私のコレステロール物語

驚くべき半日断食効果

そして、昨年の4月からはじめたのが、朝食抜きの「半日断食」です。上の表をご覧ください。左端は年度、年齢(括弧内)、日付です。断食開始1カ月後(2022年4月22日:70歳)の検査結果に驚きです。

もともと高値にあったHDLがさらに増加(80→94)し、TGが激減(91→43)しました。そして、L/H比が要注意の2.1から安全圏の1.7に入りました。

最新のデータ(2023年2月13日:71歳)を見ると、LDLは175と相変わらず高いですが、HDLがついに100を超え、102にまで上昇しました。中性脂肪TGも55と低位安定です。明らかに内臓脂肪が落ちてきています。

結局、朝食を抜く、という半日断食は、カロリー制限だったのでしょう。しかも、食事の基本はプチ糖質制限で、昼食と夕食以外に何も食べていません。間食のスイーツは完全になくなりました。内臓脂肪がどんどん燃えていきます。

この結果、体重が面白いように減少し、半年間で3㎏も減り、今は58㎏になりました。これは私の高校生時代の体重です。お腹回りが随分引き締まり、ついにウエストが85㎝を切り、これでやっとメタボを克服しました。

これらの検査結果をどう分析したらいいのでしょうか? 私は医者でも専門家でもありませんが、少なくとも体重、HDL、L/H比、TGの結果を見れば、現在の私はトライアスロンに熱中していた絶頂時(39歳)に戻っている気がします。71歳の爺さん、壮年時代に若返る!

結論:プチ糖質制限食と朝食抜き半日断食で、中性脂肪が激減し、HDLが倍増し、動脈硬化リスク(L/H比)が劇的に改善された。ウエストが85㎝を切り、メタボが克服された。

しかし、疑問が残ります。私の総コレステロール、Non-HDLコレステロール、LDLコレステロールは「ぶっちぎり」に高く、どう見ても「高コレステロール血症」です。また、善玉コレステロールHDLの100超えは正常範囲外で、「高HDL血症」の可能性もあります。

これらの疑問を解決しようと、色々と調査をしたのですが、驚くべき主張に遭遇しました。まるで天地がひっくり返るような衝撃です。

私は、コレステロールについて、何が真実なのか、まったく分からなくなりました。闇の迷宮に入ってしまったのです。

次回はそんな「コレステロールの闇」に迫ります。

参考資料

脂質系検査

Non-HDLコレステロール(TCからHDLを引いた値)

Non-HDLコレステロールは、すべての動脈硬化を引きおこすコレステロールを表します。 LDLコレステロールだけでなく、中性脂肪が豊富なリポ蛋白、脂質代謝異常により出現するレムナント(残り物)などを含み、動脈硬化のリスクを総合的に管理できる指標です。数値が高いと、動脈硬化、脂質代謝異常、甲状腺機能低下症、家族性高脂血症などが疑われます。低い場合は、栄養吸収障害、低βリポたんぱく血症、肝硬変などが疑われます。

基準:A(90-149) B(150-169)C(170-209)D(210以上)

注:総コレステロールはNon-HDLコレステロール算定のために使用し、判定は行わない

LDLコレステロール

悪玉コレステロールとよばれるものです。LDLコレステロールが多すぎると血管壁に蓄積して動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞を起こす危険性を高めます。

基準:A(60-119) B(120-139)C(140-179)D(180以上)

HDLコレステロール

善玉コレステロールと呼ばれるものです。血液中の悪玉コレステロールを回収します。少ないと、動脈硬化の危険性が高くなります。数値が低いと、脂質代謝異常、動脈硬化が疑われます。

基準:A(40以上)B(なし)C(35-39)D(34以下)

中性脂肪(TG)(トリグリセライド)

体内の中でもっとも多い脂肪で、糖質がエネルギーとして脂肪に変化したものです。

数値が高いと動脈硬化を進行させます。低いと、低βリポたんぱく血症、低栄養などが疑われます。

基準:A(30-149) B(150-299)C(300-499)D(500以上)

(続き)第31回・コレステロールの嘘
(前回)第29回・長寿遺伝子を起動する私の「野猿メソッド」

3 comments

  1. おはようございます

    とうとう本気度を試される事がやって来てしまいました。
    痩せたいと口ではなんとでも言えますが…
    やる気は無かったようです。
    夫の介護が本格化して来た今、身体を整える大切さ身に染みてます。
    いつも
    真摯なデータから見る素晴らしい解説をありがとうございます。K

  2. 39歳の時から現在まで健診結果を残しているとは凄いですね。

    ガン闘病も経験された32年間に亘る健康診断の記録に基づく分析は説得力があります。
    funasanの旅行記で高級ホテルでスイーツ食べ放題の様子を拝見しているので、funasanが糖質制限をされているとは思いませんでした。
    いずれにしても半日断食の暮らしに挑戦し、継続された事によりオートファジー効果が発揮され飛躍的に数値が改善したのには間違いないですね。

    改めて『空腹は最強の薬』である事を確信しました。

  3. Kさん、ご主人の介護が本格化してきたとは大変ですね。
    介護は先が見えないので体調を崩さないようお気をつけ下さい。
    私はまだ介護を受ける身ではありませんが、いつかその日が来るでしょう。
    今はまだ、健康で自由に旅に立てますが、これがどんなに素晴らしいことか、もっと実感しなければなりませんね。

    Mr.Sさん、今でも高級ホテルでのスイーツ食べ放題は好きです。糖質制限と言いながら(ご飯、麺、パンを食べずに)デザートは普通に食べています。朝食抜き半日断食も“腹減って無理!”の時は少し朝食を食べます。私のやっている「プチ糖質制限+半日断食」はちょっといい加減で、厳格ではありません。それでも結構いい結果がでてきているので、とりあえず満足です。でも、今後の学習でまた新たな健康法が出てくるかもしれませんね。

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