大型リゾートホテルは立地一流でも存続困難に

「会員制ホテル今昔物語」は、35年に渡ってリゾート会員権についてウォッチされているzukisansuさんによる連載です。日本で独自の発展を遂げたリゾート会員権、すなわち「ガラ権」の歴史をたどることで、日本的文化とは何か、日本人とは何かを、過去に学び未来を見通す―そんな奥行きのある連載として、僕から特別にお願いし、zukisansuさんにしか語れないこのテーマでご執筆いただく運びとなりました。どうぞご期待ください。(企画・制作:resortboy)

北海道を離れ、東京に帰った筆者は、全く気分を変えて暖かい南九州に飛びます。今回からは南九州3県、鹿児島・宮崎・熊本を回ります。南九州において、現存、閉業、廃墟など、さまざまな記録すべきガラ権施設を選び、順次取り上げてまいります。

南九州は素晴らしい観光・温泉・リゾートエリアです。歴史ある大型日本旅館や温泉ホテルが多数存在します。一方で、こうした一等地にガラ権ホテルがあまりないのは、この連載をご覧いただく中でご承知のことと思います。

さて南九州編の初回は、前回取り上げたホテルと同系列であり、南九州最大級の客室を誇った旧「霧島ロイヤルホテル」です。

ダイワだが立地が一流

筆者は今年2月(2024年)、家族旅行で暖かい鹿児島に行きました。もちろん、日本最初の国立公園の中の1つである霧島エリアは目的地の対象です。霧島は南九州全体としても最高度の景観を誇り、現在は「霧島錦江湾国立公園」と称しています 1

前回、「全国各地の辺鄙な場所にダイワロイヤルが作られた」と書きましたが、この霧島ロイヤルについてそれは当たりません。一方で、ダイワは別荘地開発に積極的だったと書きましたが、それはここ霧島エリアにおいても当てはまります。

霧島ロイヤルホテルは、標高500メートル、面積250万平方メートル、別荘地約2,000区画を擁する「霧島高千穂リゾートランド」の開発と共にあり、ゴルフ場「高千穂カントリークラブ」も同地にあります 2

4つの温泉郷と国宝の神宮

火山が連なる霧島連峰を擁するこのエリアは温泉に恵まれ、「霧島神宮温泉郷」「霧島温泉郷」「妙見・安楽温泉郷」「日当山温泉郷」と、それぞれの個性と歴史を有する4つの温泉郷があります 3

エリアの観光のハイライトは霧島連峰の南側、天孫降臨の地を祀る霧島神宮であり 4、霧島ロイヤルホテルは、このハイライトの地に一番近い、霧島神宮温泉郷に属します。

筆者は若い頃、両親との家族旅行でこちらにお世話になったことがありました。当時新しかったこのホテルの豪華さ・巨大さ・眺望の良さは、いまだに脳裏に焼き付いています。

ですから今年の鹿児島旅行では、この霧島ロイヤルホテルを最優先候補にあげて検討したかったのです。ですが、それは不可能でした。

霧島ロイヤルは今年1月末で閉業していたからです。

大規模だから売れ残った

ダイワロイヤルのガラ権施設群の歴史的経緯のおさらいです。

1980年代前半から全国各地に誕生したダイワロイヤルのホテル群は、築20~30年を経て一斉にリニューアルされ、横文字の名を持つホテルとして、4つに分類されました、すなわち、「Active Resorts(躍動)」、「Hotel&Reaorts(別世界)」、「The(フラッグシップ)」、「Royal Hotel(伝統)」というものでした。

この中で、旧霧島ロイヤルホテルはActive Resortsに区分され、2018年7月以降「Active Resorts霧島」となります(以後、本施設と呼びます)。

本施設は1985年4月開業。7階建ての東館と別館として増設した9階建ての西館をつないだ構造で、全356室の巨大ホテルでした 5

ダイワによる別荘地の開発は本施設の開業前から進んでおり、隣接する高千穂カントリークラブは、本施設開業より7年近く早い1978年7月の開業であります。

さらに本施設の隣地に、同社分譲のリゾートマンション「ロイヤルリゾートヴァンべール霧島」(14階建、92戸)が並び立っています。完成は1990年9月。バブル期までは順調な発展だったと言えるでしょう 6

