断食体験して分かった真実
朝食抜き半日断食を開始して、最初の1週間くらいはものすごく苦しかったです。
私はいつも午前5時に起きて知的生産をはじめます。断食中でもコーヒーだけは飲みます。これがないと1日が始まりません。もちろんブラックです。そしてパソコンに向かって仕事のスタートです。
ここで奇妙なことに気が付きました。お腹は減っていますが頭は冴えているのですね。朝食なしですから、早朝の5時から午前10時頃まで、パソコンに向かってエンドレスで知的生産ができます。生産性が大いにアップしたのです。
昔から広く言われていたことに…
「脳の唯一のエネルギー源は糖質なので、朝食はご飯かパンをしっかり食べなさい。そうしないと頭が働かないよ~」と。
ところが、これは間違っていました。糖質ゼロでも問題ありません。むしろ、頭が冴えます! 私の脳は糖質がなくてもケトン体をエネルギーにフル回転していたのです。しかも、このケトン体は体内脂肪を原材料に作られます。
早朝5時から机に向かってパソコンをやっているだけで脂肪が燃焼され、ダイエットになっているのです。連載第16回「ケトン体回路を起動せよ!」で紹介した、「糖質を取らずにケトン体回路をオンにして脂肪を燃焼させる」作戦は正しかったのです。
でも、さすがに午前10時過ぎになると疲れてきて、パソコンに向かうのが嫌になります。すると急に空腹感が出てきて、もう腹ペコが耐えられません。このまま家にいたら、絶対に何か食べてしまいます。
そこで一計を案じて、午前10時過ぎにスポーツクラブに行くことにしました。従来は午後4時過ぎに通っていたのですが、これを昼前に移動したのです。
スポーツクラブに行けば何も食べずトレーニングに励みます。ここでも不思議な感覚を体験しました。お腹は空いていますが、心地よい空腹感に包まれて、2時間くらいあっという間に過ぎてしまうのです。
恐らく、エネルギー回路が完全にケトン体に置き換わり、脂肪をどんどん燃やしてトレーニングしていたのでしょう。そして午後1時頃、自宅に帰ってきて、待望の食事、半日断食明けのごちそうです。
これがものすごく美味しいんですね。
オートファジーというのは初めてしりました。
ダイエット本のほとんどが、カロリー計算や小麦抜き…肉抜き…などの極端でしかもその当時の流行を追うものばかりな感じがするし、科学的エビデンスに欠けるものが多く信用できなくなっていました。
今回の文章を読み進めるにつれ…私の本能が揺さぶれました。
シーガイアのブランチシステムもかなり役に立っていますね。
私もロングステイの際大変役にたちました。
ふなさんさんの徹底した取り組みを再度読み
私の細胞も…ちょっとやらなきゃなと燃えてきました。
次回お会いできます時には見違える様になってるかも(笑)ですよ。乞うご期待❣️K
funasanのアンチエイジング日記は不老長寿の参考書のようになってきましたね。
今回はまさにfunasanの渾身作!!!
「空腹の時間を作ると、まず内臓がしっかり休むことができる」
「ものを食べない時間を楽しむ」
「食事を美味しくいただくコツはたべないこと」 etc.
なるほどと思いました。
分かりやすい文章表現で目から鱗が落ちた気分になりました。
Kさん、Mr.Sさん、いつもコメントありがとうございます。
私も最初は「断食なんて、何だかインチキくさいな~」と思っていました。
ところが、オートファジーを知って認識が一変しましたね。これは凄い!
特に、吉森保氏の本『ライフサイエンス 長生きせざるをえない時代の生命科学講義』を読んで、Mさん同様、心が揺さぶられました。オートファジーは単に細胞内のゴミを再生産させるだけではなく、人間の病気や老化に大きな影響を持っていました。
しかし、悲しいかな「オートファジーは歳をとると働かなくなる」(P258~)そうです。では、どうすればオートファジーを元気なまま歳をとれるのか?上記の本の最終章は「寿命を延ばすために何をすればいいか」(P287~)です。
著者の吉森氏が表紙に記しているように「最先端の生命科学を私たちは何も知らない」です。まだまだ研究途上の生命科学ですが、これらの成果が世界に認知されるまで待っていては私の寿命が尽きます。とりあえず、学習して実践(人体実験)です。本書はかなり難しいですが、本気に病気や老化に向き合いたい人にとってはお勧めの1冊です。