エクシブと一般ホテルを併用するスタイルの僕にとって、使い勝手にかなり影響を及ぼすのがキャンセルポリシーです。総じてエクシブは使いやすいし、サンメンバーズは使いにくい。東急は7月から改悪。ビジネスホテルでは当日キャンセルOKなところもあり、気が楽です。今日は各施設のルールを整理し、その違いを見ていきます。
サンメンバーズ vs エクシブ
まずリゾートトラストの中で、サンメンバーズとエクシブとで比較します。
サンメンバーズホテルの通常期は、宿泊日の7日前以降にキャンセルするとルームチャージの全額(利用実費)が取消料として発生します。夕食を予約している場合は、前々日からさらに追加のキャンセル料がかかります。古いリゾートクラブらしく、非常に厳しいキャンセル規定です。
(公式)サンメンバーズメンバー様|ホテルご利用のご案内|ホテル|リゾートトラストグループ サービスサイト
年末年始や夏休みなどの特別営業期間ではこれが前倒しになり、14日前からキャンセル料が発生します。しかもこの期間は予約の対象が1泊2食が基本になるため、取消料の額も大きくなる傾向です。連泊の場合に全泊分がキャンセル料の対象となるのも厳しいです。
一方、エクシブをエクシブ権利で利用する場合は、かなり寛容です。カレンダーがゴールドとレッドの日に限り、宿泊3日前の17時以降にルームチャージの50%、当日から100%のキャンセル料が発生します。
(公式)エクシブオーナー様|ホテルご利用のご案内|ホテル|リゾートトラストグループ サービスサイト
ホワイトやブルーの平日なら、いつキャンセルしてもキャンセル料が不要です。エクシブの平日利用は、キャンセルの観点では極めて寛容なシステムといえます。
また昔と違って今のエクシブは、キャンセルしても権利消化についてペナルティがありません。占有日は原則的にスペースバンクへ自動返却され、日にちが過ぎてしまった占有日はフローティング権利として年内に再利用できます。サンメンバーズもチケット制のため未使用チケットは手元に残ります。
一方、エクシブ施設をサンメンバーズ権利(いわゆるバージョンチケットを含む)で利用する場合は、サンメンバーズのキャンセルルールが適用されます。僕はバージョン会員なのでサンメンバーズ宿泊券が年10枚発行されますが、この取消料が理由でエクシブにおいては利用していません。
東急ハーヴェストクラブ
東急ハーヴェストクラブ2026年7月1日宿泊分から、キャンセル料の発生タイミングが3日前まで無料(2日前から発生)から、8日前まで無料(7日前から有料)へとかなり前倒しに変更されます。
(公式)2026年7月1日ご宿泊分よりキャンセル料改定について│お知らせ│東急ハーヴェストクラブ -TOKYU Harvest Club-
取消料の料率自体は変わらず(2日前〜前日3,000円/室、当日6,000円/室など。VIALA施設では20%と80%)、金額としては低めに抑えられていますが、キャンセル有料期間が大幅に延長されるこの改定は、使い勝手に影響を及ぼすタイプの改悪と言えます。
一般リゾート・シティホテル:星野・プリンス・グランドニッコー
次に、一般のリゾートホテルについて、基本ルールを見ていきます。これら一般ホテルは、代理店経由で販売されることも多く、宿泊予約ごとにさまざまなルールがあるのが普通です。ここでは公式サイトでの基本ルールだけを取り扱います。
星野リゾートでは「FleBOL」という、キャンセル耐性を高くした仕組みを導入しはじめました。同社はかつて、厳しいキャンセル料徴収で知られていましたが、現在はその姿勢を改めつつあるようです。
FleBOLでは、宿泊40日前からキャンセル料(10%)が発生します。料率は低めですが、拘束期間が非常に長い点が特徴です。7日前からは30%となります。また、予約後24時間以内のキャンセルは免除される救済策があります。
僕が使いそうな別のところも見てみます。プリンスホテルとグランドニッコー東京 台場は、ともに宿泊約款に取消料を記載するオーセンティックな構造です。前日まで完全無料、前日20%、当日80%というのが個人予約の基本条件です。対象もあくまで室料のみで明快です。