しかし、このホテルは大きすぎたのでしょう。観光・温泉ブームが去った後は持て余し気味だったと推測されます。それは2018年の名称変更時に、他のダイワのホテルでは大規模リニューアルが行われた一方で、本施設は外装や内部設備のわずかなリニューアルしかされなかったことからもわかります 7

この霧島エリアは、国際音楽祭の開催地として有名です。本施設の閉館を報じるローカル紙の見出しで目立つのがこの音楽祭のことです。かつてはこのホテルがメイン会場であった、というのが記事の建て付けでした 8

一等地でも敬遠された

これまでの書いたことの繰り返しですが、今年4月1日より、ダイワロイヤルホテルのガラ権施設群は、すべてがフランスのアコーホテルズとしてリブランドしました。23のホテルは格式によって「グランドメルキュール」と普通の「メルキュール」に区分されて再出発となりましたが、奇しくも、日本の伝統的な大型温泉ホテルが行ってきたような様式、つまりすべてブッフェの1泊2食付きの温泉旅館となったのでした 9

この、ガラ権界史上空前のパワーシフトにおいて、最初に脱落したのが前回の「鹿部ロイヤルホテル」など3施設でした。その後、借地権満期などを理由に「福岡八幡ロイヤルホテル」が退場。そして4月のリブランドを目前にした1月末をもって、本施設が抜けることになりました。

筆者としては、思い出もある懐かしいホテルでした。霧島エリアにおける場所も一等地ですし、その規模からもランドマークと言えます。

大型リゾートホテルの宿命

横文字ホテルになった時の手直しもろくにされず、大きすぎるなら、元々の東館だけとするなども考えられたはず。新聞記事によれば、100人くらいいた従業員の次も定まらないとのことで、この立派な施設が完全閉業とは、いくらなんでも寂しすぎます 8

築40年となる建物の老朽化。そして音楽祭が移りイベントが減り、観光・温泉ブームに支えられたツアーが減り、さらに少子化で婚礼が減り、サークル合宿や修学旅行も減る。そこにコロナ禍後の働き手の減少で要員まで減り、リニューアル後のブッフェスタイルであっても維持不能と判断されたのでした。

日本の大型ホテルにおける負の連鎖。それをここに見た気がしました。それは施設そのものの価値判断ではありません。

大型だからこそ存続ができない。それが縮みゆくニッポンでの、大型リゾートホテルの宿命でした。

関連記事もどうぞお読みください。

今年起きる空前絶後のガラ権パワーシフト

大型ガラ権が消えた函館エリアをゆく


  1. 1934年3月に、瀬戸内海国立公園、雲仙国立公園、霧島国立公園の3個所が国立公園として最初の指定を受けた。
    環境省_国立公園_国立公園とは_歴史と制度
    環境省_霧島錦江湾国立公園 ↩︎

  2. 同別荘地では霧島山麓の地下水を汲み上げて専用水道で各戸に供給、おいしいと評判。温泉も各戸に配管済み。
    霧島高千穂リゾートランド(鹿児島県)|田舎暮らし・別荘|ダイワハウス
    【公式】鹿児島でゴルフなら自然を満喫できるゴルフ場|高千穂カントリー倶楽部|ホーム ↩︎

  3. 良泉質・絶景・美肌!霧島4温泉郷で湯めぐりしよう!【鹿児島】 |じゃらんニュース ↩︎

  4. 霧島神宮 – 南九州最大の神宮「霧島神宮」の公式サイトです。 ↩︎

  5. 冒頭の写真が東館。開業当時の客室数は154室。こちらにラウンジや大浴場がある。東館にはその後、隣にリゾマンが建設されたため、むしろ別館である西館がビジュアル利用されるようになった。なお両館は離れており、同時に写すことは困難である。
    大和ハウス、霧島ロイヤルホテルがオープン。 | NIKKEI COMPASS - 日本経済新聞 ↩︎

  6. 高千穂リゾートランド(霧島)――各種施設が相乗効果(追跡リゾート開発) | NIKKEI COMPASS - 日本経済新聞 ↩︎

  7. 前回の連載で取り上げ、今年のアコーへの移管よりずっと早く閉業した「鹿部ロイヤルホテル」ですら、相当な投資をして改装されている。
    大型ガラ権が消えた函館エリアをゆく|会員制ホテル今昔物語 – resortboy's blog – リゾートホテルとホテル会員制度の研究 ↩︎

