「日本の景気は賃金が決める」という4月18日に出たばかりの新書のレビュー。タチバナ先生の書評だけでも興味深いデータが満載でとてもおもしろい。特に、以下のデータにはビックリ。
日本の相対的貧困率は14.9%で、先進国中、下から3番目だ。
次に子どものいる現役世帯を見ると、大人が2人以上(両親や祖父母と同居)の家庭の貧困率は10.5%と若干改善されるものの、大人が1人(そのほとんどが母子家庭)の貧困率はなんと58.7%、10世帯中6世帯が貧困線以下という惨状で、先進国のなかでも最悪だ。
驚くべきは、こうした悲惨な状況を日本国が意図的につくりだしていることだ。(中略)日本の子どもの相対的貧困率を調べると、所得再分配の前が12.4%なのに、所得を再分配すると13.7%に悪化してしまう。国家がなにもしない方が、子どもの貧困率は1.3%改善するのだ。
なぜこんな理不尽なことが起きるかというと、国民から徴収したお金を高齢者に優先的に配っているからだ。
