寿命は運命ではなく自分でコントロールできる?
昨年はじめたfunasan日記 第1回でも紹介しましたが、以下の本に出合って私の老後の人生が少し変わりました。老化を「自ら制御する」ことが可能かどうかはもちろん未知ですが、やる気になります。
監修者の樂木宏美(らくぎひろみ)氏は、本書の「はじめに」(P2)で書いています。
長くなる高齢期の健康寿命をいかに延ばし、健やかに生きていくかという課題の手当て。そのためには、ライフサイエンスの正しい知識の習得と、将来を見据えた早くからの健康管理の取り組み、準備が欠かせません。
私は今まで、「寿命は運命」だと思っていました。「寿命は神や仏が決めることで自分でどうにかできるものではない」と。でも、70歳を超え、余命わずかになってきた今の私の心境は、「神や仏に頼っておれるか、もっと元気に長生きしたい!」といったものです。何とも往生際の悪い、貪欲な輩(やから)ですね。
繰り返しになりますが、現代の老人科学の進歩は目覚ましく、老化のメカニズムが分かってきているようです。それらを学び、老化リスクを少なくする実践をすれば、老化のスピードを本当に遅らせることができるかもしれません。
もしそれができるのなら、寿命を自分の手に引き寄せたことになり、もはや「寿命は運命」ではなくなります。
これってすごいことですね。神や仏に頼らなくてもよい。どうせ私の寿命はあと10年か20年しかありません。座して死を待つより、人類未踏の秘境「死ぬまで若い」アンチエイジングの世界に突き進もう!旅に出よう!です。
アンチエイジング日記第2部の開始にあたって
旅と健康は、私にとってアンチエイジグの両輪になっています。旅がしたいから健康に留意し、健康であれば長期の旅にも出られます。
では、どうすればこの先80歳、90歳まで健康でいられるか?
私の方法は…
様々な医学・健康関係の本を読み、納得できる理論・方法があれば自分でしばらく人体実験して、身体的変化や血液検査で検証する。そして、もし結果が良ければ“自分の真実”として継続する
というものです。私の転移がんもこの方法で克服しました。
人間は各自の遺伝子が違い、生活環境も考え方もさまざまです。エビデンスのある治療でも、効果が出ない人がたくさんいます。全員に有効な治療法など、ないのでしょう。結局、各自が汗を流して自分の最適な方法を探すしかない、そんな気がします。
今回からはじまる第2部では、私の旅を紹介しつつ、旅先で学び実践した健康に関する記事を連載します。
目標はfunasan流のアンチエイジング法の確立です。
今のところ全く未知の世界で着地点も分かりません。航路なき旅路です。気楽にお付き合いください。
(続き)第21回・リタイア後はライフワークを! 私のKindle出版格闘記
たのしみにしておりました。
もう海外へ頻繁に出られる様になったらなかなかお会いできないかも知れませんね…
また沢山お話し書いてください。
調査力や研究力の素晴らしさは他の方と比べられ無いくらい素晴らしくその土台の上にある文章力読み応えがあります。
今回から…人生において必ず来る老いについて書かれるのですね〜そこに旅を合わせてfunasanさんらしい『人生を楽しむ為の技』になる切り口!本当に壮大なロマンの追求だと思います。
楽しみにしているファンとしてはいつまでも若々しく書いて下さいますことに感謝致します。
funasan日記の連載再開おめでとうございます。コロナ禍で休止状態だった国際クルーズが3月から日本でも再開されたのでタイムリーですね。
旅と健康をアンチエイジングの両輪にしているfunasanの生き方に共感しています。
funasanと同じ年なので尚更親近感を感じます。
これからも日本と世界を股にかけての旅のレポートも期待しています。
Kさん、Mr.Sさん、funasan日記再開の応援コメントありがとうございました。
Kさん、私のやろうとしていることは「壮大なロマンの追求」なんですね。ちょっと気が付きませんでした。20歳の青年ならともかく、70歳を超えた爺さんがトライする?もし、そうなら、旅の途中で最期を迎えても、「まあ、いいか…」となりますね。旅に死す「芭蕉」を見習います。
Mr.Sさん、横浜港に停泊中のダイヤモンドプリンセス号船内のコロナ感染(2020年2月)はショックだったですね。あれで一気にクルーズは危険、もう乗れない!となってしまいました。あれから3年たち、ようやく国際クルーズ再開ですね。Mr.Sさん同様、クルーズ大好き人間の私は、死ぬまでにもう一度、あの素晴らしい豪華客船クルーズの旅をしてみたい、そんな気分になりました。
ところで、私はfunasan日記の再開について相当悩みました。resortboyさんと直接お会いして相談したり、何度もメールでやりとりもしました。第二部の方向性や着地点が分からなかったからです。
でも、書きながら見えてきたものがあります。それは自分の死に方の追求です。何とも面白くないテーマですが、近い将来やってくるであろう、「病気・介護・死」というものを、どこまで「病院・薬・介護施設」に頼らず、ピンピンコロリと逝けるか?そのシミュレーション(模擬実験)です。旅行記も載せて楽しみも追求しますので、皆様、お気軽にお付き合い下さい。