民間療法に魅せられた私の本音 – 1

「がん患者よ、旅に出よう!」は、トラベルライターの舟橋栄二さんによる連載です。早期退職でリゾートライフを満喫する日々の裏には、2度の手術を含めた「がん」との闘いがありました。「旅は生きる喜び。その喜びをがんに奪われたくない」
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)

大型書店にはさまざまながん治療の本が並んでいます。専門医による医学書からはじまって、がん治療の一般書や非伝統的ながん治療の本、さらに民間療法の本も多数あります。

その中で私が特に興味をひかれたのは、実際に末期がんから奇跡の生還をした患者たちの物語です。

民間療法の書籍に影響を受ける

私は次々とそれらの本を購入してじっくり読んでいきました。特に中山武氏の著作に、大きなインパクトを受けました。

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論より証拠のガン克服術

驚きました。末期がんで医者から余命わずかと宣告され、病院から見放された患者たちが、自分なりの方法で命をつなぎ、奇跡の生還をしてきているのです。生還者が1万人に1人くらいであれば、それは奇跡でしょう。しかし本書には、末期がん患者が続々と生還する様子が描かれていました。

中山氏は書いています。心の改善、食事の改善、運動、身体を冷やさないことが、血流を良くし、がんを克服する道筋だと。現代がん治療以外にも完治への道があるのではないか。私はそう感じました。

今村光一氏の以下の本もインパクトが強かったです。

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ガン勝利者25人の証言―自然・栄養療法でガンを治した

本書では、アメリカのがんサバイバーが詳しく紹介されています。「ゲルソン療法」という食事療法を実践して、死の淵から生還してきているというのです。「何~?食事でがんが治るのか?」と驚きました。しかし本をじっくり読んでみると、この食事療法には説得力を感じました。

これらの「末期がんからの奇跡の生還物語」が、私に勇気を与えてくれました。転移がんに立ち向かう具体的な方法や実践例を知り、希望が出てきたのです。

「病院に行くたびに期待が裏切られ、希望がなくなっていく」 これはがんで死んだ私の兄の言葉です。私は未来への希望がないと生きていけません。

「でもな~、食事療法や身体を温めたり、運動や心の改善で本当にがんが治るのか?」

(続く)

【次回】第17回・民間療法に魅せられた私の本音 – 2

【前回】第15回・心身を癒やした手術後のエクシブステイ – 2

本連載が単行本(紙の書籍)として刊行されました

本連載は、本サイトに掲載した舟橋栄二さんの記事から、がん闘病に関する回を再配信したものです。時期に関する記載は2022年現在のものです。

(本連載記事一覧)がん患者よ、旅に出よう!
(スペシャル対談)私のリゾートライフの全体マップ
(筆者ホームページ)舟橋栄二「第二の人生を豊かに」

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