funasanことトラベルライターの舟橋栄二さんをお迎えしてのスペシャル対談の最終回をお届けします。対談では、エクシブとの出会いから、所属クラブの破綻、外資系高級ホテルへのシフトといったこの10数年の経験について、家族の世代間交流の様子を交えて、立体的に語っていただきました。最終回として、funasanが実践しているリゾートホテルの使いこなし術、その全体像をお届けします。
(初回の記事はこちら)インパクトがあったエクシブとの出会い
(第2回の記事はこちら)エクシブの魅力は「安さ」だった
(第3回の記事はこちら)「世代交代」でエクシブを活かす
(第4回の記事はこちら)リゾート会員権の破綻がもたらしたユーザー志向
(第5回の記事はこちら)高級化とサービスカットのはざまで
(第6回の記事はこちら)リゾート会員権のいちばん得する使い方
(第7回の記事はこちら)エクシブ変化の裏でホテル国際競争が起きた
(第8回の記事はこちら)「海外修行」を経てマリオットを別荘に
(第9回の記事はこちら)激震だったマリオットとSPGの合併
(第10回の記事はこちら)ヒルトンに広がる「驚くべき」世界
(第11回の記事はこちら)「安くて豪華に」を見失わずに
(第12回の記事はこちら)年間100万円の海外リゾート満喫術
resortboy(以下R):今日のこの話は、この新しい電子書籍の企画ということでやっているわけです。御本を出されて12年経ってその改訂版を出されたわけですけれども、その間、リゾートクラブから世界がもっと広がっているということで、進化した舟橋流のリゾートホテルの使いこなしというのを、今回の対談の最後に、着地点としてまとめていきたいと思います。
まず会員制リゾートというのは、今の舟橋さんの中でどういう位置づけになりますか。やはり第一歩としてはそこなんでしょうか。
funasan(以下F):やっぱりホテルには(それぞれに)特色があるので、セラヴィ(セラヴィリゾート泉郷)は私は絶対譲りません。キープする。
R:譲らないというか、もう「好きだ、ずっと持っていたい」ということですね。
F:なぜかというと、女神湖畔のホテルアンビエント蓼科っていうのは、風光明媚で、コンドミニアムなんですよね。だからロングステイができると。コテージも沢山あるので使い分けて、7月、8月の夏のロングステイには最高にいいんです。あそこはすごく安く泊まれるので。
基本は、夏のロングステイとしてのセラヴィリゾート泉郷で、あそこ(蓼科)に1週間、2週間泊まる。使い勝手がいいんです。まず、それは使う。
R:それは最初の御本を出されたときから、自分のリゾートの拠点は女神湖畔のホテルアンビエント蓼科だ、ということをおっしゃっていますけれど、それは変わってないということですね。
F:冬ですが、私は大橋巨泉に憧れたのですけれども、やっぱりお金の面で実際にはなかなか難しい。昔は欧米にね、ニュージーランドやオーストラリアに憧れたんですけど、金額的に無理なので、その代わりに、東南アジアの高級ホテルを転々とすると。ステータス維持を含めてね。そうして、できるだけ寒い冬を避けて向こうで遊んでくればいいと。
R:そこは新しい切り口というか、御本を出された後に、開発というか、発見された。
F:で、エクシブは「家族の結束」ですよね。
R:なるほど。
F:例えば、孫や子ども夫婦と時々一緒に行って、豪華なエクシブで、豪華な料理を食べて、たくさんお金を「たまに」使う。
R:家族の思い出作りの拠点、というものですかね。自分のためというより、一家の主というかリーダーとして、エクシブは持っておいたほうがいいと、そのようなことですか。
F:要するに、おじいちゃんが音頭を取って、舟橋家全員集合と。例えばエクシブ軽井沢とかね、ああいうところに全員集合で2泊ぐらいして、お金を使って、それでファミリーの結束を付けるのも、一つの手だと思うんですよね。
R:そのためにエクシブが必要と。
F:でも、そのためだけでは私はエクシブを持ちません。もう1つあります。RTCCです。
RTCCで私は年間2回、14泊はするつもりなんです。やっぱりヨーロッパとか。アジア(のホテル代金)は比較的安いですけど、欧米はハワイを含めて1泊もう3万円ぐらいしますので、1週間3万円で泊まれるっていうのは激安です。このRTCCは絶対譲れませんよね。
だから、もしリゾートトラストがRTCCを切り捨てたとしたら、私はエクシブとさようならでしょうね。
R:お話をまとめさせていただくと、まず、大きく分けて、自分のための利用もしくは夫婦のための利用ということで言うと、夏の避暑は女神湖でセラヴィを使う。それから冬の暖かいところという意味では、東南アジアなどでワールドワイドのチェーンを使うと。
そして家族利用で言うと、普段の土日にはチェーンのステータスを利用して近場で楽しみつつ、家族の団欒や家族の思い出には、エクシブの豪華なところで過ごすと、そういうことですよね。
