にわかにプリンスホテル的なものが恋しくなってしまい、高輪プリンスホテルにお花見に行ってきた。軽井沢を別格とすればプリンス発祥の地は高輪であり、この地を語らずしてリゾートホテルを語ることはできないであろう、と。
まずはこの建物の小史を。終戦後、GHQは14あった宮家(皇族の身分の保持を許された一家のこと)の多くを廃止してしまう。民間人となった旧皇族たちは、税負担のためやむなく土地資産を売り払うことに。そんな時、「由緒ある建築物を保存する」という条件付きでこうした土地を次々と買い漁ったのが、西武グループの創始者、堤康次郎であった。
西武鉄道に買収された竹田宮邸は1953年、「プリンスホテル」として開業し、その後、新館(現在の高輪プリンスホテル)、新高輪プリンスホテル、高輪プリンスホテルさくらタワーが開業し、今に至っている。旧竹田宮邸であるオリジナルの「高輪プリンスホテル」は改修・復元され、「高輪プリンスホテル貴賓館」として、結婚式場、宴会場として今も現役で使われている。
ところで高輪プリンスホテルは「さくらタワー」の名称からもわかるように、都心の桜の名所の1つである。こちらに昨日、3月28日の写真をまとめてあるので、どうぞご覧ください。これからお花見の方は、公式サイトをどうぞ。(2006 Spring)
こんばんは。
高輪プリンスの桜・・・お見事ですね。雰囲気を味わせて頂きありがとうございます。東京プリンスや赤坂プリンスの桜もきっと素晴らしいことでしょう。今年も花見には行けそうもありません。
私は今までプリンスの歴史をあまり考えていませんでした。
自分の中でプリンスホテルはレジャー目的でいかにもミーハー的な利用でしかなかったからです。しかし、こうやって歴史を教わると新しい発見があり、味が出てきますね。
毎年送られてくる菊華会の優待券・・・今年は無駄にしないで
使ってみようかなという気になってきました。
エクシブとかぶらない所を・・・(笑)
たろっぺさん、こんにちは。お花見写真はけっこう一生懸命に撮影したので、楽しんでいただけてよかったです。東京では今週末がお花見のラストチャンスかな、という感じですね。
プリンスとリゾートトラストには、何か共通点があるような気がしています。終戦によって宮家が手放した土地を買い漁った西武グループと、バブル崩壊で破綻したリゾートを次々と手に入れるリゾートトラストは、スケールこそぜんぜん違いますが、それぞれ歴史の要請で必然的に登場した企業のように、僕には思われます。そして、崩壊の苦難を迎えた西武グループのように、おそらく、リゾートトラストにも転機が訪れるに違いありません。
共有オーナーシップ、無期限、かつ相互の交換制度を前提とした今のエクシブ会員権には、必ず制度上のひずみが時とともに出てくると予感しています。お気楽な写真ブログだけじゃなくて、ちゃんとした企業研究も趣味の成果として残したいなと思ったりする今日この頃です。
ま、悲観的な話は誰も読みたくないかな~とも思いますが。少なくとも10年くらいは問題ないでしょうから、今のうちにせっせと利用したいと思います>エクシブ。
resortboyさん こんばんは。
最近はブログを見て思った事はコメントさせて頂くのが日課になりました(笑)おかげさまでリゾートに対する思いや楽しみ方など今までの自分自身と比べるとかなり変わってきたと思います。
エクシブ会員権に将来制度上のひずみが来るだろうとの話は
私も同感です。東京ベイコート倶楽部がそのあたりの鍵を握ってるのでないかと見ています。激戦区東京でのホテルのシェア争いの中で果たして会員制ホテルは勝ち組に入れるのだろうか・・・エクシブ会員とベイコート会員との利用規定の温度差
はどれくらいなのか・・・などなど傍観者の立場ですが色々と考えてしまいます。またハイメディックもしかりです。
そのシワ寄せが利用料金や食事料金、年会費等の値上げなどエクシブ会員に来なければいいのですが・・・
悲観的な話になってスイマセンでした。
今のうちにせっせと利用した方がいいかもですね(笑)
東京ベイコート倶楽部、リゾートトラストの1つの転機になることは間違いないでしょうね。TVではCMを流すなど(公式サイトで見れます)、営業にも力が入っていますね。うちにもバンバン電話がかかってきます。買ってしまおうかと一晩真剣に考えましたが、ファミリー向きではないし、利用コストが高いので断念。Lグレード以上なら交換利用も可能みたいなので、それでいいかな、という感じです。
というわけで僕もベイコートに関しては傍観者ですが、ぜひとも大成功して、古び、滅び行く初期エクシブの営繕費の穴を埋めてもらいたいと思っています。
僕が将来的に心配しているのは、むしろ初期のエクシブの老朽化によって発生する問題です。30年後に、築50年近い鳥羽や伊豆はどうなってしまうのだろう、とか、取り壊されたらオーナーの権利はどう変わるのだろうか、とか、興味は尽きません。おっと、長くなりそうなので、この辺で。