検証・断スイーツ「耳と鼻」

「がん患者よ、旅に出よう!」は、トラベルライターの舟橋栄二さんによる連載です。早期退職でリゾートライフを満喫する日々の裏には、2度の手術を含めた「がん」との闘いがありました。「旅は生きる喜び。その喜びをがんに奪われたくない」
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)

次に、飛行機の「耳抜き」の問題です。何故、断スイーツにより耳抜きが改善されたのか? この論理的検証です。まずは、耳抜き問題が生じるメカニズムを確認しておきます。

耳抜きのメカニズム

飛行機が離陸し上空に行くにつれて機内の空気圧は低くなります。この時、鼓膜の内側の気圧は地上のまま高く、鼓膜の外側の気圧は低くなります。鼓膜の内側は高気圧で外側は低気圧なので空気は自然に鼓膜の内側から外側に抜けていきます。苦痛は感じません。

逆に、着陸時には地上に接近するにつれて機内の空気圧は高くなります。この時、鼓膜の外側の圧力が高くなり、鼓膜の内側の気圧は上空のまま低いです。鼓膜の外側が高気圧で内側が低気圧、この気圧差により鼓膜が外側から内側に圧迫され、痛みや閉塞感を引き起こします。

この気圧差があっても、普通は鼻と内耳をつなぐ耳管が開いて空気圧の調整をします。つばを飲み込む、あくびをする、顎を動かす、水を飲む、などをして耳管を強制的に開かせるわけです。この耳管の圧力調整がうまくできない「耳管の機能不全」が、私の耳抜きの主因です。

耳管は耳と鼻をつなぐ細い管なので「鼻腔の状態」の影響も大きいです。風邪やアレルギーで鼻が詰まっていると耳管が開きにくくなるからです。

ここから鼻炎問題に入ります。

鼻の不調が耳を詰まらせていた

読者の皆さまは、「副鼻腔(ふくびくう)」をご存じですか?

副鼻腔とは、鼻の周りにある空洞で、鼻腔の奥に存在しています。副鼻腔は、頬、顔、目のまわりの骨の空洞部分のことで、鼻腔の約3倍の体積もあります。副鼻腔は、主に空気を含む空間として機能し、鼻を軽くする、声の響きの調整、空気の暖め、湿度の調整、ばい菌からの保護などの役割があります。

副鼻腔が問題を抱えると、さまざまな症状が現れます。例えば、鼻づまり、頭痛、鼻水などです。副鼻腔の炎症を「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」と言いますが、風邪やアレルギーが原因で、副鼻腔が腫れたり、感染したりすることによって起こります。

急性副鼻腔炎は、風邪をひいた後に突然起こることが多く、主な症状には、鼻が詰まる、顔に痛みを感じる、熱が出るなどがあります。慢性副鼻腔炎(蓄膿症)は、長い間続く症状で、場合によっては手術が必要です。このタイプは、鼻づまりや鼻水が続くため、生活に大きく影響を与えることがあります。

私は蓄膿症だったのです。

副鼻腔炎になると、その炎症が耳管の周辺に波及したり、耳管の入り口付近の粘膜が腫れたりすることで、耳管が圧迫され狭くなり、空気の通りが悪くなります。

私の耳抜きは「右耳」で生じ、私の鼻は「右の鼻」が詰まるのです。左の耳も、左の鼻も無傷です。ということは、私の耳抜きの原因は右の鼻の慢性鼻炎(蓄膿症)から生じたものだったと推定されます。

事実、断スイーツによって私の鼻炎が治まってくるにつれ、耳抜き問題も解消されてきたのです。

(続く)

【次回】第3-25回・検証・断スイーツ「目」

【前回】第3-23回・検証・断スイーツ「歯」

(本連載記事一覧)がん患者よ、旅に出よう!
(スペシャル対談)私のリゾートライフの全体マップ
(筆者ホームページ)舟橋栄二「第二の人生を豊かに」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

😂 😍 🤣 😊 🙏 💕 😭 😘 👍 😅 👏 😁 🔥 💔 💖 😢 🤔 😆 🙄 💪 😉 👌 😔 😎 😇 🎉 😱 🌸 😋 💯 🙈 😒 🤭 👊 😊