リゾート学院では伝統的に国語に力を入れていません。理由はいくつかありますが、そもそも学院では学習がすべて自習ですから、ある程度の国語力があるというのが前提になっているという、構造的な理由が大きいです。
特に国語の教材を与えなくても、社会や理科のお勉強をしているうちに勝手にできるようになる、というイメージです。また、中学受験における国語のお勉強というのは、方向付けと効果測定がなかなか難しいと思っていて、「張り合いがない」というのも大きな理由です。
…とかなんとか、それらしいことを言いましたが、ひとことで言うと「面倒くさくて付き合いきれない」と言い切ってしまってもよいのかもしれません。国語は1題の「粒度」が大きすぎて、10分あれば片付く他の教科とは違って、1つの問題を60分かけて学院長が解説、などということは現実的には不可能です。
というわけで、基本的には秋以降に、志望校の過去問で鍛えるだけ、というのが大きな方針になっています。夏休みはその準備期間と位置づけて、「記述」の特訓です(自習ですけど)。
別のところでも書いたと思いますが、自宅ちゃんは漢字がまったくダメです。そんなわけで、まずは漢字。以前から使っているこの教材です。
この教材は受験用の総合的な漢字問題集ですが、前半が学年別になっているのが大きな特徴です。これによって「習ってないもん」という自宅ちゃんの抗弁を封じ込めることができます(爆)。まぁこれでなくてもよいのですが、大きめの解答欄に直接書き込めるので、使い勝手はよいです。惜しいのは、別冊解答の文字が小さいことです。
こちらも以前から取り組んでいる、ボキャブラリーを増やすための例文集です。進行は完全に本人に任せているので、ちゃんとアタマに入っているかは不明です。
先日、突然「自宅ちゃんを愚弄したな!」とか発言していたので(笑)、もしかしたら身についているのかもしれませんが…。
3)記述のキソ
さて、最後のこちらが夏の一番の課題となっている「記述」の問題集です。知らない人以外はみんな知っている、伝説の絶版本です。以前は1万円以上の値が付いていましたが、今Amazonで見ると5,000円前後で値段が安定しているようです(1つだけ安く出ているのは冊子が1つ欠落しています)。
学院長はこの本のデッドストック(保管品の新品)を入手して、自宅ちゃんに与えました。夏期のいろいろな教材の中で、彼女がいちばんやりたがる(楽しんでいる)教材はコレです。
実際に見るとわかるんですが、3分冊のワークブックで、小学生が自習できるように実に配慮された作りになっています。教学研究社は潰れてしまいましたし、おそらく2度と出ない名作であるのは確かですね。1万円はともかく、5,000円の価値は十分にあるでしょう。
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