企業の事務方の1月って忙しいですね（汗）。というわけで、記事を書いている時間が取れず、またコメ返しも滞っていてすみません。今日は生存確認を兼ねて、手近な話題で更新してみます。
このサイトに来ている方なら、ちょうと今ごろは1カ月先の三連休の宿泊予約をされていることと思います。まぁ僕もそうなんですが、なかなか夜中0時のフローティング参戦も、朝が早い身には辛いものがあります。
最近気づきましたが、エクシブ予約サイトは朝の4時～6時に使えないですね（昔からかな？）。お役所のシステムみたいで困ります。0時待機で寝落ちすると4時過ぎ（90分サイクル3回後）に起きたりするでしょう。
話を2月の連休に戻しますが、この時期のニーズは決まっています。「寒いからどこか温泉のあるところでのんびりしたい。熱海とか箱根でサクッと」などと、家族から言われたりするわけです。
実は一番取りにくいのはリゾーピア熱海で、今朝トライしてみましたが、2月の連休はキャンセル待ちすら入れられない状態でした。もう会員向けの枠は相当少ないのかな。
こんなときに重宝するのは初島クラブで、ツインルームとスイートであれば、夏休み以外の繁忙日でもフローティングでかなり取れます。初島は離島なので好き嫌いがあると思いますが、慣れておくとこんなときに便利ですね。
それでも、なかなかイメージ通りにはいかないので、OTA（ホテル予約サイト）を併用することになります。僕は以前は興味もあったり、コロナ禍で一般ホテルが安かったりしたので、さまざまなOTAに手を出していましたが、現在は、エクシブ、ヒルトン、オークラニッコーの直接予約を除けば（この3つが僕の主力です）、使うのは2つに限られました。
ファーストチョイスはアゴダ（Agoda）です。アゴダはOTAの中では安定的に一番安いと思います。ここはブッキング・ドットコム傘下ですのでブッキング・ドットコムの在庫で予約すると、キャッシュバックがあります。
アゴダのシステムは非常に複雑で、流入経路や予約タイミングによって価格がさまざまに変化します。僕がそうした「奥が深い症候群」が好きということもあります。なお、アゴダのシステムはるるぶトラベルなどでも使われています。
セカンドチョイスは今はYahoo!トラベルになりました。システムはグループ会社の一休と同じですが、Yahoo!トラベルの方が安いので、一休は使わなくなりました。
Yahoo!トラベルはPayPay陣営であり、「ポイント即時割引」と呼ばれる、ポイント還元分を先に値引きして販売することが特徴です。また、一休もそうですが、タイムセールが頻繁に行われるのが見逃せません。
さて、大事なのはここからです。じゃぁなんでこの2つなのか、という話をします。別にこの2つじゃなくてもいいんですが、その根本的な考え方について述べます。ホテル利用学研究家だからね。
聡明な読者の方はお気づきと思いますが、ホテルの価格は「公式サイトのベストレートで最低価格保証」などとうたうのが普通で、表面的にはそんなにいじれないのです。そこで、アゴダに見られるキャッシュバック、Yahoo!トラベルに見られるポイント即時割引、といった、価格そのものではない調整方法によって、価格優位性を保とうということになっているわけです。
こうした「間接的な値引き」の手法として、どこも「経済圏のポイント」（楽天経済圏、とかそういうやつです）で囲い込みたがるのですが、それも面倒です。ですから、お金として戻ってくる（銀行振込）キャッシュバックや、その場で値引きされる即時割引に優位性を感じるわけです。
最後に身も蓋もない話をしますと、アゴダに見られるキャッシュバックは、後で振込でお金が戻ってくるので、ホテルで支払う領収書はその値引き前の価格になっています。実費を経費精算するビジネス利用などではこの方式が有利に感じられることでしょう。
写真は初島クラブじゃないですよ。もと「かんぽの宿」である熱海の亀の井ホテルです。さすが日本が豊かだった頃の税金が入っているホテルは違いますね。今はマイステイズが運営しています。
時間がなくて面倒くさいので記事中のリンクは省略します。気が向いたら足そうと思います。