  8. 霧島国際音楽祭は1980年の開始時より会場に困っており、当初は霧島ユースホステルを利用したものの狭く、その後も近隣ホテルで開催していた。大宴会場を備える大型ホテルである本施設開業後は、ここがメイン会場となる。霧島国際音楽祭は発展し、同音楽祭のために建設した「みやまコンセール」が1994年7月に完成した。
    旧霧島ロイヤルホテル 来年1月で閉館 国際音楽祭の元メイン会場、現アクティブリゾーツ 従業員100人の処遇未定 [経済・産業] | 鹿児島の経済ニュース | 南日本新聞 | 373news.com
    館長あいさつ | 霧島国際音楽ホール みやまコンセール ↩︎ ↩︎

  9. 彼らはこのスタイルを「オールインクルーシブ」と称しているが、人手不足の中、決まったメニューをずっと出し続けるセルフサービススタイルに切り替えたことを、体よく言い換えたに過ぎない。ビジネスホテルで朝食が付いているのと同じで、個別清算業務がなくなる効果も大きい
    オールインクルーシブ - 【公式】グランドメルキュール/メルキュール 2024年春開業 ↩︎

文・撮影:zukisansu、企画・制作:resortboy。バックナンバーはこちら

4 comments

  1. オールインクルーシブ・リゾート誕生!
    《グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ》

    zukisansuさん、「会員制ホテル今昔物語」は歴史に残る学術書になりそうですね。そのくらい内容豊富でデータの裏付けも添付されています。恐らくresortboyさんの編集の手も入っていると思いますが、お二人のご努力に敬意を表します。

    さて、ダイワロイヤルは以前から注目していました。それは私が会員になっている「セラヴィリゾート泉郷」の提携施設(アコーになってから提携解除)だったからです。特に興味があったのが「八ヶ岳ロイヤルホテル」です。

    八ヶ岳ロイヤルホテルは八ヶ岳の南山麓を走る高原列車で有名な小海線「甲斐大泉駅」から南に下れば直ぐに着きます。この巨大なホテルには何度も行きました。ただし、泊まっていません。周辺のサイクリングです。私はこの近くにある「ダイヤモンド八ヶ岳美術館ソサエティ」の会員権を購入し、このホテルを拠点にドライブ・サイクリング・登山・スキーをして遊んでいたのです。

    昔全盛を謳歌していた清里のペンション群はほとんどが休業し、夏のハイシーズンでも清里駅前はひっそりとしています。周辺の別荘地にも人影は少なく、古い別荘は朽ち果てています。そして、巨大な「八ヶ岳ロイヤルホテル」も閑古鳥が鳴いている雰囲気でした。コロナ禍もあり、どうやって生き延びていくのだろうか?と思っていました。

    そこに「アコーとの提携」というビッグニュースが飛び出してきました。こんな田舎でアコーという世界ブランドと提携してどうするの?と思っていました。ところが…驚きです。アコーの戦略は凄いですね。ちょっと感動して盛り上がって書きました。

    部分的(宿泊プランの1つ)ですが、「オールインクルーシブ」リゾートとして誕生させたのです。マリオットやヒルトンはじめ高級ホテルの「エグゼクティブ・ラウンジ」と同じようにアルコールを含めて飲食無料のラウンジが誕生したのです。ただし、食べ物はごく少ないようです。(確認していません)

    オールインクルーシブ
    https://accor-resorts-japan.jp/all_inclusive/

    朝食・夕食は豪華なビュッフェで、そして、アルコールを含めたフリードリンクはラウンジで!参考までに5月の連休明けの平日の「オールインクルーシブ」値段を調べてみました。2名1室利用で1人当たりボトム2万円程度でした。ビュッフェの中身が充実していれば通常の宿泊だけでもいいでしょう。注:週末、ハイシーズ(夏休み・スキーシーズン)は価格高騰間違いなし。

    どの程度のラウンジサービスになるか体験してみないと分かりませんが、お酒の飲み放題と2食ビュッフェ付きで1人2万円ならリーズナブルでしょう。マリオットやヒルトンのラウンジライフを満喫した人達は、今や超高額の宿泊代金の前で途方に暮れています。以前のように気楽に泊まれません。でも、あのラウンジの快適さは忘れられません。よし、それなら、マリオットやヒルトンと縁を切って「グランドメルキュール」に行こう!

