僕がリゾート会員権というものを知ったのは2003年のことだけれど、その当時と状況が違うと感じるのは、新興の格安ホテルチェーンがいくつか登場していることである。今日はその1つ「四季倶楽部」を紹介しよう。
四季倶楽部は三菱地所の社内ベンチャー事業として誕生した「四季リゾーツ」が運営するホテルチェーン。現在、直営21施設、提携89施設（国内86施設 / 海外3施設）となかなかのラインナップとなっている。
四季倶楽部の特徴は2つ。1つ目は、1年中いつでも1泊朝食付きで5,250円というフラットレートである。添い寝の幼児を除けば、大人も子どももこの価格である。人数による料金差も一切ない。夕食は大人3,150円、子ども2,100円程度で宿で用意されるし、外食でも構わない。
2つ目の特徴は施設の調達方法。直営施設は企業の保養所を借り上げて運営している。だからどこも数室～十数室程度のこじんまりとしたホテルとなっている。バブル期に企画され、その後の景気後退で「お荷物」になってしまったような大手企業の豪華保養所が、四季倶楽部の「供給元」となっているのだ。
同種のビジネスモデルは、リゾートソリューションの「R＆Sホテル」や、東急リゾートサービスの「リフレッツ倶楽部」などで見られ、リゾート好きのリピーターにとっては、無視できない一大勢力になりつつある。
正直、この値段ならエクシブよりも安いし、「倶楽部」といっても会員制ではないから一切の固定費はかからない。予約さえ取れれば年間の宿泊制限なども存在しない。
リゾート会員権を「安く旅行するための手段」ととらえるならば、四季倶楽部のような「保養所プロバイダー」の存在によって、すでにその存在意義を失いかけている会員制リゾートクラブが出てきはじめた。
写真は蓼科にある四季倶楽部の直営施設「蓼科エトワール」。エクシブ蓼科から車で5分程度。お店でいうとイタリア料理の「マンジャタント」や蕎麦の「しもさか」の近くであり、なかなかよいロケーションだ。森の中の別荘地にひっそりとたたずんでおり、和室8室、和洋室1室という規模から、ゆったりと楽しめそうだ。
エクシブに飽きたら、こんなホテルを利用してみるのもよいだろう。エクシブにはない何かが見つかるような気がする。
私も友人に連れられて、同じような雰囲気のホテル（おそらく企業の役員用保養所ではないかと思います）に宿泊したことがあります。確かに「ひっそり感」などエクシブでは味わうことのない感覚を楽しむことができました。
そうは言いつつ、あと5時間もしたら、鳥羽で3泊、八瀬で2泊の旅行に出掛けます（笑）。ただ、八瀬のＳタイプのバスルームは、寝室と2枚のドアでつながっているので、朝に家族が風呂に入っていると、湯音が喧しいんですよね。結構気になります。
ちなみに、リゾートトラストの株を買いました。食事の割引券が3枚もらえるように買ったつもりですが、どうなんでしょうか。今後とも株を少しづつ買い足していこうかと思います。
ドクターさん、今頃は鳥羽のいい温泉をお楽しみですね。白浜には行ったことがありませんが、鳥羽を別格とすると、エクシブの温泉の泉質は今ひとつですね。都会もすっかり秋めいてきて、温泉が恋しくなってきました。
RESORT BOYさん 今日はルームサービスで夜食に太巻き寿司をとりました。普通なら太巻き寿司は嫌いですが、ここのはなかなか美味しいので夜食にピッタリでオススメです。また夕食はRESORT BOYさんに倣って隠れ家的レストランを探しましたが、値段の割に味もイマイチでした（苦笑）。明日も挑戦しますが、あさっては素直に海幸にでも行きます。
ACAさんが書いていたように、「マンジャタント」で偶然お会いした後、この写真の蓼科エトワールに宿泊しました。＾＾
満室だったにもかかわらず、混雑とは無縁。
だって、部屋数がたったの9室ですから(笑)
小さな宿の良さ実感できます。
とても気に入ったし、ACAさんからも感想のせてねと言われたので、写真も多少とってるのに、まだ手付かず。。。(^_^;)
ドクターさん、鳥羽の海幸って、エクシブではめずらしく、ルームサービスが取れるんですよね。鳥羽の隠れ家レストラン、当たりが出たら教えてくださいね。
さーちゃん、こんにちは。すでに蓼科エトワールをご利用とは、さすがです。ここはたしかこの8月にオープンしたばかりだったかと思います。ぜひ感想など聞かせてください。
四季倶楽部は以前、2004年7月～2005年9月まで、同じ「蓼科エトワール」という名前で、エクシブ蓼科の向かい、今は「サンダンス・リゾート蓼科」になっているところで営業していましたね。
こうした「保養所プロバイダー」（これは僕が付けた名称なので一般的ではありません）は、エクシブのように室料の差額がありませんから、お子さんが大きくなられたご夫婦などにはニーズが大きいのではないでしょうか。家族旅行はエクシブ、ハイシーズンを外した合間の気ままな旅は保養所転用ホテル、という感じで。
そうした使い分けをすることで、エクシブはバージョンZを1口で十分、っていう考え方もありだなぁ、と最近考えているんです。