エクシブの快進撃はここからはじまる

今でこそ12のロケーションに18のホテルを擁するエクシブだが、その第一歩はエクシブ鳥羽からはじまった。エクシブ鳥羽本館のロビーには、ここがエクシブ発祥の地であることを示すモニュメントが誇らしげに飾られている。エクシブ鳥羽の開業は1987年であり、このモニュメントは10周年を記念して1997年に作られたものだ。

日銀の定義によれば「バブル経済」とは、1987~91年の5年間を指している。エクシブが産声をあげた1987年はまさにバブルのとば口であった。バブル経済に乗ってリゾートトラストは快進撃を続ける。

88年にエクシブ伊豆、89年にエクシブ白浜、90年にエクシブ軽井沢、91年にエクシブ鳥羽アネックス、92年にエクシブ淡路島、93年にはエクシブ白浜アネックスとエクシブ山中湖と、矢継ぎ早にエクシブをオープンしていく。

バブル経済崩壊の影響で、93年以降は97年のエクシブ琵琶湖までのブランクを強いられることになる。しかし、ここからが並の企業ではない。今度はその不況を味方に付けてしまうのだ。

99年開業のエクシブ蓼科は、大手企業が保養所用地として確保していた土地を不況で手放したことから実現した。その後のエクシブ鳴門、エクシブ初島クラブ、エクシブ浜名湖、エクシブ那須白河は、どれも破綻企業、破綻プロジェクトの再生物件だ。

バブルによって生まれ、バブル崩壊を踏み台にさらなる成長を続けるリゾートトラストという会社は、非常に興味深い企業であるが、不思議とその足跡を評価・検証しようという動きは少ない。スケールは違うが、西武グループや東急グループに関する書籍が大量に存在するのと比較すると、いささかさみしい感じである。ま、僕がこのブログで細々と続けるとするかな。(2006 Spring)

2 comments

  1. こんばんわ~ resortboy’sさん。
    鳥羽のカテゴリーが出来ましたね。 ひょっとしてこのGWに行かれました?
    私も終盤に行ってきました。
    海幸の式年遷宮特別会席が食べてみたくって・・・
    ある意味レアものかな?と思いまして頂きました。
    (20年に1回しか食べれない?)
    まさかですが隣に見えていたかも知れませんね。
    パターゴルフで男のお子さんと二人で回っていらしたの違いますよね? 単なる直感だけです(^^;
    違いますよね~ ごめんなさ~い!

  2. dionさんこんにちは。お察しのとおりですが、パターゴルフはしていません(^^; 温泉につかって、海を眺めながらビールを飲んで、志摩スペイン村に行ったくらいで。写真をたくさん撮ってきたので、このブログでもエクシブ鳥羽&アネックスの魅力をぼちぼち紹介していきます。

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