日航成田でウイズコロナ時代のお手本のようなブッフェ

ホテル日航成田でブッフェをいただいてきたのですが、これがウイズコロナ時代のお手本のような運営になっていたので紹介します。訪れたのは同ホテルのブッフェレストラン「セリーナ」です。

手指の消毒と検温をして入店。予約をしての4名での会食でしたが、案内されたテーブルは8人席でした。ジグザグに着席することで「密」を防ぐというわけですね。2名利用の場合は4人テーブルに並んで座るように会場がセットされており、テーブルの感覚も十分に取られていました。

Photo by resortboy

着席すると、テーブルにはこのようなセッティングがされています。

Photo by resortboy

右上はマスクを入れるためのホルダーで、その下は気になるところを拭うためのティッシュ。シルバー類以外で直接手に触れるものはビニールで梱包されて配布され、衛生的であることを示しています。

やや過剰な対応のように思われるかもしれませんが、感染拡大が収まっていない現段階でホテルが行う対応としては、非常にきっちりしていると感じました。ホテルによってレストラン運営の意識差が目立つ、この8月でしたね。

ブッフェレストランではありますが、冒頭の写真のようにブッフェ台は使われておらず、すべて席でオーダーする「オーダーバイキング」となっています。20種類程度のメニューから、好きなものをオーダーして席に運んでもらう、というもので、利用してのイメージとしては、オーダーバイキングというよりも「オーダーコース」というべきものでした。

コース料理は普通、特に選択肢のない、悪い言い方をすれば押し付けのセットで、選択の主要素は内容ではなくコース価格であるのが現実です。それをありがたがってきた時代はそれでよかったと思いますが、多様性を重んじる現代は、そればかりで済む時代ではなくなってきています。

そうしたホテルレストランの時代遅れな点への解決策が、苦境に陥ったブッフェからの回答として登場してきたとも言えるのが、このオーダーブッフェです。着席のまま、好きなペースで好きなものを好きなだけ食べられるというのは、ブッフェのよいところとコースのよいところを組み合わせた、新しいホテルレストランのスタンダードとなるかもしれない、という期待があります。

では、実際にいただいたものを見てみます。さすがに全部はいただいていませんが、主要メニューを紹介します。

最初に前菜のセットが自動的に運ばれてきます。

Photo by resortboy

右上から時計回りに、ビーツとキャベツのスムージー、オリヴィエサラダ、小海老のポキサラダ、夏野菜の梅肉和え。

ここから先はオーダー制です。一部は写真をコラージュでお見せします。

Photo by resortboy

右上から時計回りに、本日のスープ(冷製ポタージュ)、ワゴンサービスの飲茶、生ハムのシーザーサラダ、ローストポーク 茄子のトマトクリームソース。なお、飲茶のワゴンサービスは曜日限定で、本日のスープは冷・温の2種類がありました。

Photo by resortboy

右上から時計回りに、鯛の南蛮漬け、鶏の揚げ物 油淋鶏ソース、海老のマンゴーマヨネーズソース、カサゴと貝類のブイヤベースです。

ここまででも結構コース然としていますね。もう少し行きます。こちらは、鶏もものコンフィ 夏野菜添え。

Photo by resortboy

まぁなんというか、コース料理のメインそのものという感じです。もちろん、ブッフェですからいろいろな種類をいただけるように、量は少なめになっていますが、堂々たるプレゼンテーションだと思います。

こちらはオージービーフのサイコロステーキ おろしポン酢ソース。お肉のグレードはそこそこですが、サーロイン食べ放題は魅力です。

Photo by resortboy

締めに鮮魚の海鮮丼をいただきました。お料理はどれも手抜きのない印象で、とてもよい内容であったと思います。

Photo by resortboy

席数を絞っているのでスタッフも十分な数でご対応いただき、お料理が欲しいなと思うタイミングで声がけをいただいて追加を行い、食器も随時下げていただいていたので、実に快適なお食事でした。まさに「オーダーコース(食べ放題)」といった趣きです。

Photo by resortboy

このレストランは「カジュアル・リゾート・ダイニング」を標榜していて、大きく取られた窓から見えるお庭のグリーンが目に美しく、そのキャッチフレーズにふさわしい空間です。

お庭を眺めながらティータイム。というわけで、ここから別腹編に入ります(苦笑)。

デザートはワゴンサービスです。日替わりで4種類が提供されていました。説明を聞いた後、どれにしますか、と聞かれますが、答えは決まっています。

「では全種類いただきます」

Photo by resortboy

コーヒーや紅茶などのソフトドリンクだけは、自分でマシンまで取りに行く方式でした。そのときにはマスクをして席を立つというのがルールです。

今回はランチ利用でしたが、この「ワールドランチオーダーバイキング~世界の料理の祭典~」の料金はいかほどだと思いますか? 詳細は公式ページを見ていただきたいのですが、One Harmony会員価格は税サ込で3,040円、60才以上のシニア料金は2,800円です。

(公式)カジュアル・リゾート・ダイニング セリーナ|レストラン|ホテル日航成田

クルマの人がいたのでフリーフローにはしませんでしたが、スパークリングワインや一番搾り、赤白ワインを含むアルコールの飲み放題は、One Harmony会員価格で1,600円です。それに、よくある90分制などではありません。3時間たっぷり、楽しい会話とお食事を堪能しました。

ちょっとこのコスパを見せつけられると、僕の家の近所の竹芝とかお台場にあるホテルでブッフェをいただくのがばからしくなってしまいます。このレストラン、数年前から知ってはいて機会あるごとに利用していましたが、オーダー制になって激烈快適空間になってしまいました。こりゃ困ったな。

なお、写真は現在提供されている8月のランチメニューで、9月1日からは「ランチオーダーバイキング~イタリアン&チャイニーズダイニング~」に変わります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

😂 😍 🤣 😊 🙏 💕 😭 😘 👍 😅 👏 😁 🔥 💔 💖 😢 🤔 😆 🙄 💪 😉 👌 😔 😎 😇 🎉 😱 🌸 😋 💯 🙈 😒 🤭 👊 😊