圏央道開通が可能にした日帰りツアー

エクシブのルームチャージ値上げを気にして早めに帰宅したが、残念ながら我が家にはまだその通知が届いていない。というわけで、今日はつなぎにしょうもない話をしようと思う。

昨年、圏央道が部分開通して、中央道と関越道がつながった。このことで、一部の人々が歓喜したらしい。僕はまったく知らなかったが、高速道路を降りずにぐるっと大きな「ループ走行」をして、わずか1区間の料金を支払うだけでひらすら何百キロも走るという趣味を持つ人々がいるのだ。

ドライブ好きならまだしも、そんなことをして何が楽しいのか、という気もするのだが、圏央道によって可能になった「中央道 – 関越道 – 上信越道」による約470キロのループは一般の人にも注目に値するものとしてひそかな人気を集めている。以下の地図のブルーのラインが高速道路。そのループが見えてくるだろうか。

大きな地図で見る

何しろスキーができて温泉に入れるのだ。スキーに行くと思えば、往復で500キロを切るなら日帰りレジャーとしても現実的なレベルだ。もちろん僕は未体験なのだが、ここでシミュレーションしてみよう。

スタートは中央道、八王子ICである。ここから高速に乗るとすぐに八王子JCTで圏央道に進む。圏央道を鶴ヶ島JCTまで進むと、関越道に接続だ。関越道をしばらく走ると藤岡JCTから上信越道に入る。軽井沢を越えると今日の第一の目的地、佐久平PAだ。

以前にも紹介したここには、日本でもただ1つの高速道路直結スキー場「佐久スキーガーデンパラダ」がある。もちろん、高速道路を降りずに、パーキングエリアにクルマはとめたままである。八王子からここまでの走行距離は約170キロ、所要時間は2時間弱だ。

スキーを半日楽しんで、次の目的地は諏訪湖SAだ。上信越道を長野方面に進み、更埴JCTで長野道に接続。さらに岡谷JCTで再び中央道に戻る。するとすぐに第二の目的地、諏訪湖SA(上り線)である。諏訪湖を見下ろす眺望のいいSAとして人気がある。パラダからは約130キロ、所要時間は1時間半ほど。

このSAは「眺望」「食事」「温泉」と三拍子そろったSAで、さまざまな信州グルメが楽しめるほか、小規模ながら諏訪湖や八ヶ岳を一望できる展望風呂を備えた温泉が楽しめる。

(公式サイト)諏訪湖サービスエリア(上り線) | 中央自動車道

ここで夕暮れの景色を十分に堪能したら帰路に着こう。相模湖ICまではさらに130キロ、90分の道のりだ。相模湖インターで降りると、ここではじめて高速料金を支払うことになる。料金は普通車で650円だ。時間帯によってはETCの通勤割引がきくから350円で済む。ループを大回りしたが、料金としては八王子から相模湖までの20キロ弱を走ったに過ぎないという判定になる。

こう考えてみると、パラダでスキーを楽しんで、諏訪湖と八ヶ岳のパノラマを楽しみながらの温泉と夕食、というなんともしゃれたコースができあがった。僕はちょっとパラダは勘弁してほしい感じなのでやることはないと思いますが、誰かトライしてみませんか。今のところ、料金所で進行方向を判別する方法はないそうです。

4 comments

  1. resortboyさん、こんにちは。
    中部地区にも高速道路のループがありますが、距離はそれほど長くありません。
    しかし改めて地図を見てみると、全国には色々な高速道路のループがありそうですね。

  2. ひとつ疑問が。

    圏央道が開通したときに、圏央道をETCで通行すると、20ポイントだったかプレゼントする・・・
    と言うものがあったのですが、高速道路上にところどころETCセンサーがあるようです。
    圏央道の通過も対象とあったため、それしか考えられません。

    首都高利用者だと分かると思うんですが、
    例えば、4号線外苑からETCで通行すると、中央道に向けて高井戸を通過した時点で突然
    「支払い料金は-100円です」(ETCによる100円キャッシュバックキャンペーンのためですが)とETCがしゃべります。
    通過時に気をつけてみると、ETCのセンサーがありました。

    もし、ETCが何も反応せず、このセンサーを逆手に取れば、走行経路を特定できる可能性があります。
    誰か、「ETCで大回りできた方」が出てくれるとうれしいのですが・・・

    私は、ETCが付いてますが、安全のため、実際には料金所で
    通行権を受け取るでしょう・・・

    あまり公にすると、中日本高速道路が予防線張ったりして(^^;;;

  3. A3さん、こんばんは。各高速道路会社はこの問題については当然把握しているでしょうね。後はシステム費、設備費の投資が見合うかどうか、ということだと思います。こうしたループ走行は、圏央道開通とともにずいぶん情報として広まったようですから。

    上のコメントでご紹介したまとめサイトには、いろいろと成功事例が出ています。僕が記事にしたプランも今現在は有効なようです。

    なお現在も、本線上やSA出口などに「ETCカード未挿入お知らせアンテナ」というものがあります。ETCカードが入っていないと、車載機より警告が流れるというのが表向きの存在理由ですが、実際にはカードが入っていると、通過の際にその情報がカードに書き込まれているんだそうです。

    タダに近いループ走行が有効なのも、もうそんなに長くないでしょうね。実際にやるかどうかは別として、一種のファンタジーとしてとても面白いと思い、ご紹介した次第です。

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