ビジネスホテル:東横INN
取消料に関してもっともフレキシブルなのはビジネスホテルです。例えば東横INNは当日12時まで無料、12時以降は100%という極めてシンプルかつ寛容なポリシーです。直前でも次の客が見込めるビジネスホテルならではの設計ですが、当日まで無料というルールは現代の旅行者にとって最もストレスのない形です。
まとめ:キャンセル無料期間の長さで並べると
| ホテル・施設 | キャンセル無料の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ビジネスホテル(東横INN) | 当日12時まで | 以前は16時だった |
| シティホテル(プリンス、グランドニッコー) | 前日まで | 基本条件 |
| エクシブ(ホワイト・ブルー日) | いつでも無料 | 平日。権利は戻る |
| エクシブ(ゴールド・レッド日) | 4日前まで | 3日前17時から50% |
| 東急ハーヴェスト | 8日前まで | 7月以降の場合。固定額中心 |
| 星野リゾート(FleBOL) | 41日前まで | 40日前から10% |
| サンメンバーズ(通常期) | 8日前まで | 7日前から室料全額 |
| サンメンバーズ(特別期) | 15日前まで | 14日前から10%(1泊2食) |
エクシブは平日(ホワイトやブルー)に限れば最高水準の柔軟性があり、使いやすいシステムです。一方でサンメンバーズは50年来の設計を引きずっており、通常期でも「7日前から全額」という条件は現代の感覚では相当厳しいです。

ベイコート倶楽部のキャンセルポリシーというか権利消化規則も4月1日から変更になっています。
このお知らせは、サイトにログインしてみられる「お知らせ」(2月3日付)に出ています。
変更前:前日の17時までのキャンセル・変更⇒使用した権利はフローティングのみ使用可能権利として戻る
17時以降のキャンセル・変更⇒権利は消化し、キャンセル料がかかる
変更後:前日17時までのキャンセル・変更⇒使用した権利は元に戻る
17時以降のキャンセル・変更⇒使用した権利は元に戻る(キャンセル料はかかる)
これでエクシブとあまり変わらなくなり、使いやすくなりました。前に一度知らずに変更した時、別の権利での予約になって、前のがフローティングになってしまうと言われて焦りました。(その時は「知らなかった」ということで何とか免除してもらえましたが)
ポイントバケーションリロはさらに厳しくて、宿泊予定日から3週間を切ってのキャンセルはペナルティ対象です。
皆さんこんにちは。キャンセル料はなかなか深いですね。だって、リゾートトラスト(エクシブ)の場合は、権利を使う以上はその日は「仮想的に自分の所有=タイムシェア」ということになって、キャンセル料がかからないというのが当初のルールでしたし、その方が筋が通ります。
権利を消化する代わりにベッドリネンなどの利用料(ルームチャージ)は使っていない以上ゼロ(キャンセル料なし)ということでいいと思うのですが、だんだんと権利について同社が「薄めていった」結果、リゾートトラストの会員権を普通のホテルとして見ると、結構使いやすい、という結果になっています。
よく考えるとおかしな話なんですけどね。
おかしな話という点では、まさひろさんご指摘のリロもそうですね。まるで「キャンセルは悪」のようになっていて、会員制は普通のホテルと逆向きに使いにくくして当然、といわんばかりの内容です。
会員制は、どちらかというと会員が損をするように、だんだんと制度が変化してきました。それで破綻を先延ばしにしているのであれば、損とばかりはいい切れませんが、まぁ「変わった趣味」を持ってしまったので仕方ない、と考えることにいたしましょう。
リゾートボーイさんの
「会員制は、どちらかというと会員が損をするように、だんだんと制度が変化してきました。・・・まぁ「変わった趣味」を持ってしまったので仕方ない、と考えることにいたしましょう。」
とのお言葉に、思わず吹いてしまいました(≧∀≦)。
会員制リゾートクラブを、そのように達観して使えば、ストレスが減るというわけですね〜。