学院長です。実につらい事件が発生しました。
具体的な出題の間違いについては以下のPDFに詳しく記載されています。
■平成24年度都立小石川中等教育学校における入学者決定検査問題〔適性Ⅲの2問題2(2)〕について■
手っ取り早く知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
都立小石川中等教育学校で採点ミス、9名が追加合格に | リセマム (教育・受験、受験のニュース)
つらい思いをしているご家族があることを思うと、いたたまれない気持ちになります。ちなみに、上記記事によれば、ミスを指摘したのは日能研なんだそうです。
他の事例:お詫びの言葉(平成21年東京学芸大学附属世田谷中学校での事故)
この問題自体が悪問であるというのは同意します。まず第一に、この問題を見た私を含めた大人でも理解できる人はほとんどいないと思います。
さらに、「立方体を「1⇔2」、「A⇔B」、「ア⇔イ」など9個の立方体
を組にして入れ替える操作を行う。」
の例示だけで、「A⇔C」という1飛びの入れ替えが可能かどうかというのが不明ですしね。
やはり中学入試が高度になりすぎていることが問題です。
ひるがえって社会に出れば、三角関数すら使うことはなかったりします。
resortboyさん、こんばんは。
こういった事件は、よく大学受験でもおきますが、本当になくなって欲しいものです。
その人の人生を大きく変えますので。
それより驚いたのは、この間違いを起こした適正III 2の問題2の出来の悪さです。
なんと愚問なんでしょう。
最初は、「おっ、こんなことを小学生が証明できる論理問題はスゴイ」と思いました。
しかし、解答を見て強引過ぎなことにわかりました。
例えば、問題1(2)の「ちょうど6回の操作でどうやっても図3のようにならない理由を説明
しなさい」。
解答の最初の一文にあった「最短の操作がXXX、XXX、XXXの3回となる」に驚愕。
どこにも証明していないのに、これが前提で話を進めています。
しかも「3回で操作を行ったものを1回ずらすと、元に戻すのにさらに1回がかかる。だから、5回の操作、7回の操作、9回の操作でないと図3にならないから、6回の操作ではできません」という、最後の強引さもスゴイ。
この問題を小学生に解かせるなら、高々6回なのですべての通りを示すしかないでしょう。
ちなみに、このような間違った考えの作問者が、問題2(2)を作らせたら今回の解答のように間違えるでしょうね。