当初はごく一部のオールドエクシブで展開されていた素泊まりOKの「チル旅プラン」。1年ほど前に登場した時にこのプランについて取り上げましたが、当初はスタンダードグレード限定だったこのプランが、今やなし崩し的にラージグレードまで広がり、そして浜名湖などの(比較的)新しい施設にまで設定を拡大しています。
今日はラージグレードの利用に絞って話をしてみます。現在の対象施設は以下の通りです。
エクシブ山中湖(本館)、軽井沢(本館)、蓼科、初島クラブ、鳥羽(本館/アネックス)、琵琶湖、白浜(本館/アネックス)、浜名湖、鳴門(本館)。以上11ホテルです。
淡路島はチル旅プランが設定されておらず、また伊豆はスタンダードだけの設定です(ラージ以上が少ない)。
(公式)対象期間:2026年5~6月<Web予約・客室グレード限定>チル旅プラン|おすすめ情報|ホテル|リゾートトラストグループ サービスサイト
大幅な割引
チル旅プランはタイムセールのように予約期間が決まっています。詳しくは公式ページで見てください。現在は6月30日までの宿泊が予約期間です。多くの施設で土曜日も含めて利用が可能ですが、山中湖、軽井沢、浜名湖、鳴門に関しては土曜日が設定外で、蓼科は6月のみ土曜日が設定外です。
価格を公式サイトから引用します(スタンダードも入っていますがあしからず。なお、初島クラブについてはラージグレードがスタンダードの料金で利用できることになっています)。
僕は今回、このチル旅プランのラージグレードへの導入を期に、正規ルームチャージとの比較表を作成してみました。それはけっこう長大なものでわかりづらいのでここでご紹介しませんが、けっこうな割引率です。
チル旅プランの特徴である、平日利用の金券(3,000円)分を考慮に入れると、初島クラブは少なくとも64%オフになりますし、白浜アネックスでも43%引きになります。
人数が増えるほど室料は安くなる
また、普通に考えたらおかしな現象も見られます。それは人数が増えるほど全体の室料が下がるという、一般のホテルではありえない逆転現象です。
鳥羽や白浜では、2人か3人で利用すると15,000円なのが、4人利用だと14,000円になります。
また山中湖・軽井沢などでは、2人で17,000円、3人で16,500円、4人で16,000円とだんだん安くなります。
なぜ、こんな不思議なプライシングが行われているのでしょうか? 僕はその意図をけっこう深く考察してみて、一定の結論を得たのですが、それはここでは書けないので、今日はとば口のところだけ指摘しておきたいと思います。
こうなった理由は、明確に「単価ありき」のプライシング構造を取る必要があったからです。
パーソンチャージへの解体
もう一度、チル旅プランの価格表を掲出します。
この不思議な現象は、このプランが「室料からの逆算」ではないことを示しています。むしろ狙いは「お得感のある1人あたりのキリの良い単価」を提示することであって、その結果、おかしなことが起きたのです。
単価設定は、スタンダードの最も安い2,500円に始まり、3,000円、3,500円、4,000円、5,000円、5,500円と小刻みに設定されていきます。
これは保養所利用で幹事が同行者を誘う際に、酒場のプランを選択するのによく似た心理効果を得ます。シチュエーションとして慣れたコミュニケーションスタイルに寄せたのです。現実的には「1人4,000円で豪華なラージルームに泊まれるよ!」と誘うわけです。
このプランは、エクシブがルームチャージ体系であることを解体して、実態としてパーソンチャージを装うものとして、かなり注目に値するものです。かつてはガラ権のすべてがパーソンチャージであったからです(サンメンバーズを見てください)。
人数を増やしたい
ラージグレードがチル旅プランに解放されつつあるのは、独立した寝室があるなど、4人などのより多くの人数を収容するのに適しているからでしょう。そうすれば、いま並行して走っているブッフェへの誘導(キッズ割、老人割)との相性もよい。チル旅でも小学生無料をうたっていて、これが強い「のりしろ」として機能しています。
今や部屋の稼働率を上げるだけでなく、1室あたりの頭数を増やし、それらの食事をブッフェや丼(チル旅の食事は、このプラン専用の「丼もの」が推奨されています)などの、人手のいらない構造にシフトしようという目論見がよく理解できます。
明らかにリゾートでの「宴会需要」に近いものです。グループやファミリーを誘致するための、極めて実戦的な集客装置として評価できます。まさにリゾートトラストの生存戦略のコア・エンジンであると、僕は位置づけています。
つまりこのプランは、オールドエクシブを保養所化するために必要な、極めて優秀な「ユーザーインタフェースの変化」であると結論付けられます。


法人にスムーズに購入していって貰うには、
「会員制高級ホテルに
お1人様、たった2,500円〜でお泊まりになることが出来るんですよ。
社員の福利厚生施設にぴったりです。」
と言う売り文句が、欲しいのでしょうか?
せめて、既存の個人会員さんたちが、これ以上、うんざりしない様に、
オーナーサービス
メンバーズサービスは拡充して欲しいです。
少なくとも、全ベイコート倶楽部のカードキーによるラウンジ・サービスは、直ぐに実現して欲しいです。
倶楽部のオーナーになって良かった。と言える倶楽部であって欲しいです。
るるるさん、コメントありがとうございます。
現実問題として、現在のリゾートトラストの主戦場は福利厚生システムの販売であって、最新の決算資料でも、サンクチュアリコート金沢は85%、サンクチュアリコート淡路島は88%が法人です。
また、普通に生活していてYahoo!検索などしますと、以下のように「福利厚生」とはっきり広告が出てきます(東急リゾートが上に出ているのは金額を多く払ったからかな?)。
また、この記事で取り上げている「チル旅」にしても、見出しが「体験」なんですよね。会員は体験しないので、会員以外に向けたメッセージがメインになったんです。
このようにもう完全に時代が変わっているのですが、決してオーナーサービスは悪くないと思うので(ベイコートのことはわかりませんが…)、あとはこの状況を受け入れて淡々と利用していくしかないかな~という印象を持っています。
リゾートボーイさん、ありがとうございます。
ベイコート倶楽部の方は、館内オーナーカードが、未だに存在していないので・・・エクシブに比べると、オーナー(メンバー)サービスが、かなり落ちる感じはします。
なんとなく皆さん、予想が付いていたと思いますが、チル旅はタイムセールのスタイルから、実質的にいつでも予約できる定番商品となりました。
現在、2026年6月1日~ 9月29日までの予約期間で、8月(24日以降)と9月のチル旅を売っています(除外日はホテルによって違いがあります)。
それと、1人でも利用できるようになりました。平日なら1人1室7,000円(クーポン値引き後)からということです。
対象期間:2026年8~9月<Web予約・客室グレード限定>チル旅プラン|おすすめ情報|ホテル|リゾートトラストグループ サービスサイト
喜んでいいのか、よくわからない感じですね。
リゾートボーイさん
チル旅から「体験」の文字が消えましたね!
1人でも使えるようになったのは、オーナーが、サクッと1人でお泊まりに行くにも、使い勝手が良いかと思います(1人旅の時は、スタンダード等の小さなお部屋でも良いので。)。
個人オーナーとしては、
チル旅+食事付きプラン(館内クレジットがお食事代にも充てられるようなったのは本当に嬉しい!)と、オーナズステイを組み合わせて、クラシック・エクシブを、お得に、連泊する。
こんな使い方は、個人オーナーにとっても好ましいのではないでしょうか❣️