今日はクレジットカードの話をします。ちょっとした修行が必要な「無料ゴールドカード」という極めてニッチな世界がありまして、最初にバラしておきますと、「イオンゴールドカード」「セブンカード・プラス ゴールド」「エポスゴールドカード」の流通系の3つのゴールドカードが「日本三大無料ゴールドカード」とよく呼ばれています。
ですが、ここはホテル好きの集まるサイトですので、ちょっとラインナップを変えて、「日本三大無料ゴールドカード(仮)」と題して今日はそれぞれの特徴について、私的な視点からまとめてみます。
まず、無料ゴールドカードの最高峰は、TS CUBIC CARD(トヨタファイナンス)の「リゾートトラストカード」であるということにしておきたいと思います。
これはエクシブに入会していると、ゴールドカード年会費をリゾートトラストが負担してくれるというものです。このサイトだから「無料」にカテゴライズされるものの、一般には無料であるとは言えないし、ほとんど世の中では語られることのないニッチなカードと言えます。
なぜこのカードが「最高峰」なのか、というと、羽田空港で航空会社共用ラウンジが使えるからです。しかも、同伴者も1名まで無料です。TS3では家族カードが1枚無料で作れるので、家族で2枚のゴールドカードを作れば、4人でラウンジが使えます。
「ゴールドカードのラウンジはしょぼいから別にいいよ」と言わないでください。このカードで使えるのはいわゆるカードラウンジではなくて「航空会社共用ラウンジ」です。だから、ビジネスクラスのチケットでなくても、国際線の利用であれば、フリーフード、フリードリンク(アルコールを含む)が楽しめる、「いわゆる高級ラウンジ」を無料で使えるわけです。

羽田空港の場合、JALとANA、それにキャセイパシフィック航空が独自ラウンジを持っていて、それらと関係の深い航空会社もそれらを使うわけですが、その他大勢的な航空会社、具体的にはデルタ航空、チャイナ・エアライン、ガルーダ・インドネシア航空、その他いくつかの中国系エアラインは、「TIAT LOUNGE」「TIAT LOUNGE ANNEX」という共用ラウンジを使います。
TIATというのは「東京国際空港ターミナル株式会社」という、羽田空港の国際線旅客ターミナルビルを運営している会社です。冒頭の写真はTIAT LOUNGE ANNEXの入口で、すぐ上のお酒の写真もそうです。このラウンジがリゾートトラストカードで使えるのです。
(公式)ラウンジ・有料待合室・会議室 | 羽田空港国際線旅客ターミナル
そんなわけで、無料でビジネスクラス気分が味わえるゴールドカードとして、リゾートトラストカードをイチ推しとしたいと思います。特に、航空会社の上級会員ステータスを持っていない人にとっては、その世界をなんちゃって的に垣間見ることができるラウンジと言えます。
なお、リゾートトラストはMUFGカードでもプライベートな無料ゴールドカードを発行しています。こちらは家族カードが2人目以降も無料であるというメリットがあります。いずれも発行について詳しくは、ご自身の担当営業の方に問い合わせてみてください。
次に、無料ゴールドカードの第2位として、ラウンジつながりで、「イオンゴールドカードセレクト」を挙げたいと思います。このカードは「イオンカードセレクト」(年会費無料)という、イオン銀行のキャッシュカードと合体したクレジットカードで利用を重ねた上で、インビテーション(招待制)で発行されるカードです。
(公式)イオンゴールドカードセレクト |イオンカード|イオン銀行
晴れてゴールドカードに昇格すると、イオンの大型店に設置されている「イオンラウンジ」が使えます。1日1回30分の時間制ですが、無料でちょっとしたお菓子とドリンクサービス(コーヒー、紅茶、各種ソフトドリンク)が受けられ、お買い物時の休憩に便利に使えます。

ラウンジと言っても、雰囲気は非常に貧乏くさく、正直、このサイトにお集まりのハイソな方々には無理しておすすめするようなものではないかと(^_^;) それでも「無料ラウンジ」というのには抗し難い魅力があるのも事実ですよね。
