新春早々寝込んでいたので、予定が押していまして、年明けからコメント返しができていなくてごめんなさい。残酷に時は過ぎていくので、僕がぼやぼやしないように、2024年度のKASAの会の活動予定について、主宰者が考えていることについて、今日はご紹介したいと思います。
これまでの5年間の経緯
KASAの会は2019年に活動を開始しました。初年度は順調に活動が立ち上がり、多くの方にご参加いただきました。みんなで花火を見たのはいい思い出です。
2020年(2年目)はコロナ禍の中、会場の都合もあり規模を縮小して限定的ながら活動を継続しましたが、2021年(3年目)になるとほとんどの期間で緊急事態宣言が発令されてしまい、オンラインでの活動に移行しました。
東京の緊急事態宣言が9月30日で終わり、10月24日までリバウンド防止措置期間という話なので、以前加筆させてもらったカレンダーを整理して再アップ。
🔴 #緊急事態宣言
🟡 #まん防 #リバ防 pic.twitter.com/Iixl0hhjQr— 神保町刑事 (@jinbochodeka) September 28, 2021
2022年(4年目)は僕の個人的な事情の変化で結局活動できず、2023年(5年目)に「再起動」ということで、形式を多少変更して再開しました。
2023年度の収穫
2021年度までは、僕が大学教員を目指していたこともあり、研究活動の一環という側面があったために、だんだん講義スタイルの会となってしまっていました。事情がわかって教員になる目標を取り下げたので、2023年は割とフリーな感じで運営することにしたところ、それがかえってよい結果を産んだと思っています。
具体的には、ゲスト登壇者の方と、その後のディスカッションを中心にオフ会を組み立てるという形式です。その結果、僕があまり詳しくない分野についても取り上げることが可能になり、会としての学びの幅も広がりました。
また2024年度は、京都大学との関係もなくなり(ホテル利用学研究会が今年3月末で消滅)、この研究会の主導権をKASAの会に取り戻せることとなりました。上記の2023年度の経験を活かし、コミュニティとしての活動を中心とする一方で、従来からの伝統である、学術レベルで見て正しい知識を得ようという、「情報として一流」の看板も掲げた上で、きちんとやっていきたいと思っています。
フォーカスエリア
現状、KASAの会で取り上げるべきテーマを、次のように考えています(おおむね重要度順)。
- リゾートトラスト(日本リゾート会員権ガリバー)
- 東急ハーヴェストクラブ(対立軸)
- 海外タイムシェア(特にHGV、ハワイ)
- 「ガラ権」(日本リゾート会員権産業史)
- ペット対応
- クルーズ
- ホテルステータスおよびクレジットカード(一般メンバーシップ)
- OTA、一般チェーン、ビジネスホテル
- 別荘、リゾマン(グランピングなどの派生分野含む)
2024年度スケジュール案
あくまでイメージですが、以下のようなスケジュールを考えています。1月を除く奇数月の、最終土曜日の午前中にオフ会を開催して、その後、希望者でランチ・茶話会をする、というのが基本フォーマットです。
なお、現在のところすべての予定は未決定です。
- 3月30日(名古屋開催):テーマ「クルーズ」
- 5月25日(東京開催):テーマ「リゾートトラスト」
- 7月27日(東京開催):テーマ「ハワイとタイムシェア」
- 9月28日(東京開催):テーマ「ペット対応ホテル」
- 11月30日(東京開催):テーマ「ガラ権と日本文化」
有料メンバーシップと掲示板
具体策は未定ですが、今春をめどに、有料メンバーシップを導入し、KASAの会への参加はそのメンバーシップへの参加者を対象とします。これによって従来の完全無料方式で課題であった、会場費用やコピー代などの問題を、(ある程度)解決できるのではないかと考えています。
導入システムについては未検討ですが、月額費用は数百円を想定しています(年額でも数千円)。
また昨年は、脅迫に近い暴力的な書き込みがあり、リゾート会員権の関係者の中にそのような方が存在するということが明らかになりました。僕のブログは完全公開型で20年やってきましたが、社会の分断もはじまり、そろそろそんな牧歌的時代も終わりに近づいたようです。
2024年度は、リゾート活動を通じて人生を豊かにされたい方が、日々話したいことを安心して話せる環境について考え、可能な範囲で実践したいと思っています。
その点で、グローバル企業が提供するプラットフォームについて、僕の考えを述べます。それらはとても手軽に利用でき便利なものですが、デジタル技術を背景とした政治支配が現実化しようという現状において、そのようなサービスを利用して極めて個人的な遊び・楽しみについて語ることが、富裕層の方々のプラスになるとは、僕には考えられません。
この基本認識の下で、利用しやすい掲示板的なものをどうしたら提供できるか、考えていきます。
KASAの会はハンドルネームのオンラインと、実名のリアルオフ会との、ハイブリッドで活動する方針です。
写真はナニ?
