2万円で作るフルHDのプレゼンシステム

オフ会は無事に終了しました。その話は別途、何か書こうと思いますが、機材の話をここに補足しておきます。実際に来ていただいた方の参考に。

事前にプロジェクターを買ったときの話は以下。なにしろ財務諸表を画面に映したりしたかったもので、高精細のプロジェクターがほしかったのです。あと、単に買ってみたかったという話もある(買い物星人だからね)。

フルHD解像度のプロジェクターを買った – tapestry

価格はタイムセールで17,599円でした。セールでない時はもっと高いですが、同じようなモデルはいっぱいあるので(=中国メーカーは同じものをいろいろなメーカー名で売っていたりします)、これにこだわる必要は一切ないかと。どのみち中身は同じ。

プロジェクター Artlii データ プロジェクター 1080PフルHD コントラスト 5000:1 1920×1080ネイティブ解像度 300インチ 大画面 ビジネス用とホームシアター両用のプロジェクター
プロジェクター Artlii データ プロジェクター 1080PフルHD コントラスト 5000:1 1920×1080ネイティブ解像度 300インチ 大画面 ビジネス用とホームシアター両用のプロジェクター

このプロジェクターは「さすがフルHD」という感じで素晴らしくきれいでした。会場既設の天井から釣られたスクリーンいっぱいに、何百インチ相当かわかりませんが、大きな画面で高精細の映像を映し出せて満足でした。

プレゼンは、オンラインでGoogleスライドで作ったのをPDFでダウンロードして、個別のページを1080Pに合わせてビットマップのPNGに変換して(やり方は省略しますが単にPDFを開いてエキスポートしただけ)、それら(60枚くらいの画像)をSDカードに入れて投影しました。例えばこんな感じ。これが代表的な画像というわけではないんですが、まぁ公開して問題のなさそうなものということで。

このスライドでは、昨年開業の2つのホテルの会員権販売価格とその権利内容を比較して、業績への影響について、分析を試みました。

で、このやり方だと、外部機器を使わずに、プロジェクターだけでプレゼンができると思ったのですが(プロジェクターにはSDのスロットがあって、メディアプレーヤー機能で音楽を鳴らしたり画像を見たりできます。よく液晶テレビにもありますね)、残念ながらプロジェクター単体では画像表示の動作が遅くて、この方法は断念しました。

代わりに、自宅やホテルでAmazonプライム・ビデオを見るのに使っている中華Androidボックスを接続して、画像ビューワアプリでスライドショーを行うことでプレゼンをしました。これはめちゃめちゃ高速に動作して、リモコンだけで10ページ戻るといった操作も瞬時に行えるため、ディスカッションをしながらページを戻って話すような場面もスムーズでした。

具体的にはこの商品を使っています。4K対応みたいですが、4Kのディスプレイなんて持っていないので実力のほどはわかりません。これは中国から個人輸入で買ったもので、送料込みで2,640円でした。日本のAmazonでもきっと似たようなものがあるでしょうね。

プロジェクターと合わせたこのプレゼンシステムの金額は、消費税と送料まで全部含めて20,239円でした(SDカードを除く)。これにリモコンとかHDMI接続ケーブルなども含まれています。大雑把に言って、エクシブのスイート1泊のルームチャージより少し安いくらいです。

すべてがいわゆるプラグ・アンド・プレイで、ほとんど何の設定も要りません。よくプレゼン会場で設定がうまく行かずにぐだぐだになるシーンを見かけると思いますが、高性能・単機能の組み合わせなので、失敗の要素もあまりありません。

たぶん「セットで20万円です」と言っても、会場にいた誰も疑わなかったと思います。中国メーカーが日本の家電業界を破壊していくリアルな現実をまた見てしまいました。

こんなふうに、勉強会を主宰している自分がその体験の中で一番勉強させてもらっています。ご参加いただき、ありがとうございます。

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