    今は無茶苦茶な円安です。2万円を現在の1ユーロ=165円で換算すると121ユーロです。この格安値段で人気沸騰している日本の「オールインクルーシブ」リゾートが体験できます。よし、日本に行こう!こうしてフランス人をはじめアコーのヨーロッパ(ユーロ圏)会員の人々が日本を目指します。

    そして、これから「空前絶後のガラ権から外資系へのパワーシフト」(zukisansuさんの言葉)がスタートします。

    グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ
    https://grand-mercure-yatsugatake-resortandspa.jp/

  2. 追伸です。zukisansuさんの名言「空前絶後のガラ権から外資系へのパワーシフト」に触発されて、今朝、ちょっと調べて以下の記事を書きました。

    《既に起きていた外資へのパワーシフト》

    コロナ明けのホテル代金高騰は全く驚きです。以下(今朝の検索結果)をご覧ください。2024年7月1日(月)の東京にあるマリオット系ホテル(税・サ込)の宿泊料金です。カッコ内のドルは現在の為替レート1$=154円でドルに換算したものです。

    ・ブルガリ ホテル 東京(253,400円:$1645)
    ・ザ・リッツ・カールトン東京(150,458円:$977)
    ・東京エディション銀座(149,164円:$969)
    ・東京エディション虎ノ門(139,550円:$906)
    ・メズム東京、オートグラフ コレクション(95,457円:$620)
    ・ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町(91,317円:$593)
    ・ウェスティンホテル東京(80,981円:$526)
    ・ACホテル東京銀座(71,063円:$461)
    ・ザ・プリンス さくらタワー東京(64,597円:$419)
    ・コートヤード・マリオット銀座東武ホテル(62,385円:$405)
    ・アロフト東京銀座(61,662円:$400)
    ・東京マリオットホテル(57,253円:$372)
    ・コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション(50,204円:$326)
    ・シェラトン都ホテル東京(42,698円:$277)
    ・モクシー東京錦糸町(27,273円:$177)

    この価格に私は全くついていけません。長らくマリオットに忠誠を尽くしていましたが、残念ながらマリオットとお別れです。もう無理して泊まりません。幸い、私は数年前にマリオットのライフタイムプラチナを取ったのでステータスはキープです。せっかくのプラチナなので、特別な記念日等、必要な時はマリオットに泊まります。

    今年の11月にニューヨークに行くのでマンハッタンのマリオット系ホテルを調べてみました。以下、7月1日(月)のニューヨーク・マンハッタンにあるマリオット系のホテル(税・サ込)の宿泊料金です。1$=154円で日本円にも換算しました。

    ・ザ・リッツ・カールトン・ニューヨーク・セントラルパーク($1,120:172,480円)
    ・セントレジス・ニューヨーク($966:148,764円)
    ・ザ・ニューヨーク・エディション・ホテル($727:111,958円)
    ・JWマリオット・エセックス・ハウス・ニューヨーク($549:84,546円)
    ・ニューヨーク・マリオット・ダウンタウン($503:77,462円)
    ・ニューヨーク・マリオット・マーキス($483:74,382円)
    ・ザ・タイムズスクエア・エディション・ホテル($453:69,762円)
    ・シェラトン・ニューヨーク・タイムズスクエアホテル($304:46,816円)
    ・ACホテル・バイ・マリオット・ニューヨーク($272:41,888円)
    ・ウェスティン・ニューヨーク・タイムズスクエア($261:40,194円)
    ・フェアフィールド・イン&スイート・ニューヨーク($257:39,578円)
    ・フォーポイントバイシェラトン・ミッドタウン($257:39,578円)
    ・コートヤード・ニューヨーク・マンハッタン($251:38,654円)

    私はこの東京とニューヨークのホテル代金を調べていて「今のリアルな日本」の姿が見えてきました。世界展開するマリオットホテルはニューヨークと同じ価格帯で東京に乗り込んできているのですね。別に東京が特別高い訳ではありません。

    しかし、この値段では普通の日本人は泊まれません。排除されてしまいます。マリオットの経営陣は、“そんなこと百も承知”で、ターゲットは外国人なのですね。お客は外国人、現場のスタッフは日本人、途上国の高級ホテル・リゾートにみられる風景です。

    もう私はニューヨークのマンハッタンのホテルには泊まれません。郊外の安いホテルを探します。今の為替レートではどうにもなりません。一方で日本のフルサービスのマリオット系ホテルも無理です。日本人は貧乏になったものです。外資へのパワーシフトは既に起きていました。

  3. 続・追伸です。《既に起きていた外資へのパワーシフト》その2

    驚きましたね。ソウルにはマリオット系ホテルがいっぱいあるのですね。マリオットの世界征服の野望は韓国では達成している感じです。参考までに、ソウルにあるマリオット系ホテルの宿泊料金を調べてみました。2024年7月1日(月)2名1室利用、税・サ込の総額です。現在の韓国ウオンの為替レートは1ウオン=0.1126円です。日本と比較してこのホテル代金をどう見たらいいのでしょうかね?

