありそうです。

    それは現社長の父君(3代目星野嘉助)の時代に確立された軽井沢高原教会でのウェディング、そして現社長が若手時代に携わったその延長でのブレストンコートでの婚礼ビジネスではないでしょうか。

    脱線しますが、名古屋にストリングスホテルというのがありまして、東京にも系列のインターコンチネンタルが品川にあります。これらはツカダ・グローバルホールディングという婚礼ビジネス系の会社がやっているホテルなんですが、悪い言い方をするとハリボテ感があって、写真映えして面白いのですが、リピートしたいとは思わない、ちょっと変わった感じを僕は覚える施設なんですね。

    婚礼って、当事者として何度もやる人はいないわけで、まさに期待値ビジネスなわけですが、星野リゾートをご利用の方の口コミを多く読んでいると、婚礼とかに近いのかな、と思ったりします。自分の結婚式を悪く言う人は少ないのと同じで、そのベクトルを極めれば、リピーター志向でない市場ではかなり効果が出る。

    逆に期待外れで自分の評価軸を持っている人には酷評されるわけですが、その割合は相対的には小さいでしょう。

    結果、多くの方が、「星野リゾートは成功例である」として、無批判に現社長を崇めていて、外の人さんご紹介の学者さんの記事ではGEと並んで紹介されているほどです。その無批判さは何なのか、というのが僕の今の一番の疑問であり、問題意識です。

    そんなものに比べたら、皆さんにいただいたコメントには圧倒的なリアリティがあるし、それが今日、僕が研究会に出ていて感じた「誇り」みたいなものです。コタツ論文より現場100回!

    皆さん、いつもありがとうございます。と、ちょっとエモくなってしまったので、書きたいことはまだあるのですが、また今度。

    まだまだコメントは募集しております! 星野リゾートはバブル崩壊後の破綻会員制ホテルを踏み台に飛躍していますし、上記の仮説ではリピーターという点で会員制リゾートとは対極にありますから、僕も専門分野をよりよく理解するために、さらに星野リゾートへの理解を深めていきたいと思います。

  20. 提示していただいたGoogleトレンドの検索ボリュームは面白いですね。ベイコートの代わりにプリンスホテルをキーワードに入れるともっと興味深い絵柄になります。
    リーマンショック以降リゾート需要が右肩下りの中じわじわ星野が存在感を高め、コロナ禍の落ち込みの後GoTo第一期(高額ホテルほどお得でしたね)にジャンプアップしプリンスを抜きますが、ここにきて星野の失速が目立つというものです。コロナ前の2019年秋をスタートにするとさらにコロナと星野の関係がよくわかります。最近の星野の失速ははっきりしたトレンドのようで関連のREITに影響してくかもしれませんね。
    蛇足ですが2012年5月にプリンス検索が急増したのはこの月に福山で発生した同名ラブホテルの死亡火災事故の影響と思われます。

  21. まだコメント募集中とのこと、それこそしょうもないコメントです(^^;

    チャンネル登録しているユーチューバーが、西成にできたOMO7の動画をUPしてたので見ました。
    感想は、特に泊まりたいとは思わなくて、また別のユーチューバーは竹富島の動画をのせてたけど、そこも魅力を感じず、ふ~んで終了です。
    自分でもよくわからないけど、魅力を感じませんでした。

    余談ですが、先日、クレジットカードの更新後に送られてくるフリーステイギフトを利用し、マリオット都ホテルに宿泊しました。
    せっかくなので、差額を支払いクラブフロアにアップグレードし、
    名古屋⇔難波間は近鉄特急ひのとりのプレミアムシートを利用、新幹線よりは時間かかるものの、
    ビジネスクラスの様なゆったりシートで、とてもお得で優雅な大阪旅ができました。
    皆さんにもぜひお勧めしたいです。

  22. ざりさん、示唆に富んだコメントをありがとうございます。プリンスホテルを追加すると、星野リゾートの失速(検索ボリューム上の)が浮き彫りになりますね。

    なぜこのようなことが起きたのか(星野リゾートの急激な人気化)を、構造的に理解するために、僕が記事で指摘した日経推しに加えて、YouTubeとテレビ報道の関係性を調査すればよいという仮説に至りまして、ロジックについては解明できましたので、後はデータを収集すればよい、という段階となりました。

    これは汎用性のあるインパクトのある論考になると思うのですが、僕はブロガーなので、この場所で発表しようと思っています。皆さん、楽しみに(?)お待ちください。

    と、思っていたら、hiroeさんから僕の仮説を裏付けるようなYouTubeに関するコメントをいただきました。まさにそういうことですね。いろいろな点でYouTubeがホテル業にとって最重要なメディアになって、企業と素人、メディアが入り乱れてエコシステムが構築されている様子が(仮説ではありますが)理解できました。

    どうでもいい話で脱線をひとつ。マリオットのあるあべのハルカスの17階にファミマ(正確にはファミマ!)がありますが、日本で一番景色のいいイートインなのではないかと思います(もっといいところがあったら教えてください)。

  23. 今朝(4/7)の朝のNHKニュースで星野リゾート界 仙石原での現場での入社初日を中継してましたね。
    このようなマーケティング戦略が、一般にはアピールできるんでしょうね。
    たいしたものだと思いますよ。
    化けの皮が(あるのかないのか)剝がれなければいいのでしょうが。

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