エクシブ蓼科での夏休み企画として「とんぼ玉体験」が8月28日まで開催されている。ホテルアンビエント蓼科に通年で体験ブースを構えている工房「茶花茶花」さんが出張してきているもので、なじみのある読者の方も多いだろう。
エクシブへの出張は夜だけで、昼間は茶花茶花さんは女神湖にいるので、そちらで体験してきた模様をご紹介する。今回の体験は「マーブル玉」である。
まずは好みの色のガラス棒を選び、バーナーで加熱して溶かし、巻き取り棒に巻きつける。巻きとったらそのまま加熱して、丸い玉が完成。
次に模様をつけていく。別の細い棒を熱して、玉に色を付けていく。これを細引き作業という。
そしてこれをもう一度全体を加熱し、トロトロに一度溶かす。色をマーブル模様に溶け込ませていく作業だ。クルクルと回して球体に整えて完成。
ここから「徐冷」といって30分ほど冷やす。冷えたらそのまま持ち帰ってもいいし、ストラップやペンダントに加工してもいい。今回はペンダントに仕上げてみた。
これでトータル1,200円と、価格もとってもリーズナブル。
もう夏休みも終わりに近いので、自由研究の宿題に困っているのなら、題材としてどうだろうか。お子さんが体験している過程をお父さんが写真に取っておき、それをプリントして台紙に貼って、とんぼ玉について古代エジプトや古代ローマの歴史を引いて解説をつければ、立派な発表に仕上がる。少々安易だが、小学生なら許されるでしょう(^^;
期間:8/6~8/28
時間:17:00~21:00頃まで(12日、19日、24日、25日は19:00~)
休み:9日、11日、16日、20日、23日
料金:とんぼ玉体験 700円~
私の専門は化学なので、ガラス細工はちょっとできます。ガラス管を曲げたり、つなげたり枝分かれさせる程度ですが。
ガラスといってもいろいろな種類があるので、種類が違うとつなげたとき膨張率の違いによってひずみができて
割れてしまうこともあります。
コーヒーサーバーなんかでよく見かけるパイレックスガラスは、膨張率を小さくすることによって耐熱性を持たせています。
あと、食器やブラウン管なんかで使われているクリスタルガラスはかなり鉛を含んでいます。食器から溶け出すわけでは
ないのですが。