今週の日曜日、2026年3月1日付けで、天城高原を舞台とする大型リゾート施設「天城東急リゾート」の運営会社・伊豆観光開発の全株式が、東急不動産から日本テーマパーク開発(日本駐車場開発の100%子会社)へ譲渡されました。この問題については、当サイトでもしばしば取り上げてきましたし、著名なリゾートであったことから発表時には多くの報道もされてきました。
しかし、その華々しい買収発表とはうらはらに、移管日の3月1日から数えて4日が過ぎようという現段階でも、何の儀式も、何の発表もありません。
消えた公式サイト
同リゾートの公式ウェブサイト(amagikogen.co.jp)は現在も存在していますが、アクセスしても空のHTMLが返ってくるだけで、画面は真っ白です。
以下はかつての東急時代のサイトを構築した実務担当者のツイートです。サイトの閉鎖は2月23日または24日であったようです。
この閉鎖から10日も経ったのに、ずっと白紙のままです。
少し専門的なことを言えば、co.jpドメインは法人(伊豆観光開発)に紐いていますから、株主が変わっても、会社は存続しているのでドメイン権利の問題ではありません。実際問題としてサイトが「消えた」わけではなく、旧体制が荷物を引き上げたあと、からっぽになったまま、という状態です。
これだけで、この案件がいかに邪悪なものに満ちているかということが、訪れた利用者に伝わるというものです。
SNSの状況
SNSプラットフォームも見てみましょう。
まずインスタですが、東急の名前の入った旧アカウントは閉鎖され、内容はそのまま新アカウント名として引き継がれました。
これによると、新リゾート名は「伊豆天城リゾート」というらしいです。
izu_amagi_resort 伊豆天城リゾート【公式アカウント】
最新の写真は東急時代の最終日、2月28日に東急側が最後にアップしたサンセットの様子です。別れの言葉もなく、ただ立ち去る。そこにこのリゾートが抱えている深い問題が滲んでいます。もちろん、「駐車場」側によるご挨拶も、何もありません。
かつての東急側のFacebookを見ましょう。こちらはまだ生きていますが、時が止まっています。上記インスタと同じ、旧体制の「日没」を記録した一枚が目にしみます。
オーナーサイトも消えた
次に、日本テーマパーク開発の公式サイト(nippon-themepark.co.jp)の会社情報ページを見ましょう。
この現行執筆時点で、グループ関連会社として「藤和那須リゾート」「那須興業」など、那須にある会社だけが掲載されていて、伊豆観光開発の記載はありません。
会社概要 | 会社情報 | テーマパーク経営の企画及びコンサルティング 日本テーマパーク開発株式会社
これらの事実を並べると、僕には疑問が浮かびます。それはもちろん、この地の最大の存在意義である、別荘オーナーへの説明義務が果たされたのか、という点についてです。管理体制・管理費・連絡窓口。この体たらくでは、そこがいい加減であったのではないかと邪推したくもなります。
なぜなら、かつての「別荘オーナー専用サイト | 天城高原サービスセンター」のサイトも、東急撤退とともに消え、管理状況もメンテナンス予定も、ネット上のすべての公式情報は消え去っているからです。
投資家・メディア向けのプレスリリースが先行し、実際の引き継ぎにおける絶対に必要な発信が後回しになっているのが現状です。おかしな優先順位の表れは、この新体制自身が自ら最初に示した現実です。僕は決して忘れません。
予約システムも消えた
最後に、ホテルハーヴェスト天城高原のサイトを見てみます。
東急リゾーツ&ステイは予定通りに撤退し、その後は、予約システムすら立ち上がっていません。今日アクセスしても画面は黒く覆われ、「宿泊したければ電話しろ」と表示されます。
考えうる限り、最低の船出です。


