エアライン イン タイペイ 宿泊レビュー

というわけで、エアライン イン タイペイ(Airline Inn Taipei)にチェックインしました。写真のようなお部屋に泊まったのですが、どうしてこのホテルに僕が興味を持ったのかについて、少し脱線しますが先に説明します。

(前回の記事も併せてどうぞ)resortboy's blog – 台北初日は寝るだけ。立地抜群の格安ホテルへ

僕は数年前に自分で設計に関わって都内にアパートを建て、副業としてオーナー業をしています。都内のアパートですからどうしても狭小な間取りになるわけですが、それでもできるだけ快適に暮してもらいたいといろいろと間取りの研究をしました。その作業の中で出会った間取りに、衝撃的というか、ちょっと「?」なものがありました。

以下の物件です。リンク先を見ていただければわかりますが、玄関を入るとすぐ浴室があります。

BRINDILLE中野坂上【ブランディーユ中野坂上】 | デザイナーズ、おしゃれな賃貸【東京デザイナーズ生活】

狭いスペースを有効活用するための策だと思うのですが、これを見て僕は「どうして逆さまにしないのだろう」と思ったものです。つまり、玄関を入ってすぐ水回りにするのではなくて、窓のある面をお風呂にすればいいのじゃないか、と思ったのです。

これには法令上の制約(居室には必ず窓が必要)などもあるのだと思うのですが、エアラインインの間取りはまさに自分が思ったそれでした。お部屋に入るとまずデスクスペースがあり、続いてベッドエリア、そして窓際にバスルームがあります。いちばんいい場所にバスルームを持ってきているわけで、これは面白いなと思い、ぜひ一度泊まってみたいなと思いました。

前振りが長くなりましたが、宿泊レビューです。まずは宿泊した7階フロアの平面図です。

このようにお部屋の形はバラバラで、いろいろなタイプのお部屋があります。僕が泊まったのは703号室で、入口側が狭く、奥が広いタイプです。向きの関係で窓の外はすぐ隣の建物(別のホテル)でしたので、眺望はありません。

部屋に入るとすぐデスクスペース。この踏み込みは結構広いので、ここでスーツケースを広げたりといったことも可能です。

インターネットはWiFiが無料で用意されていますが、優先接続もできるようでした。デスク前には大型テレビへの各種インタフェースが用意されていて、またコンセントはユニバーサルタイプで、なかなか考えて作られているという印象です。

お水は2本無料で、コーヒー類も無料で用意されています。ミニバーはありませんが、冷蔵庫にはコカコーラとスプライトが冷えていて、これは無料で飲めます。

ベッドエリアとの間には、飛行機をモチーフにしたというか、むしろ映画館の椅子みたいな感じですが、こんなチェアが用意されています。

これは結構座り心地がよかったです。カップホルダーも地味に便利でした。

肝心のベッドエリアですが、上記のデスクエリアと区分されていて、2人でバラバラに過ごすこともできて快適でした。このお部屋はベッドエリアから先が幅広になるタイプなので、ベッドにいると意外に広々とした印象があります。

テレビチャンネルはいったいいくつあるのかわからないくらい沢山あって、さすがはケーブルテレビ大国だなと思いました。また、こちらのピローにあるようなホテルのロゴが至るところにプリントしてあって、テーマホテルとしての気合いのようなものを感じます。

ベッドの間のパネルには、航空機風のスイッチがあるのですが、ちょっと対応がわかりづらかったですね。

最後に窓際にあるバスルームです。窓はバスルームの中にあるのですが、すりガラスで光が居室側にも入るようになっています。

バスルームに入るととっても広々としているのですが、バスタブはありません。窓が気になると思いますが、マジックミラーになっていて、外からは見えませんし、カーテンも下ろせます。

シャワーブースだけですが、ハンドシャワーとレインシャワーの両方あって、わりといい感じでした。シャンプー・リンス類は壁付けのポンプです。また、トイレはウォシュレットでないのが残念。

ベイシン周りはそれなりにおしゃれに作ってありますが、あまり使い勝手はよくありません。ただ、パウダースペースに余裕があるのはよいことだと思いました。

細かなツッコミどころはあるものの、コンセプトホテルとしての統一感には満足で、またそれを差し引いてもよくできたお部屋だと思いました。それに税サ込みで日本円で7,000円を切る価格で泊まれました。まったく不満はなく、立地も最高で、満足としか言いようがありません。

ビジネスホテルですから特段のサービスはありませんでしたが(朝食の提供すらありません)、チェックイン対応してくれた男性スタッフはとてもクリーンな英語を話す方でした。日本語OKという情報もありましたが、日本語を話すスタッフは見かけませんでした。

バスタブがないし、お部屋でゆっくりするタイプのホテルではないので、自分にとっては連泊は厳しいですが、到着日や出発前日のショートリリーフには、コスパから言ってこれ以上のホテルはなかなかないのではないかと思います。

1 comment

  1. 台湾では、窓のないホテルに泊まったことが何度かあります。
    http://4travel.jp/os_qa_each-51235.html

    要するに、日本では建築基準法は、人が長い時間過ごすと想定される部屋を「居室」とし、居室には、採光が確保できる窓の面積(=有効採光面積)を部屋の床面積の1/7以上設けなければならないことになっていますが、

    海外ではそういった規制がないので、こういうホテルに出くわすこともあるという話です。

    もっとも、日本でもファーストキャビンとかのカプセルホテルに泊まることに抵抗がなければ、
    窓はおろか、カギがかけられなくても、どおってことはなくなりますよ。

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