実は、僕はクルマそのものにはあまり興味がなく、単に付き合いのあるディーラーのお薦めにしたがっているだけの思考停止型ドライバーである。そんな僕だが、たまたまオーディオレスで新車を買ってしまったので、DIYでカーオーディオを取り付けることにした。きっと同じことをする人が世界中に何人かいそうなので、その顛末をフォトレポートしておく。
といっても、実に簡単で拍子抜けするほどである。クルマはVOXY(ヴォクシー)の現行モデル(2代目)、R70G型。まずはネットオークションでトヨタ純正の「MCT-W58」を入手した。
これは定価が42,000円だが、オークションでは数千円で手に入る。現行のパーツであり、トヨタのサイトで基本情報がわかるので指名買いした(toyota.jp オリジナルアクセサリー | オーディオ | MCT-W58)。ま、よくわからないので、ヴォクシーのカタログに載っているやつにした、というのが本当のところだ(笑)。
ではさっそく取り付けてみよう。まずはパネルの取り外し。最初はこんな感じで、オーディオ部分にはフタがしてある。これはトヨタ純正のワイドサイズであり、普通の2DINサイズのコンポーネントを入れると両側にスキマが空いてしまうのだという。
この銀色のパネルを外していくのだが、最初にやることはシフトノブの取り外しだ。これは左側にノブを回すだけで簡単にはずれる。
ノブがはずれたらシフトロック解除ボタンを押しながら、シフトレバーをニュートラルに入れておこう。
この銀色のパネルだが、パネルの外周にそって19個所のツメで固定されている。たくさんのツメがある分、1つひとつは外しやすい。手袋を付けてパネルの外周に沿って力を入れながら、少しずつ外して引き抜いていく。
外し終わると、エアコン用のコネクターが付いているのでそれを外そう。
次にオーディオ部の外側カバーだ。これもツメで固定されているだけなので、ていねいに引きぬけばよい。
さらに真ん中のフタを外す。これがいちばんの難所(笑)なのだが、奥まったところにねじ止めしてある。長めのプラスドライバーを使って、奥にねじを落とさないように慎重に作業しよう。僕はセロテープを併用して落とさないように工夫してみた。
これが外した中央のフタだ。サイドのパーツはオーディオの取り付け時に利用するので取り外しておく。
さて、これでカーナビなりカーオーディオなりが取り付けられる状態になった。これからMCT-W58を取り付けていく。
MCT-W58の裏側はこのようになっている。1つだけ使わないコネクターがあって、そこにはあらかじめキャップが付いていた(これはCDチェンジャーを接続するためのコネクターである)。
事前に資料を当たってどのコネクターが何のためのものなのか、一応調べておいたのだが、実際にはそのような知識は必要なかった。単に適合するプラグをはめ込んでいくだけである。実際に取り付けるとこうなる。1つだけ使わないプラグが残っているが、それは車速パルスなど、カーナビ用のものである。
元のようにネジ止めをして動作チェック。向かって右下のねじにアースを落とすのをわすれないようにしよう。
動作が正常なら、元通りにパーツをはめ込んで終了だ。これでステアリングスイッチでオーディオが操作できるようになり、AUX接続ではあるがiPodやらウォークマンもつなげて楽しめるようになった。
7~8年前に自分でカーナビを付けたことがあるが、その時の体験からすると、あっけないほどカンタンであった。今はカーナビ前提ですべての配線があらかじめ来ているのだ。純正オーディオでなくても、変換ハーネスを使えば社外品でも同じようなものなのだろう。
例えてみればPCの内蔵ハードディスクを交換するのと何ら変わらない。そんなわけでリゾートライフを切り口に、またひとつライフスタイルの経験値が上がった感じだ。
最後にコストの話だが、純正品を新品で買うのの10分の1で済んだ。これを痛快と言わずしてなんと言おう。
まずは、地震の被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。
こちらのブログにおいでになる皆様方に被災者がいないことを祈ります。
我が家の車も、実はこの方法で費用節約しています。
金額も安いばかりでなく、新車時に一緒に発注すると
(特にナビは)取得税の上昇にも繋がる要因のため、必ずオプションは最低限にし
オークションや、やむを得ずディーラーオプションを購入の場合には
車の契約とは切り離して部品発注でお願いするなど工夫してます。
トヨタ車の場合、ナビはオークションで人気ですが単なるオーディオは激安になる事が多く
我が家の買い物車も、ラジオレスで購入し、同じ車種の専用メーカーオプションのオーディオを
うまくオークションで入手したので、resortboyさんと同じようなコストになりました。
画像の機種とコネクタの状況からしますと、ステアリングスイッチが使えるはずですので
ハンドル左のボタンで、電源の入り切りや選曲、CDやラジオ等ソースの切り替えが
全てハンドルから手を離さず完結できます。純正のいいところですね。
A3さん、こんにちは。おー、さすがに取得税のことまでは気が回っていませんでした。おっしゃるように、トヨタ純正ナビは中古でも非常に相場が高いのですが、オーディオは極めて安価に取引されていますね。計画立ててそのようにしたわけではないのですが、結果オーライでした。