糖質制限やコレステロールの話題

読者の方からご連絡をいただきまして、僕が以前に書いた「中性脂肪(TG)と善玉コレストロール(HDL)の比率」に関する記事を読みたいのだが探せないので教えてほしい、というご要望をいただきました。それではたと気づいたんですが、自分はコロナ禍直前の2020年に人間ドックに入って、その後は受診していなかったんですね。

ここ数年、お正月休み明けの1月に受診していたんですが、2021年は第3波の真っ盛りでタイミングを逸してしまって、また2022年はプライベートで忙しくてそれどころではなかったので、予約が取れていませんでした。

せっかく刺激をいただいたので、お正月明けをゴールデンウィーク明けと読み替えて、5月に人間ドックの予約をしました。受診機関はいつものように東京ミッドタウンクリニックです。リゾートトラストが経営している検診センターで、言ってみれば「DIY版のハイメディック」という感じです。

というわけで、いただいた問い合わせへの回答をメールで差し上げる代わりに記事にしてしまいました。2018年に書いた自分の健康診断に関する一連の記事と、2019年に行った勉強会での講演録を以下に紹介します。糖質制限やコレステロール、アンチエイジングなどの話題に興味のある方はご一読ください。

なお、僕に質問がある方は、いつでも「Contact」のページからメッセージが送れますのでお気軽にどうぞ。

5 comments

  1. 《老化は治療できる》

    この質問をしたのは私です。
    以前から私は「糖質制限やコレステロール、アンチエイジング」などに関心があり自分流に実践(人体実験)してきました。しかし、いつもコレストロールが高く気になっていました。薬は飲んでいません。

    ある本を読んでresortboyさんの以前の記事を思い出したのです。ある本とは以下です。
    ◎ニール・バルジライ著『SUPER AGERS 老化は治療できる』CCC MEDIA HOUSE
    著者はヒトの長寿遺伝子を世界で初めて発見した研究者で、本書で最新研究と衝撃の提言をしています。老化は治療できる。本当か???彼は「コレステロールがもたらす長寿の秘密を解く」の中で色々語っています。

    ・HDL(善玉コレストロール)は生存因子で、HDL値が下がると、老化による影響を防げなくなるため、その人たちは死亡する。
    ・HDL値は中年期から8年に5ポイントずつ下がっていく
    ・男性のHDLコレステロール値は平均約45㎎で、女性は平均約55㎎だった。
    ・HDL値が80㎎以上ある人はほとんどいないからだ。男性ならHDL値が60㎎、女性ならHDL値が70㎎あればすばらしいとされている。
    ・センテナリアン(100歳以上の人々)とその子の場合、 HDLが多いだけでなく、HDLとLDL(悪玉コレステロール)の粒子がふつうよりずっと大きかったのだ。
    ・大きなHDLとLDLの粒子は、 高血圧や、心臓 血管 疾患、メタボリック症候群のリスク低減につながる。
    ・小さな粒子は酸化しやすく、アテローム性動脈硬化の最初のステップが始まるきっかけになると考えられている。

    実は、私はプチ糖質制限を初めてからHDLが倍増し、現在80㎎~100㎎あるのです。中性脂肪(TG)は100㎎未満、グルコース(ブドウ糖)は100㎎前後。HbA1cは5.6です。トータルコレステロールも悪玉コレステロールも基準値よりはるかに多いですが、LDL/HDLは2未満、TG/HDLは1前後です。

    この本を読んで非常に勇気づけられました。70歳になった今、健康長寿目指して、今年はマジにアンチエイジングの理論を学び自分流に実践(人体実験)するつもりです。この4月から朝食抜きの「半日断食」開始しました。どうやら糖質制限食+長時間の空腹(半日断食)が健康長寿の秘密のようです。

  2. funasan、興味深い書籍のご紹介、ありがとうございました。

    SuperAgers スーパーエイジャー 老化は治療できる

    4484211076

    すっかりコロナ禍で僕は健康管理がテキトウになってしまっておりましたので、いただいたコメントに刺激を受けました。

    自分は、いわゆるダイエットに関して、以下の3つの観点で整理するようにしています。別の記事で自分の本棚から参考書籍を紹介しようかな。

    ・何を食べるか(糖質制限やMEC食とか)
    ・いつどう食べるか(断続的断食とか)
    ・食べたらどうなるのか(ホルモンバランスとかコレステロールとか)

    別のところでブッフェの話をしていますが、最近はあまり食べられなくなってきて(もう50過ぎなので当たり前か)、それがちょっと悲しいですね。それと、いろいろ考えるとfunasanのように朝食を抜くのが一番合理的なのですが、ホテルライフは朝食が楽しいんだよねぇ…。

  3. 《豪華リゾートホテルで朝食抜きの半日断食を!》

    前回「この4月から朝食抜きの半日断食を開始しました」と書きましたが、現在、毎日実行中です。ただ、これをすると旅行中のホテルの朝食ビュッフェが台無しになってしまいますね。こんな時、朝食の代わりにランチビュッフェに変更できればGoodです。

