
検証・断スイーツ「目」
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)
前回に引き続いて、私の鼻炎の解消について、断スイーツの取り組みとの因果関係を論理的に追求していきます。まずは「スイーツ耐性の閾値(いきち)」という言葉を確認します。
スイーツ耐性
閾値とは、ある現象や反応が起こるために必要な最小限の値のことです。砂糖や甘いもの(スイーツ)を摂取した際に、体に何らかの変化や症状(たとえば鼻炎やアレルギー症状)が現れる最小限の量、またはそうならない「限界点」が「スイーツ耐性の閾値」になります。
面白いことに、この閾値は日々変化します。砂糖三昧の生活を続けていれば、体は砂糖に慣れてきて少しのスイーツでは反応しません。スイーツ耐性の閾値が上がってきたのです。
これはアルコールや麻薬も同じです。どんどん摂取量が多くなり、知らないうちにアルコール中毒、麻薬中毒になっていきます。
逆に、断スイーツを続けることで、体が砂糖に対する「耐性」を失っていき、次第に閾値が下がります。ここで再び砂糖を摂取すれば、スイーツ耐性の閾値が下がっているので以前よりも少量で症状が出てきます。
私の体験は見事にこの事例に当てはまります。
砂糖の摂取は鼻炎や花粉症などのアレルギー症状と密接な関係があり、摂りすぎると鼻炎などの症状が悪化することが知られています。砂糖は体内での代謝時にビタミンやミネラルを消費し、これが不足すると免疫バランスが崩れ、アレルギー症状が悪化することがあります。
逆に砂糖断ちを続けると、体の炎症反応や免疫バランスが改善し、アレルギー症状が軽減することが知られています 1。
冬の涙
次に「目の改善」に進みます。繰り返しますが、70歳になった頃、私の目に異常が起きました。特に冬場です。
寒い空気に触れると涙が沢山出るのです。目ヤニも出ます。涙目?ドライアイ? ところが、断スイーツを1年半くらい続けた今年(2025年)の冬は、一切そのような目の異常はありませんでした。
ひょっとしたらこれも断スイーツ効果? その理由に迫っていきましょう。
冬の寒い空気に触れると、目の表面が乾燥しやすくなり、これが刺激となって涙の分泌が増え、涙があふれる「涙目」になることがあります。この現象はドライアイによる「反射性流涙」が主な原因です。
つまり、目の表面が乾燥して刺激を受けると、体がそれを補おうとして涙を過剰に分泌するため、涙がこぼれやすくなります。また年齢とともに涙腺の機能が低下したり、目の表面のバリア機能が弱くなることで、こうした症状が出やすくなります。
目ヤニも、目の表面の炎症や乾燥、アレルギー、感染などが原因で増えることがあります。特にドライアイや涙目の状態が続くと、目の防御機能が低下し、目ヤニが出やすくなります。
断スイーツと涙目
砂糖を多く摂取すると、体内で慢性的な炎症が起こりやすくなり、アレルギー症状や免疫バランスの乱れを招くことがあります。これが目の表面にも影響し、ドライアイや涙目、目ヤニなどの症状悪化につながります。
断スイーツを継続することで、血糖値や自律神経のバランスが整い、全身の炎症が抑えられます。これにより目の表面の健康状態が改善し、涙の質や分泌バランスも安定しやすくなります。
私の冬の涙目や目ヤニの主な原因は、目の乾燥や外気刺激による反射性の涙分泌増加でした。そして断スイーツ生活の継続により、全身の炎症や自律神経の乱れが改善し、目の表面の健康や涙のバランスが整うことで、涙目や目ヤニの症状が軽減した可能性があります。
(続く)
【次回】第3-26回・検証・断スイーツ「頭痛」
【前回】第3-24回・検証・断スイーツ「耳と鼻」
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