続・学院長の健康診断

というわけで、英文の論文と月刊「心臓」の記事コピーを持って、某大学病院の主治医のもとに行き、「桐島、スタチンやめるってよ」ってな話をしてきました。

予想通りですが、以下の話をまずされました。日本動脈硬化学会は「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」を昨年2017年に改定して、より厳しいLDL値を患者に求めるようになったということです。

LDL 70以下

学院長のLDL値は200を軽く超えていますから、話にならないというか、まったく話が正反対です。

で、かねてより準備の論文を持ち出して反論し、また、月刊「心臓」にあった別のデータも提示して、説得工作に乗り出しました。

前回から追加したエビデンスは以下です。オリジナルの論文から図を引用します。アポタンパクBが低位である場合には粒子の大きいLDLが多いとむしろ冠動脈疾患リスクが低減するというものです。

アポタンパクBが低位である場合には粒子の大きいLDLが多いとむしろ冠動脈疾患リスクが低減

(出典)Low-Density Lipoprotein Subfractions and the Long-Term Risk of Ischemic Heart Disease in Men | Arteriosclerosis, Thrombosis, and Vascular Biology

そのような議論の結果、その場で、より詳しい血液検査をすることになりました(^_^;)

アポリポタンパク質の詳細検査なので保険は効かないし、その大学病院内では処理できないということでした。そんなわけで、後日、再来院して再度ディスカッションすることになりました。てか、話がプロっぽくなりすぎて、ゴングに救われたという感じです。

けっこう自分なりに勉強して臨んだのですが(ブログを休んでゴメンよ)、さらに深い知識がないと主治医と議論が噛み合わない状況になりました。次回来院まで2週間あるので、その間にさらに勉強します。

心配なのは、今日、予定外の抜き打ちで行われた血液検査です。予定されていれば、数日の間、飽和脂肪酸を控えてお魚&エゴマ油でオメガ3攻撃をして、血液プロファイルを多少なりともドレスアップして臨んだのですが、まったくの抜き打ちだったので、対策していません。

たぶん、見たこともないような、刺激的なコレストロール値になっているはずです。

昨晩はアンガス牛のステーキ、今朝は肉団子スープで、いずれも牛脂たっぷり。今朝はドライマンゴー入りのヨーグルト(自家製)まで食後に食べてしまったので、まったく無防備というか、糖質制限的にもだらしないメニュー。

はたして学院長はスタチンをやめられるでしょうか。

(続く)

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