冒頭の写真は、KASAの会の名前の由来でもある、プルマン東京田町にあるレストラン「KASA」です。
プルマン東京田町 - レストランKASA - ファンダイニング- 港区 田町
なぜKASAの会というのか、とたまに聞かれることがあるので、ここに書いておきます。ここで会が発足したんです。
funasanからのメッセージ(2024年1月22日追記)
記事公開後に、ちょうどご夫婦でクルーズの旅を楽しんでおられた舟橋栄二さん(funasan)から、以下のメッセージをいただきましたので、記事への追記としてご紹介します。
resortboyさん、KASAの会が新たな地平に向けて離陸していく、そんな予感のする「2024年度」活動宣言ですね。今後も大いに期待しています。
さて、3月のKASAの会は名古屋開催で、しかもテーマは「クルーズ」です。名古屋支部長の私として少しの時間を頂いて、最新の海外発クルーズ事情をお話しさせて頂く予定です。
タスマン海の客船より
実は、今、シドニー発着ニュージーランド周遊クルーズの船上にいます。客船はロイヤルプリンセス号で、客船内は予想以上のネット環境です。有料ですが高速wifi接続ができ、豪華客船におけるネット革命が進行中です。
日常的にリモートワーク可能な人は、家族を引き連れて豪華客船(プリンセスクルーズ)に乗り、客室で、ラウンジで、レストランで、仕事ができます。その雰囲気の一部写真をresortboyさんにお願いして載せて頂きました。
シドニー発着ニュージーランドクルーズ
2024年1月10日~1月23日(全14日間)1/10(水)16:00 シドニーを出航
1/11(木)終日航海日
1/12(金)終日航海日
1/13(土)7:00 ~ 16:00 フィヨルドランド国立公園クルーズ
1/14(日)8:00 ~ 18:00 ダニーデン
1/15(月)8:00 ~ 18:00 リテルトン(クライストチャーチ)
1/16(火)8:00 ~ 18:00 ウェリントン
1/17(水)終日航海日
1/18(木)8:15 ~ 19:45 タウランガ
1/19(金)9:30 ~ 20:00 オークランド
1/20(土) 7:00 ~ 17:00 ベイオブアイランド
1/21(日)終日航海日
1/22(月)終日航海日
1/23(火) 6:00 シドニーに到着
「夢のクルーズワーケーション」が実現します。では、次回3月名古屋開催のKASAの会でお会いしましょう。
2024年も面白そうなテーマがてんこ盛りですね。
クルーズ大好きな余輩としては、3月が名古屋開催なのが悩ましいところ。
KASAの会の名前の由来、ずっと気になってたんですよー。
まさひろさん
クルーズ、私も好きです。
入社前にアメリカに2週間行った時に乗った
RCLのカリブ海クルーズが最高に楽しくてハマりました。
ただ奥が深すぎて、一括りで話しは済みませんね。
日本船の普通の日とクリスマスやお盆では雰囲気が全然違いますし
花火やお祭りなど寄港地にイベントがあるクルーズは
ディナーがお弁当セットみたいになることもありますし…
日本に来る外国船はどこが主催なのかでレベルが段違い。
某格安旅行会社のチャータークルーズなんて本国ではかなりいい船なのに
人数詰め込みすぎてレストランのテーブル間隔が狭くてサービスが追い付かない
料理も材料費をケチっているのか美味しくない(チャーターの料金内で抑える為?」
船会社が普通に募集するクルーズは通常の料理でサービスもいつも通りなのに…
「funasanからのメッセージ」を記事本文への追記の形で掲載しました。
リアルタイムの話題は、なかなか公開サイトのコメント欄では書きづらいと思うので、こうした交流も、今後検討するKASAの会メンバーシップの掲示板で吸収できればと思っています。写真のアップロードも必須ですね。