まぁラウンジはおまけとしても、イオンゴールドカードセレクトでイオン銀行に口座を持っていると、実質的なメリットはとても大きいです。1つだけ紹介します。イオン銀行には「Myステージ」という、顧客優遇プラン、ホテルのステータスみたいなプログラムがあって、例によって自分はその一番上(プラチナ)を頑張ってキープしているんですね(笑)。
詳しくは公式サイトをご覧いただくとして、最大の特典は、普通預金金利がプラチナだと年0.15%(4月からの水準)になるんです。これは普通預金としては驚異的な金利と言ってよいと思います。わずかな金利をねらって無理して定期を組まなくてもよいという感じです。この金利に関しては、ゴールドカードのインビテーションとは独立しているので、ヒラのイオンカードセレクトでもメリットを享受できます。
最後に紹介するのは「エポスゴールドカード」です。マルイ(OIOI)系のエポスカードのゴールドカードで、申し込み制で年会費を払って取得することもできますが、年会費無料の「エポスカード」を先に作り、利用を重ねることでインビテーションを受けて取得すると、年会費無料でゴールドカードを維持することができます。
(公式)エポスゴールドカード|クレジットカードはエポスカード
以下の画面は、インビテーションを受けたときのエポスカードのアプリ画面です。エポッケというマスコットキャラクターがインビテーションしてくれました(笑)。

このカードには「エポスファミリーゴールド」という制度があって、ゴールド会員の家族からの紹介なら、年会費無料で家族がゴールドカードに申し込めます。家族カードとは違うので、別々の審査、別々の引き落としになります(そちらの方がいい場合も多いですよね)。
家族に紹介できるのは2親等以内で、自分を含めて最大11名までのグループを組んで1ポイント単位でポイントをシェアできます。
(公式)エポスファミリーゴールド|クレジットカードはエポスカード
エポスの特徴として、飲食店の優待をメインに、エンタメ系の優待サービスが充実していることが挙げられます。これは「赤いカードの丸井」時代からの伝統ですね。一例を挙げると、「東京 お台場 大江戸温泉物語」の入館料が、平日2,720円、土日2,936円、繁忙日3,044円のところ、一年中いつでも1,986円になります。1,000円ほども割引になるのはすごいと思います。
無料のゴールドカードは一般にポイント還元率が低いですが、エポスゴールドの場合は年間100万円利用で1.5%還元と、例外的に還元率の面でも魅力があるカードだと思います。
というわけで、このサイトをご覧の方向けの「偏った情報」として、「日本三大無料ゴールドカード(仮)」をご紹介しました。いわゆる普通のカードスペックについてはまったく触れていなくてゴメンね。

楽天カードが5月12日まで海外キャッシング利息、手数料を全額キャッシュバックキャンペーンを実施しています。ゴールデンウイークに海外旅行へ行かれる方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか?僕は3年間年会費無料の楽天プレミアムカードでエントリーしました。
私はTS3カードを知らず(一般的にはあまり知名度は高くありませんよね)MUFGカードを発行してもらっていましたが、このブログでTS3であれば羽田の共有ラウンジ(TIATラウンジ)が使えることを知り、リゾートトラストにお願いしてMUFGからTS3に切り替えてもらいました。
今週末、羽田から台北に向かいますのでTIATラウンジを利用したいと思っています。
皆さん、連休はいかがお過ごしですか? 自分は少々忙しくしており、なかなか更新できずすみません。
サッカー小僧さん、情報ありがとうございました。リンクを貼ろうと思いましたが、e-NAVI(カード会員メンバーズサイト)に入らないと見れない情報でしたので、楽天カードホルダーの方はチェックしてみてください。
ちなみに僕もサッカー小僧さんのおかげでプレミアンになりましたよ。その節はありがとうございました。
magoaiさん、情報役立てていただけたようでよかったです。
皆さん、こんにちは。時は流れて2020年9月28日です。
