「CDでーた」の思い出

今日、ちょっと大きめの本屋に行ったら、以下の山本彩が表紙のムック「CDでーた」が売っていて、ちょっとびっくりしました。まだあるのかよ、CDでーた。

CDでーた2019 下[SHI-MO] (カドカワエンタメムック)

CD&DLでーた – Wikipedia

学生時代から数えるとかれこれ30年近く、プロの物書きとして生計を立てている僕ですけど、たぶん僕の原稿がはじめて商業誌に載ったのは、このCDでーたが最初だと思います。

大学に入って、当時は作曲家になりたかったのでレコード会社とか放送局あたりをウロウロしていたのだけど、一番長くやったアルバイトは、四谷にあったとある編集プロダクションでのアシスタント業務でした。

アシスタントだから、「クリスマスをリザーブ」みたいな女性誌(よくやっていたのはCanCam)のデータ収集とか(当時はネットなどないから全部電話でホテルとかに電話して情報収集していたのですよ)、タレント事務所を周って写真や原稿を回収するといったおつかいが多かったのだけれど、手が足りないと匿名の原稿も書いたりしていました。

作曲家志望だったので、「白テープ」(当時はカセットテープですよ)と呼ばれる発売前の見本盤音源を聞けるのがとにかく楽しかった。発売前のアルバムを聞いて、今で言うAmazonのレビューのような短い原稿を書くというのが仕事で、それを学生時代2年くらいやりました。

思えばそれが今につながる職業人としての自分の原点だったのだなと。

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