    ・チョスンパレス、ソウル江南(60,511円)
    ・JWマリオット・ホテル・ソウル(59,907円)
    ・ウェスティンジョソンソウル(50,588円)
    ・ルメリディアン・ソウル,明洞(45,989円)
    ・ザ・プラザ・ソウル、オートグラフ コレクション(45,263円)
    ・JWマリオット東大門スクエア・ソウル(45,263円)
    ・シェラトングランド仁川ホテル(35,944円)
    ・アロフト・ソウル江南(35,207円)
    ・RYSE、オートグラフ コレクション(32,918円)
    ・アロフト・ソウル明洞(31,467円)
    ・コートヤード・ソウル南大門(29,045円)
    ・ACホテル・ソウル江南(29,045)
    ・コートヤード・ソウル板橋(29,045円)
    ・GRAVITYソウル板橋、オートグラフ コレクション(29,045円)
    ・コートヤード・ソウル・タイムズスクエア(26,625円)
    ・フォーポイントバイシェラトン・ソウル,江南(25,416円)
    ・モクシー・ソウル明洞(25,416円)
    ・コートヤード・スウォン(24,205円)
    ・フォーポイントバイシェラトンジョソン・ソウル明洞(23,963円)
    ・コートヤード・ソウル・ボタニックパーク(22,995円)
    ・モクシー・ソウル・インサドン(20,575円)
    ・フォーポイントバイシェラトンジョソン・ソウル駅(19,969円)
    ・フォーポイントバイシェラトン・ソウル,九老(16,944円)
    ・フェアフィールド・バイ・マリオット・ソウル(15,403円)

  4. funasan、日本と外資とのコントラストを示すデータをコメントくださいまして、ありがとうございました。

    このパワーシフトは、僕が昨年末にこの連載で想定していたよりも、すごく早いスピードで起きていますね。お台場に住んでいると肌感でよくわかります。お台場にはいいホテルしかありませんからね。

    さてアコーです。アコーはダイワロイヤルの辺鄙な立地を逆手に取って、「はなれ旅」というコンセプトを打ち出しています。

    はなれ旅について – 【公式】グランドメルキュール/メルキュール 2024年春開業

    繰り返し利用する日本人には辺鄙な場所は不便でも、リピートしない特別な旅であれば、その不便さが思い出になることもあるでしょう。また外国人にとっては、日本国内での移動など、誤差みたいなものです。

    それに、リゾートは近隣とのよい関係が非常に重要で、それは観光の一丁目一番地です。

    観光地域づくり法人(DMO)とは | 観光地域づくり法人(DMO) | 観光政策・制度 | 観光庁

    一方、リゾートトラストは「ディスティネーションホテル」を標榜し、近隣にカネを落とさない「自分だけよければいい方式」です。開業した後のことを考えない「開業ゴール方式」とともに、時代に逆行しています。

    僕は観光地に住んでいますが、観光が好調になりすぎると、逆に地域が破壊されることにもつながります。ガラ権連載で取り上げたニセコがそうで、介護施設が成り立たなくなるなど、日本人が住めなくなりました。

    いま、FANBOXの方で移民(特定技能2号)の問題を取り上げています。エクシブでも取材しましたが、ミャンマー人社員のオーナーさんへの評判は上々です。

    しかし、なし崩し的に移民を認め、どんどん外国人に依存していくと、結局は日本人が追い出されてしまうことになりますから、皆さんによく考えていただきたい問題です。

    “ニセコバブル”に沸く一方で訪問介護事業所が突然閉鎖…北海道のリゾート地で巻き起こる大問題“介護サービスが受けられない”事態も いずれ日本全体に及ぶ危機感を専門家が指摘 | TBS NEWS DIG (1ページ)

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