    お昼にお腹一杯ビュッフェで食べて、夜までおやつなしで過ごし、(空腹が大事)ディナーでもう一度しっかり食べる。そして、ぐっすり寝て、翌日の朝は(あまりお腹がすいていないので)朝食抜きで(空腹が大事)観光、運動、遊び、等をする。

    そして、お腹がすいてきたお昼頃に、再び、豪華ランチビュッフェを頂く。無理せず朝食抜きの「半日断食」が実現できます。1日2食!間食はしない。空腹こそが健康長寿の秘密のようです。

    これができる豪華なホテルがありました。マリオット系の「シェラトン沖縄サンマリーナリゾート」です。このホテルでは朝食付きプランで予約しているゲストは朝食券をランチに変更可能です。ただし、マリオットのエリート会員(プラチナ以上)で特典として朝食を頂く場合はランチ変更不可です。詳しい旅行記2編作成しましたので、興味のある方は御覧ください。

    ◎シェラトン沖縄サンマリーナリゾート(オーシャンスイート滞在)その1
    https://4travel.jp/travelogue/11746518
    ◎シェラトン沖縄サンマリーナリゾート(オーシャンスイート滞在)その2
    https://4travel.jp/travelogue/11747269

    追記:沖縄には朝食をランチに変更できるホテルが他(以下)にもありそうです。豪華リゾートホテルで朝食抜きの半日断食が実現できそうです。ただし、ホテルのサービスは常に変化していますので現在の状況は未確認です。
    ◎ザ・ビーチタワー沖縄(北谷町)
    ◎ホテルモントレ沖縄スパ&リゾート(恩納村)
    ◎リザンシーパークホテル谷茶ベイ(恩納村)
    ◎ザ・ブセナテラス(名護市)
    ◎ロイヤルホテル沖縄残波岬(読谷村)

  4. funasanのコメントに刺激を受けて、僕もできる日は半日断食をするようにトライアル中です。どう考えても、この半日断食は合理的です。朝の運動習慣と組み合わせれば空腹感も避けられるし、運動の習慣化にも寄与します。

    具体的には、睡眠時間を含めて食事の間隔を16時間あける(逆に言うと、食事は8時間の間に摂る)ということなんですが、よくある以下の本のようなメソッドです。

    8時間ダイエット

    4799103032

    16時間あけるには、一例として、以下のようなスケジュールにすればOKです。

    朝)なし
    昼)12時からもりもり食べる
    夜)19時から食べはじめて20時に切り上げる

    これはホテル滞在で両方が外食だとしても、全然可能ですね。昼がランチブッフェだと理想的。

    普通にホテルブッフェの朝食を割り当てると、けっこう無理があって実現不能です。

    朝)9時から朝食ブッフェをもりもり食べる
    昼)お腹がすかないので食べない
    夜)16時から食べはじめて17時で切り上げる

    できなくはないけれど、16時から普通は食事ができないし、寝る前にお腹がすいてしまうよね…。

  5. 《朝食抜き半日断食:旅行編》

    今、沖縄旅行中です。やはり旅に出ると気持ちが盛り上がり色々食べたくなりますね。4月からはじめた「朝食抜き半日断食道場」は旅行中も実施しようか?と思ったのですが、さすがに(庶民なので)無料で頂けるビュッフェの朝食を捨てるにはあまりにも勿体ないです。

    そこで部分的に掟破りをしました。ぎりぎり朝食時間を遅らせ朝9時過ぎから朝食にしました。これは私にとってはブランチで、旅行中、ランチ抜きです。朝食抜きをランチ抜きに変えた訳です。1日2食、これだけでもダイエット効果大です。

    断食道場に午後のケーキは毒物です。でも、2日目に泊ったヒルトン系ホテルでは午後2時からエリートメンバー対象に無料のドリンク・ケーキ3点セットのサービスがありました。

    甘党の私としてはハムレットの心境で、「食べるべきか?食べざるべきか?」悩んだあげく掟破りしました。ホテルのラウンジでのケーキセットは最高!しかし、お昼の食事はこれで終了です。夕食まで他に何も食べません。それをしないと断食道場が総崩れ、ウクライナ崩壊です。そして、午後7時頃に夕食をとります。夜食など問題外です。

    今、アンチエイジングの本を色々読んでいますが、食事と食事の時間間隔をできるだけあけて、(16時間以上)自分の体に空腹を感じさせる、一時的に飢餓状態を作ってやる、そうすると「オートファジー、長寿遺伝子、ケトン体回路」等のスイッチがオンになり、ダイエットを含めて様々な健康効果が期待できるらしい、です。

    でもな~、旅先にはうまいものが並んでいるし、気分が盛り上がっているので、たまにはいいか?と悪魔がささやいてきます。でも、私は旅行日数が多く、旅先でも実施しないとアンチエイジングは実現できません。そこで変則2食はキープしました。今日の夕方便で帰ります。自宅で「朝食抜き半日断食道場」立て直します。

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