エクスペディアで取った航空券をキャンセルしたのでその経験を共有したいと思います。なにしろ、ネットで検索してみると同社の評判は芳しくなく、かなり嫌な思いをするのではないかと戦々恐々としていたのです。ですが、実際にはまったくの杞憂でした。
エクスペディアの対応は最近になって急速に改善していることを、他のブロガーの方々の体験談を読んでも感じます。というわけで、以下、僕のケースです。
まずエクスペディアで予約した時点で、航空券の条件として「返金不可」が明記されていました。
航空券の中味はとあるエアラインのビジネスクラスのキャンペーンチケットで、マイレージもまったく積算されない、そのエアラインでは最低の予約クラスでした。
もちろん発券の時点でそのことは認識していました。同じチケットをエアラインのWebサイトで直接買うよりも数万円安かったので、マイル積算やキャンセルのことを考えるとイーブンで、特段トクだとも思わなかったのですが、何しろキャンセルするつもりはありませんでしたから、エクスペディアから購入することに決めたのでした。
で、予約してすぐに、不安でしたので(この時点で僕はエクスペディアをイマイチ信用していません)、航空会社のWebサイトにアクセスして、そのチケットがちゃんと予約されているのか確認しようとしました。だって、エクスペディアからはメールが1通来るだけで、「このEメールは Eチケットとしてご利用いただけます」って書いてあるだけなんですから。
ところがエクスペディアから買ったチケットは、エアラインのWebサイトに情報を入力しても表示されません(不安増大)。結局、航空会社のサポートにメールを送ってきちんと予約できていることを確認できましたが、エクスペディアから買うと、そのエアラインの場合は「純正のEチケット」が得られないのです。
予約が取れているのはわかったけれど、やはり航空会社発行のちゃんとしたEチケットがほしいなと思うのが人情です。そこで調査を進めると、現代のエアラインは予約システムを自社で作っているわけではなくて、世界中にいくつかある汎用のものをそれぞれ使っていることがわかりました。
例えばJALは今年の11月からスペインのAmadeus社が提供する「アマデウス アルテア」に自社システムから切り替えます。ANAはすでに2015年からアルテアです。
そんなオープンな時代ですから、予約情報からEチケットを表示するシステムを、予約情報さえあれば僕のような素人でも外部から使うことができます。例えば、アマデウスの「e-ITR」については、ブロガーの方が詳しい記事を書いています。
アマデウス e-ITRの使い方、見方 – Voyage AvancéVoyage Avancé
僕の場合も同じように予約情報からEチケットにアクセスできました(アマデウスのようなメジャーなものではなく、しかも英語ではなかったのですごく苦労しました)。すると驚くべきことに、エクスペディアから買ったチケットは返金可能であることがわかりました。
上の画像に「RFD JPY12000」と書いてありますが、これは出発までの間はいつでも、12000円を払えば返金される、という意味です。
うれしいような悲しいような、この情報を持ったことで、かえってイヤーな気分になりました。エクスペディアはあくまで「返金不可」と言っています。ですから、キャンセルした時に、「残念でした、お金は戻りません」とエクスペディアに言われても、何ら文句の付けようがないからです。
時間と気持ちに余裕のある休日の夜に、エクスペディアのサポートに電話を入れました。「すごく待たされる」というネットでの口コミを見て覚悟してかけましたが、休日だったせいか、電話はすぐにつながりました。
担当者は中国人の男性でしたが、コミュニケーションに特段の問題はなく、受け答えは的確。調査してもらった結果、僕が調べていたとおりの上記の条件で返金されることになりました。
というわけで、いろいろ調べてしまったせいで逆にハラハラしてしまいましたが、エクスペディアの「返金不可」の表示であきらめてしまっていたら、どうせお金は帰ってこないし、とキャンセルせずにいたかもしれません。
エクスペディアでの航空券購入は、いろいろ引っかかるところはあるものの、表立った問題点はまったくありませんでした。サポートは悪いどころか、むしろ優秀です。
姉が2年前にエクスペディアで海外のホテルを予約した時、
朝食付きのはずなのにホテル側が無しになってると言われたそうです。
エクスペディアに連絡をし、その旨伝えたところすぐに対応してもらえ大丈夫だったとか。
あまりいい評判ではなかったようですが、サポート良いみたいですね^^