最近の話題のNot a Hotelは扱われないのでしょうか?会員権リゾートビジネスの対抗軸になりそうに思いますし、著名人も購入しているようで個人的にも興味があります。この界隈を研究なさっておりもう既に調査され色々知見をお持ちだと思いますので、お伺いしたいです。
皆さん、こんばんは。クルーズに関しては、僕は何も知らないので、funasanに教えていただこうと思っています。
箱根オーナーさん、NOT A HOTELについてですが、ウォッチはしているものの、もっと大事な話題が他にあるのと、実際に利用して写真を撮ったもの(取材したもの)しか記事にしない主義であるために、取り上げられていません。
2023年12月末時点で、NOT A HOTELの累積契約高は142億円、オーナー数は402名です。
KASAの会のフォーカステーマの最後に「別荘、リゾマン(グランピングなどの派生分野含む)」って書いてあるんですが、そこの中で意識しています。2024年度は見送りの話題となっています。
つい最近、旧ロケットメイカーズという事業投資型クラウドファンディングの会社が、NOT A HOTELの中古市場を担当する専門の会社に組織変更しました。2024年中には流動性なども少しは見えてくるかと。金融的手法を使った独自の事業展開をしているので、引き続き、注目したいと思います。
Contents アーカイブ | 株式会社ロケットメイカーズ
NOT A HOTEL 2ND Inc.
《ニュージーランドクルーズ終了:前半悲惨でした》
旅のはじめがあれば、終わりもありますね。1月23日、ロイヤルプリンセス号はシドニー港に到着しました。2週間前、意気揚々と豪華客船に乗り込んだのはいいですが、シドニー出航早々、夫婦ともに「のど風邪」になりクルーズ前半は発熱により苦しい客室待機の日々が多かったです。
どうやらクルーズターミナルでの大群衆の中でマスクなしで長時間待機していた時に感染したようです。全くうかつでした。大反省です。自己防衛のため「体温計、総合風邪薬、パルスオキシメーター」を持参していたので、ひたすらベッドで療養していました。
私の風邪は発熱と同時に咳と痰が出て夜の眠りも妨げられる苦しいものでした。睡眠導入剤も持参しており、強制睡眠を確保しました。幸いにもパルスオキシメーター測定による酸素濃度が常に98%あり肺炎による緊急事態は避けられそうでした。
発熱・下痢・呼吸困難などで船医の世話になると高額な医療費(保険適用しても?)が請求され、また、発病による「客室内強制隔離」など大げさになったら大変です。我々夫婦は誰にも頼らず、ひたすら客室で耐えていました。クルーズ後半には風邪が治り、しっかりクルーズ生活を楽しみました。皆様、ウイルスや細菌はどこにもいます。クルーズに限らず、旅行中の感染防止と体調管理にはくれぐれもお気をつけ下さい。
《3月予定のKASAの会「クルーズ」の話題》
3月予定のKASAの会「クルーズ」で詳しくお話する予定ですが、参考までに今回の私のシドニー発着ニュージーランド周遊クルーズ(13泊14日)の費用を記しておきます。
客船「ロイヤルプリンセス号」
総トン数:142,229トン、
乗客定員:3,560人、
客室数:1,780室、
乗組員数:1,346人
クルーズ予約:ジュニアスイート客室(1室2名利用の1人代金)
プリンセススタンダードプラン(チップは船内会計)
クルーズ代金 196,000円
港湾税 43,700円
合計金額:239700円
ジュニアスイート客室(バルコニー・バスタブ付き)の面積は28㎡もあり、都心のホテルと同じ快適さで滞在できます。このジュニアスイート客室に13泊して総額1人約24万円(1室2名48万円)でした。コスト的には1人1泊18500円くらいのクルーズ代金です。
