エクシブというホテルには、ファッションアイテムを取り扱うショップが、伝統的に併設されています。これはリゾートトラスト創業時からの企業文化です。
以下は同社発祥の地とも言える、現存する分譲型ホテル(マンション)の「ヴィア白川」が開業したときの雑誌記事です(出典:中部財界、1975年4月号)。1974年12月の同ビル開業に続いて、翌1975年3月5日、同ビルの地下1階から2階までがショッピングモールとしてオープンします。
記事によれば「超高級ファッション街」です。同社は創業から現在まで経営者が同じですから、経営方針も一貫しています。
前置きはともかく、僕が今年のお正月で利用したエクシブ(浜名湖と伊豆)で見かけた福袋をご紹介してみましょう。
冒頭の写真はエクシブ浜名湖のショーケースに展示されていたもの。MONCLERのブルゾン、リュック、バッグなど65万円相当が40万円。お隣はMARNIのセットでこちらは68万円相当が43万円でした。
店内に入ってみると、もう少しお手頃価格のセットがありました。僕が見ても詳細はわからないんですが、5万円、10万円、30万円の福袋がショーケースに飾られていました。
ホテルとしては、お正月にこうした福袋を(勢いで?)購入するゲストが来ている、と考えているということでしょうか。
もう1つのエクシブ伊豆の福袋はぐっと庶民的です。
雑多でよくわからないと思いますが、このテーブルに並んでいる福袋は全部12,000円でした。中身は「U.S. POLO ASSN.」という全米ポロ協会公式の「正規ブランド」品で、バッグ、時計、マフラーの合計48,800円の商品がなんとこのお値段。
もちろん、Ralph Lauren の「POLO」とは異なります。「U.S. POLO ASSN.」は決してニセ物ではなく、全米ポロ協会の公式ブランドです。ただ、ロゴが似ているため誤認が起きやすいですし(遠目には同じ)、世界的に数々の訴訟も発生しているようです。
(参考)Polo Ralph Lauren vs U.S. Polo Association – Wikipedia
日本においては、「U.S. POLO ASSN.」側が商標出願をした際、特許庁がこれを拒絶しています。
(参考)POLO RALPH LAUREN vs. US POLO ASSN – JAPAN TRADEMARK REVIEW
決してニセ物ではないですし、理解して購入することにまったく問題はありません。「しまむら」などの大手チェーン店でも普通に販売されています。
(参考)[U.S.POLO ASSN.]の検索結果 | しまむらパーク
ただ万一、この類似性を判断できない方が「POLOだ!」と思って購入すると、後でがっかりするかもしれません。
同じ静岡県の、それも同じ会社の、同じブランドのホテルですが、それぞれのホテルの客層を意識したものになっていて面白いなと思いました。浜名湖は「お年玉キャンペーン」の対象にもなっていないし、中京圏の富裕層を対象に、むしろ離宮に近い位置づけなのだと、とてもよく理解できました。



