ジャンボクラブ、グランリゾートの施設リスト

前回の記事でグランリゾート(旧ジャンボクラブ)について書きましたところ、僕の同クラブへの理解が不足していて、ひとつ間違ったことを書いてしまいました。それはザ グランリゾート近江舞子の築年に関するものだったのですが、この施設は1976年に開業したホテルを一度閉館して、2007年に建て替えたものでした(その際に名称変更もしています)。

それでちょっと反省しまして、改めて調査しようと思っていたところに、古くからの会員さんからデータをご提供いただきました。今日は取りまとめて、それを便利に見られる形にしてお届けします。

ちなみに冒頭の写真は、今月訪問したザ グランリゾート エレガンテ軽井沢です。グランリゾートは計画的に閉館して運営費を抑えているようで、僕が訪れた日はまだハイシーズンでしたが閉館していて、外観のみの訪問となりました。

以下は、1980年のリクルートブック掲載の会社情報です。現在の社名はHESTA大倉、当時は大倉建設でしたが、当時、レジャー事業(会員権事業)にかなり注力していたようで、この広告では募集自体が「ジャンボクラブ」の名称で行われていました。

1973年のクラブ創立、1974年のホテル開業以降、そこから数年の1980年ですが、短期間に怒涛のごとく関西を中心に施設を開業していて、勢いがあったことがわかります。会員さんは毎月のようにワクワクしたことでしょう。

また、以下はガラ権連載で掲載したものの再掲ですが、2007年における同クラブの全体像です。

というわけで、閉業したものも含めた、ジャンボクラブの足跡リストです。直営の一般ホテルや、提携ホテルは含みません。

同社は現在、例の暗殺事件の関係の方が社長に就任されていて、以前とはかなり様子が異なっているようです。この件については僕の研究対象外となります。

2008年にグランリゾートにブランド変更した後も、旧ジャンボクラブの存続について会員さんからは評価を受けていたように認識していますが、残念なことに2020年からは「大倉クラブ&ホテルズ」となって運営システムがかなり変更になり、一般受け入れと料理方針の変更により、会員さんのメリットは削がれてしまった部分があるようです。

破綻なく存続している大型リゾートクラブの事例として、今後も注目していきたいと思います。

日本海若狭湾ガラ権街道をゆく

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