それにプラスして、夫婦の文化的な潤い、とでも言うのかな、そういう目的でヨーロッパを楽しんだり、人によってはニューヨークが好きな人とか、そういうのはRTCCを使うと。
F:そうですね。
R:っていうのが、12年前の出版時からの、いろんな「技」といろんな「経験」を踏まえて、舟橋さんが見出した全体像と。
F:まぁ「進化した」と言って頂けると嬉しいんですけども(笑)。
(対談おわり)
(対談の収録は、2018年3月にヒルトン東京お台場にて行われました。この対談を元に舟橋さんが執筆した「補章:その後のリゾートライフの変遷」を収録した改訂新版「熟年世代に送る 安くて豪華に旅する方法: リゾートクラブは宝の山」は、Amazonで好評発売中です)
私は舟橋さんの本で、お二人のこの対談を読んで、昨年末にエクシブの会員になりました(正確には、舟橋さんが一番お得だとも言われていたことを参考に「サンメンバーズワールドホリディクラブ」ですが)。
今月まずは一番豪華そうなところからと、箱根、湯河原、八瀬の各離宮に泊まってみました。
これからサンメンの各ホテルに泊まってみるつもりです。
大変に心揺さぶられる対談を、どうもありがとうございました。
久保田裕さん、はじめまして。
funasanこと舟橋栄二です。
まずは私の本の購入ありがとうございました。
久保田さんはベストなタイミングでベストな会員権を購入されましたね。
今や、ほほ全エクシブで1泊2食1万円(税・サ込)プランが復活しました。
サンメンバーズでも十分利用できますね。
もし、海外交換のRTCCも視野に入れて、サンメンのチケットを使い切れば、
コスパは最高です。これ以上ない「安くて豪華な旅」が実現します。
存分に楽しんで下さい。
舟橋 栄二
舟橋さんから、直接、お返事がいただけるとは思っておりませんでした。
もう一冊の「夢の豪華客船クルーズの旅」も勿論読ませていただいており、昨秋、値段が安くなったのをきっかけに、妻と一緒にネオロマンチカに乗って初クルーズに行ってきました。
老後を、こんなにコスパ良く、豪華に暮らす方法があるのだと知り、目からうろこでした。
次の著作も楽しみにお待ちしております。
久保田さん、私のクルーズ本も購入してくれたとは、誠にありがとうございます。
また、クルーズデビュー、おめでとうございます。
豪華客船クルーズの旅をすると世界が変わりますね。
宣伝で恐縮ですが、昨年11月に「夢の国際線ビジネスクラスの旅ー何とかして格安でビジネスクラスに乗ろう!欧米編第1弾」(アマゾン・キンドル版)を出版しました。
これで私の格安豪華旅行3部作「リゾート本」「クルーズ本」「ビジネスクラス本」がそろいました。
この3冊を応用して‥
国際線ビジネスクラスに格安に乗ってヨーロッパまで飛び、
豪華客船に格安に乗って地中海クルーズ1週間を楽しみ、
最後にリゾートトラストの海外交換RTCCを使ってパリに1週間3万円で滞在する。
そんな、超豪華な海外旅行が驚くほどお安く(普通の庶民でも頑張れば手が届く値段で)実現します。
今や人生100年時代、退職後は元気で長いです。
いつでも自由に旅立てる退職後こそ、私の著書が生きてくると思います。
サンメンバーズによるエクシブ・離宮・RTCC利用は究極の裏技になります。
旅好きな人にとって、旅行計画を立てるだけでも、ワクワクして、老後が輝いてきます。
私の著作が久保田さんの人生に少なからず影響を与えたと思うと、
著者として嬉しい限りです。
お便りありがとうございました。
funasanこと舟橋栄二
「夢の国際線ビジネスクラスの旅ー何とかして格安でビジネスクラスに乗ろう!欧米編第1弾」
これは! 気が付きませんでした。
すぐにキンドルで落としました。
これから読ませていただきます。
舟橋さん
ブログを読ませていただいてます。
主人が退職して2年が経ち、昨年夏は北海道、今年の冬は沖縄に2ヶ月ずつ滞在し、新緑の京都に1ヶ月して大満足のシニアライフを実現しました。
でもこの先、毎年のように北海道に行かなくても近間で避暑できるとこれはないかと探していたら、舟橋さんのアンビエント蓼科のコンドミニアム滞在を読み、今、セラブィリゾート泉郷リゾート会員券の購入を検討しているところです。
貴重な体験談を伺い、また施設の詳細もよくわかり、大変参考になりました。
来週早速蓼科のコンドミニアム体験宿泊をしてきます。
また色々教えていただけると嬉しいです。
新宮さん、はじめまして。funasanこと舟橋栄二です。
私のブログを参考にセラヴィリゾート泉郷の会員権の購入を検討されているとのこと、嬉しく思います。アンビエント蓼科は私にとってはリゾートライフの原点で、別荘みたいなものです。高原リゾートでキッチン付きのコンドミニアムですので長期滞在に適しています。しかもリーズナブルな宿泊代金ですからリタイア組に最適です。
さて、来週体験宿泊に行かれるとのこと、楽しみですね。ただ、ホテル蓼科の客室タイプは色々あってちょっと注意が必要です。現地で担当スタッフに全ての客室を見せてもらうといいですね。以下私のお勧め順です。
