2018年の台北旅行では、ホテル選びの際に「ミシュランガイド台北」を参考にして予約をしました。2018年版ミシュランガイドには、星付きホテル25軒が掲載されていますので、そのリストを見ながら、個人的な印象についてまとめてみます。
ミシュランガイドでは、「パビリオンマーク」の数(1から5まで)によって、ホテルの快適さとサービスのレベルが示されています。1から5までのレベルは、以下の意味であると定義されています。
5パビリオン 豪華で最高級
4パビリオン 最上級の快適さ
3パビリオン 非常に快適
2パビリオン 快適
1パビリオン 適度な快適さ
さらに、各レベルで「施設の外観や内装、レイアウト、おもてなしとサービスが特に快適なホテル」について、パビリオンのマークが赤で示されることになっています。
お急ぎの方に最初に結論を言うと、いま台北で最もイケていると評価されているホテルは、冒頭の写真にある「エスリテホテル(誠品行旅)」です。このホテルはすでに何度も記事に出てきている誠品書店がやっているホテルで、ミシュランでは3パビリオン(黒)にカテゴライズされています。場所が気に入らずに宿泊はしませんでしたが、行ってきましたので、また別の記事で紹介したいと思います。
というわけで、以下が2018年ミシュランガイド台北の推薦ホテル一覧(25ホテル)です。まずは4パビリオン以上のホテルを。
5パビリオン(赤)
マンダリンオリエンタル
5パビリオン(黒)
シャングリ・ラ ファーイースタンプラザホテル
4パビリオン(赤)
グランドメイフルホテル
オークラプレステージ
4パビリオン(黒)
グランドハイアット
コートヤードバイマリオット
ルメリディアン
Wホテル
シェラトングランド台北ホテル
ザ・シャーウッドタイペイ
リージェントタイペイ
だいたい値段順になっていると思いますが、4パビリオン(赤)以上は、個人的には値段が高すぎて利用する気になれませんでした。4パビリオン(黒)になると日本のホテルのことを思えばかなり安く感じるので、検討の視野に入っていました。
4パビリオン(黒)ではマリオット(SPG)系が強くて、日本未上陸のWホテルを筆頭に、コートヤードやメリディアン、シェラトンがここに入っています。ですから、順当にはこの辺から選んで、手持ちのステータスを活かすのがよいと思います。
ステータスのない場合には、リージェントがよいと思います。場所も便利だし、ホテルの格式も申し分ありません。こちらはリージェントのロビーの様子。
シャーウッドはこのカテゴリーとしては飛び抜けて安いですけれども、松山空港を使うのでなければ場所が悪いと思います。
結局、自分は3パビリオン以下のリーズナブルなホテルにしてしまいました。というわけで、下位のリストです(下位とはいえ、高級ホテルと言って差し支えないと思いますが)。
3パビリオン(黒)
エスリテホテル
ハンブルハウス
日勝生加賀屋
パレ.デ.シン
ロイヤル ニッコー
マリオットホテル
2パビリオン(赤)
Sホテル
ヴィラ32
2パビリオン(黒)
ホテルエクラット
レスイーツ台北チンチェン
マディソンホテル
ミラマーガーデン
1パビリオン(黒)
ホームホテル信義
ホームホテル大安
手持ちのステイタスを使いたいですから、Preferred Hotel Groupに入っている「パレ.デ.シン」と、One Harmonyの「ロイヤル ニッコー」で検討して、今回はロイヤル ニッコーを使いました。
まぁ面白くはないんですが、場所は最高に便利だし、日系ホテルの安心感は馬鹿になりません。またステータスを活かして、希望通りにアップグレードしてくれてスイートに泊まれたので、大変満足でした。
また、1~2パビリオンにはいわゆるブティック系の「小規模でイケてる」ホテルがラインナップされていましたので、その中から2パビリオン(黒)の「マディソンホテル」を選びました。
写真はマディソンホテルのバーです。アッパー系ビジネスホテルで成功したホテルコッツィの上位ブランドで、日本にはまだあまりないタイプのホテルですが、こうした小規模で洒落た、居心地のよさにフォーカスしたホテルが、日本でもこれから確実に「来る」と思います。
というわけで、遅々として話が進みませんが、台北のホテルシーンを日本と対比しながらぼちぼち記事化していこうと思っています。
私の定宿はシャーウッド(西華飯店)です。部屋も広く清潔でresortboyさんが書かれている通り羽田からの直行便が飛んでいる松山機場からは徒歩圏内です。
またホテルの前には鼎泰豊に決して引けを取らぬ杭州小籠湯包があり、またホテル前のバス停(西華飯店)からバス(民生幹線)を使えばサニーヒルズ(パイナップルケーキ)、蘇杭点心店、小上海、双連〇仔湯(餅)、氷讃(マンゴーかき氷)、古早味豆花などのB級グルメの名店にも直行できます。
ただ今月の台北旅行では楽天トラベルでお得なプランがあったことからオークラに3泊、リージェントに1泊しましたが両者の比較ではハードソフト両面でオークラに軍配が上がると思います(ただオークラにはラウンジがないのが残念)。
ちなみにオークラとリージェントの中間に位置する(ともに中山北路)ロイヤルニッコーの3階にある明宮で昼に供される飲茶は台湾では1,2を争う質だと思いますがOne Harmonyの会員証を提示すれば1割引きで利用できます。
最後に同じ中山北路にある台北戯棚(タイペイアイ)では毎週月、水、金、土曜日の夜に京劇や台湾の伝統人形劇を上演しています。日本語の字幕も出ますので十分楽しめると思います。
上記でちょっと出てくるリージェントですが、IHGが昨年買収していまして、2019年の2月1日からはIHG Rewards Clubにも加盟することになりました。まだどんなベネフィットがあるのか詳細は不明ですが…。
IHGのホテルとしてかっちょいい予約サイトもできていましたのでご紹介します。
台北のラグジュアリーホテル | リージェント 台北