第3波を意識せざるをえない年末年始

この週末、僕は離れて暮らしている家族に連絡を取って、年末年始の旅行についての打ち合わせをしていました。気になったのはいわゆる「第3波」です。昨日11月8日の新規感染者数は全国で1,172人。気温の低下とともに確実に感染者数はぶり返しており、北海道では急激な感染者数増で、連日の記録更新が伝えられています。

夏のいわゆる第2波の頃には「日本のコロナは11月以降に消滅、第3波も来ない」といった研究者の説が報道されていましたが、残念ながらそのようなことにはなっていないようです。

一方で、僕の住む街はGo Toトラベル景気に湧いています。写真はヒルトン東京お台場のブッフェレストラン「シースケープ テラス・ダイニング」の11月某日の様子です。少し肌寒いテラス席からの様子ですが、店内の座席が満席であるのがわかると思います。

このレストランの今年の夏休みの様子は以下の記事でレポートしましたが、すでに朝食に関してはブッフェが復活し、夕食に関しても来週の11月17日から通常のブッフェに戻ります。

消えた朝食ブッフェ。セットメニューの内容は?|ヒルトンの話題 – resortboy’s blog

以下はFINANCIAL TIMESのサイトで描画した、英国、日本、韓国、中国の新規感染者数のグラフです(数字は人口100万人当たりの新規感染者数で、縦軸は対数です。2020年11月7日現在)。


(画像出典:Financial Times:Coronavirus chart: see how your country compares

英国では11月5日から12月2日までの再ロックダウンに入りました。この時期の実施を決断したのは、書き入れ時のクリスマスシーズンを避けるためだと報道されています。その英国と日本は、一時的ながら人口当たりの感染者数が同等であった時期(8月上旬)があったことに驚きました。

僕には、日本での感染者数がこの先どうなるのかを予想することはできません。しかし、日本においても北海道で先行して感染拡大が見られることから、いわゆる「第3波」が来ることについては、相当な確からしさで起きることであると認識しています。

そんな中、上述のように、あれだけ感染防止策に熱心であったヒルトン東京お台場でブッフェがフル解禁になるということには、首をかしげざるを得ませんでした。喉元過ぎれば熱さ忘れる、ということなのだと思いますが、家族のリユニオンの舞台となる年末年始のホテルライフには注意が必要ではないかと思うのです。

2 comments

  1. GoToキャンペーンで、今まで頑張ってきた感染防止対策が完全に崩れているような気がします。
    以前の記事にもポストしましたが、先進国は2021年、後進国は2022年までコロナの脅威からは逃れられないでしょう。

    それにしても、中国の感染者数、半年以上も変動なしってのは本当なんですかね?

  2. たかすぬさん、コメントありがとうございます。いろいろな意味で、なかなか厳しい冬になりそうです。空気を読む力の強い日本人なので、自主的な自制でなんとか感染爆発は避けられるのではないかと期待していますが、それで困る人もいるわけで…。

    KNTが店舗を3分の1にするとか、HISがそば屋をはじめるとか、本当に時代の変わり目なんだなと痛感します。

    近ツー、店舗数3分の1に 希望退職も募集:時事ドットコム

    満天ノ 秀そば – 蕎麦屋 [飲食]【HIS 新規プロジェクト】

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