半日断食とオートファジーの見事な融合

食事を美味しくいただくコツは食べないこと

シーガイアでも、自宅と同じように過ごします。

私はいつも夜10時過ぎにはベッドに入り、朝5時には起床します。午前中は何も食べずコーヒーだけで過ごし、お昼の12時近くになってやっと食事です。前日の夜8時頃に夕食をとっているので、16時間くらい絶食したことになります。

イスラム教徒はラマダンの時期に日の出から日の入りまで絶食しますが、私は半日断食を実行してみて、少しだけムスリムの気持ちが分かってきました。

空腹もある程度の時間が経つと、「心地よい空腹感」に満たされ、予想したほど苦しくないのです。ただし、慣れるまで大変ですが…、そして、断食明けの食事は涙が出るくらい美味しいのです。

私は、パインテラスのお気に入りの席に1人で座って、まずは、青菜ジュースを一口飲みます。しかも、噛みしめるように。

次に甘いフルーツを少しだけいただきます。これもゆっくり味わい、口の中に甘さが広がっていきます。

そしてドレッシングなしの野菜サラダをハムやチーズと一緒に食べます。野菜の素材の美味しさがわかります。

ふと気が付くと新聞やスマホを見ずに、食べることに集中している自分がいました。

16時間の絶食で一時的に飢餓状態になった私の体は、動物にとっての本源的な喜びである「食べること」に集中しているのでしょう。もったいなくて新聞やスマホなど見ておれません。

食事を美味しくいただくコツは「食べない」ことでした。

断食のことを英語でファスティング(fasting)と言いますが、ingをとったfastの意味を調べると面白いですね。

普通にfastと言えば、「早い、早く」という意味ですが、fastには動詞としての使い方もあり、「断食する、絶食する」という意味があります。

人間は、夜の就寝中は何も食べていませんから一時的に断食しています。そして、朝になって朝食を食べます。この朝食を英語でbreakfastと言いますが、breakは「破る」、fastは「断食する」です。

breakfastの語源は「断食状態を破る」ことだったのですね。

このようにして、私はお昼に、breakfastをいただくようになりました。

3 comments

  1. オートファジーというのは初めてしりました。
    ダイエット本のほとんどが、カロリー計算や小麦抜き…肉抜き…などの極端でしかもその当時の流行を追うものばかりな感じがするし、科学的エビデンスに欠けるものが多く信用できなくなっていました。

    今回の文章を読み進めるにつれ…私の本能が揺さぶれました。
    シーガイアのブランチシステムもかなり役に立っていますね。
    私もロングステイの際大変役にたちました。
    ふなさんさんの徹底した取り組みを再度読み
    私の細胞も…ちょっとやらなきゃなと燃えてきました。
    次回お会いできます時には見違える様になってるかも(笑)ですよ。乞うご期待❣️K

  2. funasanのアンチエイジング日記は不老長寿の参考書のようになってきましたね。
    今回はまさにfunasanの渾身作!!!
    「空腹の時間を作ると、まず内臓がしっかり休むことができる」
    「ものを食べない時間を楽しむ」
    「食事を美味しくいただくコツはたべないこと」 etc.

    なるほどと思いました。
    分かりやすい文章表現で目から鱗が落ちた気分になりました。

  3. Kさん、Mr.Sさん、いつもコメントありがとうございます。

    私も最初は「断食なんて、何だかインチキくさいな~」と思っていました。
    ところが、オートファジーを知って認識が一変しましたね。これは凄い!

    特に、吉森保氏の本『ライフサイエンス 長生きせざるをえない時代の生命科学講義』を読んで、Mさん同様、心が揺さぶられました。オートファジーは単に細胞内のゴミを再生産させるだけではなく、人間の病気や老化に大きな影響を持っていました。

    しかし、悲しいかな「オートファジーは歳をとると働かなくなる」(P258~)そうです。では、どうすればオートファジーを元気なまま歳をとれるのか?上記の本の最終章は「寿命を延ばすために何をすればいいか」(P287~)です。

    著者の吉森氏が表紙に記しているように「最先端の生命科学を私たちは何も知らない」です。まだまだ研究途上の生命科学ですが、これらの成果が世界に認知されるまで待っていては私の寿命が尽きます。とりあえず、学習して実践(人体実験)です。本書はかなり難しいですが、本気に病気や老化に向き合いたい人にとってはお勧めの1冊です。

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