①アネックス2号棟上層階(最上階4階)の「デラックス和洋室」です。客室面積84㎡あり、ツインベッドの洋室と和室、そして女神湖に面したリビング・ダイニングルームがあります。フルキッチン付きのコンドミニアムで、ここに長期滞在すれば最高です。定員1~6名。注:2名で泊れば定員差額なく宿泊できます
②アネックス1号棟上層階(最上階4階)の「スタンダード和洋室」です。客室面積63㎡で、デラックス和洋室と同じタイプのコンドミニアムで和室が狭くなっています。定員1~5名。注:2名で泊れば定員差額なく宿泊できます。1名でも可の場合あり。
③アネックス2号棟上層階(最上階4階)の「デラックスツイン」です。客室面積42㎡でミニキッチン付きです。定員1~3名。注:1名でも定員差額なく宿泊できます
④ホテル棟に「コンフォートツイン」(面積27㎡)というタイプもありますが、ここはキッチンなしです。普通のホテルの客室ですが、全面リニューアルされていて綺麗です。
ご存知だと思いますが、会員権は正規で買っても中古で買っても会員としての権利は同じですね。中古で購入する場合は「e会員権」の涌井さんにお問い合わせください。舟橋からの紹介だと言えば話が早く進みます。
◎e会員権フェアーマーケット
https://www.e-kaiinken.com/
◎オアシスクラブ通常会員
https://www.e-kaiinken.com/resort/oasis_tu/oasis_tu/
名義変更料 660,000円
事務手数料 110,000円
中古会員権は売値が安くても諸費用が結構かかってきますね。名義変更料が非常に高くなっています。これは問題ですね。正規と比較検討してみて下さい。
舟橋さん、こんにちは。
私も、元教員、リタイア組です。
愛犬と、夏をのんびり、涼しく過ごしたいと思っています。お財布に優しいし、私には、オアシスクラブのわんわんパラダイス会員が、よさそうです。舟橋さんのブログが、大変参考になりました。ありがとうございました。これから、担任の人の説明を聞き、体験宿泊に行ってきます。
ちなみに、私も、アンビエント蓼科が大好きです。
クッキーママさん、私のブログがお役にたてて嬉しいです。
リタイアするといつでも旅に出られますが、逆にお財布に余裕がなくなりますね。
そんな時、セラヴィリゾートは強い味方になります。
あるリタイアした音楽好きの男性(アマチュアのオーケストラでチェロ弾いています)が私のブログやリゾートの本「安くて豪華に旅する方法」を読み、セラヴィリゾートのオアシスクラブの会員になりました。
彼は愛知県在住ですが、車にチェロと自転車とリュックサック・登山靴を積んでセラヴィのコテージに向かいます。「八ヶ岳・蓼科・安曇野」のコテージに1人で泊まって、晴耕雨読の生活(平日4連泊程度)をします。
お天気次第で周辺の山々の登山やサイクリング、コテージでのチェロの練習、そして、地元のスーパーで野菜をいっぱい買いこんでコテージで自炊です。現地のコテージでお会いしたこともありますが、実に楽しそうでした。今のセラヴィは人数差額がなくなって、1人でコテージに泊まっても1泊4000円(素泊まり:税・サ込)ですみます。お財布に優しいです。
クッキーママさん
こんにちは。
小生も愛犬とのリゾートライフを楽しむためにセラヴィの会員になりました。来年の4月からは浜名湖と伊豆にワンパラ施設が増えるようです。益々小生にとっては欠かせない会員権になりそうです(^o^)/
舟橋さん、RCさん
ご丁寧なお返事をいただき、恐縮です。ありがとうございます。
私は、エクシブのような、豪華な旅をしたいわけではありません。暑い夏、涼しい高原で愛犬とのんびりできれば、十分幸せです。多分、リゾートに求めるものは、人各々なのでしょうね。
お二人が下さったお返事を読んで、よくわかりました。これから、今まで忙しかった分、のんびり楽しみます。😃🎶
クッキーママさん、いらっしゃいませ。僕はセラヴィは検討だけして加入ませんでしたが、funasanやRCさんのような熱烈ファンがこちらのサイトにはいらしていただいているので、またどうぞいらしてください。
「リゾートに求めるものは、人各々」、まったくそのとおりです。人のマネをする必要はなく、ご自身で判断して、切り開かれていくものかと思います。このブログもそうしたヒントに過ぎません。
ところで、いまのセラヴィはコテージに1人で差額なしで泊まれるんですか。それはなんだか魅力的だなぁ。まぁ、まだ僕は、「ひとりコテージ」で楽しめる域には達していないんですが。「ひとりエクシブ」ならだいぶ慣れましたし、ぜんぜん楽しいですけどね。
コテージ、夜とか怖くない?
resortboyさま
お返事ありがとうございます。resortboyさんのブログを沢山読んで、いろいろなことがよくわかりました。ありがとうございました。
夏の平日は、涼しい高原で、ワンコ3頭と1人でコテージ生活を楽しみます。週末は、夫も一緒に、出かける予定です。リタイア生活を、のんびり楽しみます。