2日前にクレジットカードを題材に勉強会を行いました。その中で、この記事で触れているカード群についても話をしたのですが、「詳しくはブログ記事を読んでね」という感じですっ飛ばしてしまったので(まぁ個別の話はどうでもよくて、クレカ選びの考え方をお伝えしたかったので)、改めて記事のご紹介を兼ねて、コメントを追加しております。
それで、アフターコロナ時代に即して記事のアップデートを以下に少し書きます。
1)TS CUBIC CARDの「リゾートトラストカード」は、海外旅行が数年の間遠ざかっているので、三大カードの座から滑り落ちたと思います。
2)したがって、イオンゴールドカードセレクトとエポスゴールドカードをツートップとしたいと思います。これは僕の独断というわけではなくて、クレジットカードの専門家も同じ意見です。
【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2020年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出!全8部門の“2020年の最優秀カード”を詳しく解説!|クレジットカード比較|ザイ・オンライン
3)このツートップについて優れている点を補足します。理由としては、勉強会をやってわかったのですが、皆さん「ポイント疲れ」をしています。たくさん貯めたポイントの使い道を閉じられて「ポイント難民」になっている方も複数いらっしゃいました。
ですから、「ポイントの貯まり方」ではなくて「ポイントの出口、使いやすさ」が問われる時代です。その意味で、QR決済と合体したクレジットカードだと、トランスペアレントにポイントと日々の決済が連携するので優れていると説明したのですが、カードごとの個別の話はしていません。そこでこのツートップについて、僕の見解を書きます。
4)エポスゴールドカードはポイントに有効期限がありません(ゴールド特典)。適当に溜まった時に使えばいいのでストレスフリーです。僕は500ポイントごとにスタバカードにチャージしています。1ポイント(1円)からamazonや楽天の値引きに使うこともできるので、使い勝手は最高です。
5)イオンゴールドカードセレクトの場合、ポイントが3つもあって相当イラッとします。すなわち、「ときめきポイント」「WAON POINT」「電子マネーWAONポイント」の3つです。ポイントの有効期限もありますので、管理しなければならないのが不満なのですが、ここは使い方を固定してしまって乗り切りましょう。
イオンカードの場合、電子マネーのWAONに出口を統一するのがシンプルだと思います。つまり、すべてのポイントは「チャージ」してWAONとして使うようにしています。しかし、ときめきポイントは1,000ポイント貯めないと移行できないので、すべてをWAON決済に統一できないのが不満です。現状では電子マネー決済の方がポイント還元率が高いのですが(説明省略)、適当にカード決済も併用してときめきポイントに死に筋が出ないように注意する必要があります。
6)こうして考えると、イラッとするイオンよりもエポスの方がはるかに優れています。というわけで、日本無料ゴールドカードの最高峰はエポスゴールドカードであると言っておきたいと思います。
ご無沙汰しております。
上記において、まさに予見なさっていた通り、TS3の優位性の一つであった国際線ラウンジが使えなくなりそうですね。from.2022.MAR末日
残念です。
ザンギリさん、情報ありがとうございます。
TS3の公式ページで、お寄せいただいた情報を確認しました。
空港ラウンジ一覧(関東)|クレジットカードをつかう|TS CUBIC WEBサイト
記事本文で触れているTIAT LOUNGE ANNEXは2020年にクローズしていて、その後POWER LOUNGE PREMIUMが引き継ぎましたがこちらもずっと休業。実質的にはコロナ禍で国際線ラウンジ(出国検査後の豪華版)の特典は消えていたということですね。
これもまた、ささやかな夢みたいなものでしたので、ちょっとさみしいですね。羽田でラウンジを楽しんでからエコノミーで台湾へ、なんてできなくなってしまいました。