私も、がん患者でした

「funasanのアンチエイジング日記」は、トラベルライターの舟橋栄二さんによる連載企画です。舟橋さんが取り組まれている健康にまつわる学習と実践について、同時進行でご報告いただきます。舟橋さんは2022年に70歳を迎えられ、いかに健康寿命を延ばすかが、目下、最大のテーマだと言います。この連載では、皆さんとともに「旅と健康」について考えていきます。(編集担当:resortboy)

もう17年も前になります。2005年3月、私は53歳で早期退職し、かごの鳥が飛び立つ勢いで旅に出ました。こう書くと、「生活費は? 旅行費は? funasanは金持ち?」という疑問が聞こえてきそうですね。

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早期退職後に「安くて豪華な旅」を追求(1ページ)

早期退職後に「安くて豪華な旅」を追求

ちょっと家庭内事情をバラしますが、私は元高校の教員で、金持ちではありません。フルタイムの仕事をしていた妻が生活費を稼ぎ、私が「専業主夫」として家事を担当したのです。

私は、掃除、洗濯、家庭内の雑事、食材の買い出し、そして夕食の準備をして妻の帰りを待ちました。2人の子供たちはすでに大学生になり、自宅から出ていきました。子育ても事実上の終了です。ですから、ときどき妻から「お暇」をもらって2週間程度のひとり旅に出たのです。

楽しかったですね。国内でも海外でも、いつでもどこでも自由に旅ができます。しかし、資産家ではない私は無駄使いなどできません。知恵を絞ってひたすら「安くて豪華な旅」を追求しました。

その安くて豪華な旅の裏ワザの第1弾こそ、会員制リゾートクラブの中古会員権購入でした。私は夢中になって格安な会員権を複数購入し、怒涛の勢いでリゾートライフをはじめました。resortboyさんのブログと運命的な出会いをしたのもこの頃です。

第2弾が「豪華客船クルーズの旅」でした。退職直後の4月、その記念に乗船した格安な短期メキシコクルーズがあまりにも素晴らしく、その後、私は海外クルーズにのめり込んでいきました。

第3弾がリゾートクラブの「海外交換RCI」利用による海外コンドミニアム滞在でした。退職した年には、カンクン(メキシコ、6月)、スイス山岳リゾート(10月)、冬のウイスラー(カナダ、翌年1月)と続きました。マイレージ利用で国際線のビジネスクラスにも搭乗しました。

私の人生でこの2005年ほど輝いていた1年間は他にはありません。まるで天国で遊んでいたような1年間でした。

4 comments

  1. funasanさん
    おはようございます。先ほど今週はどんな内容かなぁとメールを確認しました。
    楽しみにしています。
    脳は見ていてfunasanさんのように生きてするべくことがある方の命は奪わないのだろうなぁと、実感しました。
    がんの宣告は厳しいものですからね。

    いつもどんな時も自分を見つめ果敢にアタックなさってる姿感銘を受けます。
    続きを楽しみにしております。K

  2. Kさん、私の日記を楽しみにしてくれてありがとうございます。
    ガン患者、しかも再発転移したガン患者になって、今まで見えなかったものが見えてきました。それは「(自分の死を意識したので)生きていることの素晴らしさであり、心の持ち方で病は変わる」ということでしょうか。それをfunasan日記では書いていきたいと思っています。

  3. funasanさん、こんばんは。
    続きお待ちしていました。

    私も母を胃ガンで亡くしているので
    (39歳という若さでした)
    もしかしたら自分もという気持ちはあり、
    funasanさんの記事を読ませてもらい
    また近いうちに検査に行かねばと思いました。

    ご家族またはご本人が脳卒中のブログ仲間の方のお一人に
    人間ドックで乳がん(ステージⅣ)が見つかりました。
    数年間、高次脳機能障害のあるご主人の介護を一人でされており
    これからはヘルパーさんにきてもらったり、
    ご主人にレスパイト入院してもらいながらの闘病生活になるそうです。

    先日ラジオで脳腫瘍について取り上げられてましたが
    ここ2年ほど、ガン治療について目覚ましい進歩があるそうで
    ブロ友さんの回復を心から願っています。

  4. hiroeさん、やっと「サイレント・ブレス(看取りのカルテ)」最後まで読みました。いや~、実に重いですね。読むのが苦しくなりますが、サスペンス・ミステリーもあり小説としての面白さもありました。

    私は今まで「在宅で最期を迎える患者専門の訪問クリニック」は知りませんでしたので非常に参考になりました。自宅の近くにこのようなクリニックと「患者と真に向き合ってくれる主治医」が見つかれば、在宅死がぐっと現実化しますね。

    でも、現代の医療で終末期の身体の苦しみは相当緩和してくれますが、精神的なケアが最後の難問として残ります。患者や家族が死を受け入れるか否か?治療を放棄して緩和ケアのみに移行するのか?患者が若いと「死の受容」は無理でしょう。では、70歳(私)では?まだまだ無理です。爺ちゃん、いつまで生きるつもり?(笑)

    ところで、著者の南杏子さんは医師で作家なのですね。しかも、33歳で医学部へ学士入学、38歳で卒業して医師として働きはじめ、(この次が凄い!)病院に勤務しながらカルチャーセンターの小説教室に通い、55歳で作家デビュー、本書がその記念すべき第1作となりました。現在でも終末期医療の現場で医師として働いてみえるので、小説(フィクション)であっても話の中身は非常に信頼できます。今日から「いのちの停車場」読み始めます。hiroeさん、いい本の紹介ありがとうございました。

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