主治医との合意が取れて、晴れてスタチンが処方されなくなりました。
先日の抜き打ち血液検査においてのLDL-Cは275でした(おそらくは人生最高値)。ですが、予想通りアポ蛋白Bの値はそれほど高くなかったので、学院長のLDLは粒子の大きな動脈硬化惹起性のリスクが低いものであろうと認識してもらえました。
これは、前回の一般的な血液検査で中性脂肪(TG)が低かったことから結論付けてもよかったと思いますが、それを改めてアポ蛋白Bの検査で裏付けた格好です。
ところで、リスキーなSmall Dense LDL(簡単には計測できない)の値を、血液検査の結果から、基準値のようなもので判断できないものでしょうか。
昭和大学の平野勉教授によると、「Small Dense LDL測定は容易ではない。LDL粒子径が25.5nm以下のものがSmall Dense LDLであるが、それに該当する一般的な検査で目安となるものとしては、LDL/Apo Bの数値1.2が該当する」とのことです。
via: 小型LDLの重要性 平野勉教授|横浜市西区の内科医川村昌嗣の勉強会参加ブログです
学院長の値は1.8を超えていて、平均してリスキー基準より1.5倍以上粒子が大きい、ということになりそうです。
「LDL粒子サイズを規定する最も強力な因子はTGである」という説はさまざまな論文で定説になっているみたいで、その点については学院長が前回のディスカッションで指摘したつもりでしたので、今回の血液検査はいらなかったかな、とも思います。ですが、主治医とのコミュニケーションのためには必要だったと。学院長の知識も深まりました(^^)
同時に、頸動脈のエコー検査もしまして、動脈硬化の進行は病後8年で見られないということも明らかになりました。
というわけで、新年からの食事の変化は、想定通りに進んでいます。今後はHDL-Cを上げるべくさらに努力したいと思っていますが、LDL-Cは2年くらいは下がらないのではないかと予測しています。
何を食っているかは、もう少し人体実験をして、確信を得てから発表します。
いつも参考になる記事ありがとうございます。
製薬会社の利得と医療科学的な根拠と見解の中で、ガイドラインの根拠に疑問を呈するご紹介の提言も、世界的にエビデンスレベルの高い学会誌で議論して欲しいですね。議論の余地があるという観点は、大切な視点ですから。
とても興味深い記事、ありがとうございます。
一点だけ気になるところは、それでもスタチンを飲んだ方が、よりリスクの低減に繋がる事は無いのかという点でしょうか。
食事法の続編を期待しております。
スタチンについては、エビデンスのある効果については否定しませんが、自分にはそれを上回るデメリットがあったのではないかと考え、やめるに至った次第です。
1つだけご紹介すると、僕はスタチンによって睡眠障害が発生することがありました。それはいろいろな形で海外では報告されており、日本でも話題になるようになってきました。
レセプトデータを用いたスタチン系薬剤による睡眠障害のリスクに関する解析
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjdi/16/2/16_53/_pdf
数年経つと、コレステロール低下医療に関する常識も変わってくるのかもしれませんね。
コレステロール低下医療に関する緊急提言(動脈硬化学会への提言 – 日本脂質栄養学会)
http://jsln.umin.jp/pdf/topics/Teigen140820-1.pdf
波平さんと同年齢で、健康ネタに興味が有ります。
今朝、会社の健康診断で採血しました。
昨晩は友人宅で食べ過ぎ、平常時体重のプラス1.0キロだったので、結果を見るのがとても怖い。
健診後にワイルドステーキを2回、計0.9キロ食べましたが、プラス1.0キロから平常時体重に戻りました。
食品の種類より、合計カロリー数の方が、影響が大きいと、弊は信じています。
万人向けより、自分に合った続けられる方法が、良いと思います。
健診結果が届きHDL 75(+17), LDL 147(+4), TG 69(-17) でした。
弊もLDLは無視して、脂質重視のHDL増とTG減を目指しています。
それでもLDL値200越えは無理かも。