クルーズ中の3食付き、ニュージーランド周遊移動付き、船内エンターテイメント付きのコストを考えると決して高くはないと思います。特に、毎夜のダイニングルームのフルコースのディナーは特別料理以外、何を注文しても無料なので大食漢にはたまりません。前菜2種、メイン2種、デザート2種という無茶な注文も可能です。
クルーズ代金は客室のカテゴリーにより大きく違ってきます。また乗船する船によってもカジュアル船からプレミアム船、ラグジュアリー船まで、あらゆる選択肢があります。また、旅のスタイルでも旅行代金が大幅に変わってきます。一番高額なのが日本から添乗員付きの海外発着クルーズで、一番お安いのが海外発着のクルーズだけ予約する場合です。これらのクルーズ代金の違いも3月のKASAの会でお話したいと思います。
私は以下のクルーズ専門旅行社のサイトで料金と客室を指定して予約しました。海外発着のクルーズが現地価格で提供されており、格安クルーズも目白押しです。インサイドで良ければ1泊1万円以下のクルーズも目白押しです。「今、海外クルーズが安い!」です。興味のある方はご覧ください。
参考:株式会社バイタリティトラベル
https://www.vitalitytravels.com/
《21泊の大航海:リポジショニングクルーズ》
クルーズ情報の追記です。前回の投稿で紹介したバイタリティトラベルのホームページのトップに次のクルーズが紹介されています。
「シドニー発横浜行―ロイヤルプリンセスのリポジショニングクルーズ日本行」
https://www.vitalitytravels.com/
リポジショニングクルーズとは一定期間ある地域でクルーズを繰り返して、季節の変わりに大陸を大きく移動して次なる地域でクルーズを繰り返すポジション移動のクルーズです。比較的クルーズ代金は安いです。
日本の寒い冬の時期(1月~3月)、南半球のオーストラリア・ニュージーランドは夏で、クルーズのハイシーズンです。この時期にシドニー発ニュージーランド周遊クルーズを繰り返したロイヤルプリンセスは、日本が春になった4月6日、シドニーを出航してアジアに向かいます。ダーウイン、香港、台北と日本各地を巡って4月27日(土)朝6時30分、横浜港に到着します。
21泊の大航海ですが、インサイド客室が安いです。上記バイタリティトラベルによれば2名1室利用の1人代金として、
クルーズ代金:227432円
港湾税:42845円
合計:270277円
21泊もしますので、コスト的には1泊12870円です。朝食・昼食・アフタヌーンティー・夕食の食事、オーストラリア・アジア・日本周遊の移動、船内エンターテイメント付でこの値段です。特に食事が凄いので、ホテル代高騰の今、クルーズは安いです。
日本からシドニーまではJALのマイル利用で片道発券(エコノミー1.8万マイル、ビジネス4万マイル:燃油サーチャージ加算あり)すればいいです。クルーズ前泊としてシドニーで1泊か2泊してシドニー観光も好きなだけできます。そして、帰路はロイヤルプリンセス号による21泊のロングクルーズです。そんな豪華な旅が格安で実現します。次回、KASAの会「クルーズ」のさわりでした。
funasanさん
米国のクルーズ旅行社に申し込まれたのかと思いきや
なんと国内の旅行会社さん、破格ですね。
ジュニアスイートで2週間もクルーズとは素敵すぎます。
海外の旅行会社に申し込むことが多いのですが
クルーズ間近に発送される乗船関連のDHL便が行方不明になり
ハラハラしたことが2度あったので
国内の会社なら安心だなと思いました。
ロイヤルプリンセスが横浜に入港する4/27同日に、余輩はダイヤモンドプリンセスで横浜を出港予定であります。当日日中は両船が大さん橋の両側に!?、と一瞬色めき立ちましたが、14万トンクラスともなると前者はベイブリッジをくぐれませんね。