検証・断スイーツ「頭痛」

「がん患者よ、旅に出よう!」は、トラベルライターの舟橋栄二さんによる連載です。早期退職でリゾートライフを満喫する日々の裏には、2度の手術を含めた「がん」との闘いがありました。「旅は生きる喜び。その喜びをがんに奪われたくない」
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)

最後に頭痛です。繰り返しますが、私は昔から緊張性頭痛に悩まされてきました。長時間のパソコンやスポーツで心身が疲れると、すぐに頭痛になりました。早朝、頭痛で目が覚めたり、朝から軽い頭痛が続いたり。そんな私でしたので「バファリン」(鎮痛薬)が常備薬でした。

この頭痛もプチ糖質制限でかなり改善されました。頭痛の激しさや頻度が減っていったのです。ゆっくりとした変化でしたが、薬に頼る機会が減っていきました。

変化はゆるやかに

そして完全に断スイーツをするようになった今、頭痛は完全に消えました。

朝から頭は爽やか。バファリンとは縁が切れました。これは私のQOL(Quality of Life)の向上にものすごく影響しています。

しかし、改善までの時間はとても長かったです。プチ糖質制限をはじめたのが2014年10月(62歳)、朝食抜き半日断食をはじめたのが2022年4月(70歳)、そして断スイーツに踏み切ったのが2023年10月(71歳)です。

2025年7月現在(73歳)から振り返ると、もう11年間もの長い歴史があります。

頭痛のメカニズム

では、砂糖(糖質)の過剰摂取と頭痛との因果関係を、医学的に見ていきます。

「砂糖や糖質を過剰に摂取すると、体内での生理的変化によって、頭痛が引き起こされる」という主張は、現代の医学や栄養学の知見によって、おおむね次のようなメカニズムで説明されています。

血糖値の乱高下
砂糖を多く摂ると血糖値が急上昇し、その後インスリン分泌により急降下することがあります。この「血糖値スパイク」と「低血糖」が、頭痛や倦怠感、集中力低下の原因となるという考え方があります。

炎症反応の促進
砂糖の過剰摂取が慢性炎症を促進し、炎症性サイトカインが増加することにより、頭痛(特に片頭痛)への関与があるようです。

次に、断スイーツ(砂糖断ち)で頭痛が改善する理由です。これは上記のメカニズムを反対から見たものです。

血糖値の安定
砂糖断ちにより血糖値の乱高下が減り、低血糖による頭痛が起きにくくなります。血糖値の安定は精神的な安定にも寄与し、ストレス性の頭痛も緩和されやすくなります。

炎症の抑制
砂糖摂取量が減ることで体内の炎症が抑えられ、炎症性頭痛(片頭痛など)が軽減する可能性があります。継続的な砂糖断ちで体質が変化し、頭痛の頻度や強度が減ると報告する人もいます。

私の頭痛がプチ糖質制限で軽減され、断スイーツで完全に消えたのは、これらによる体質改善が大きく寄与していると考えています。

まとめ

単に歯を抜きたくない、という一心で、学び、試し、そして自分の体で検証してきた「断スイーツ生活」でしたが、歯の問題を超え、耳・鼻・目・頭へと、全身に思いがけない変化をもたらしました。

小峰氏の「虫歯は自然治癒する」という説も、歯の構造や免疫機能、それに「象牙質液流仮説」を紐解くと、意外なほど整合性がありました。医学的に証明されていないからといって、真実でないとは限りません。論理的であれば試す価値がある。「論理は裏切らない」という思いを私はますます強くしました。

まず学習し、そして自分のできる範囲内で実践する。ほんの少し、何かを変えてみる。そしてその結果をモニターしながら検証してみる。それが、自分の健康と向き合う新たな旅の始まりになるのではないでしょうか。

(続く)

本連載はしばらくの間、休載します

【前回】第3-25回・検証・断スイーツ「目」

(本連載記事一覧)がん患者よ、旅に出よう!
(スペシャル対談)私のリゾートライフの全体マップ
(筆者ホームページ)舟橋栄二「第二の人生を豊かに」

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