
こんな私が学会に!?
本連載は「旅を通して転移がんを克服した全記録」です。(編集担当:resortboy)
今年の2月、私は旧知の友人とリゾートホテルで食事をしていました。彼はある国立大学医学部の名誉教授で、内分泌が専門です(ホルモンを体内へ分泌する器官の専門家)。私のがん闘病を記録した既刊2冊を読んでくれていました。
その席で、私は彼から「日本抗加齢医学会」(Japanese Society of Anti-Aging Medicine, JAAM)のパンフレットをもらいました。私がアンチエイジングに非常に興味を持っていることを知っていたので、この学会を教えてくれたのです。
彼は言います。「舟橋さん。医者や研究者でなくてもこの学会に入れるよ。会員になれば、学会主催の総会・学術集会、様々な分科会・研究会・セミナーに参加できる。そこで質問してもいいし、発表もできる。何なら論文も出せるよ」と。
日本抗加齢医学会
驚きましたね。医学素人の私でも、最先端の専門家集団の議論の場に参加できる。しかもチャンスがあれば「質問・発表・論文提出」もOK。
彼の話を聞いて、いきなり私のアドレナリンが爆発しました。
日本抗加齢医学会の中心的なイベントは毎年6月に開催される「総会・学術集会」です。今年の会場は大阪で、大阪・関西万博の真最中につい先日、開催されました。
この学会には総会以外に分科会・研究会・セミナーなどもあります。
例えば、分科会として、脳心血管抗加齢研究会、見た目のアンチエイジング研究会、運動器抗加齢医学研究会、泌尿器抗加齢医学研究会、抗加齢内分泌研究会、眼抗加齢医学研究会、抗加齢歯科医学研究会など、分野ごとに分科会や研究会が開催されています。
また、地域ごとに「アンチエイジングセミナー」や市民公開講座なども開催されています。その他、日本抗加齢協会による市民公開講座や学術フォーラムも不定期で開催されています。
1万人のプロフェッショナル
日本抗加齢医学会のパンフレットのトップには、次の言葉が大きく掲げられています。
「アンチエイジング医学は健康寿命の延伸、さらに真の若返りを目指しています。日本抗加齢医学会は、日本で最高最大のアンチエイジングを科学的に実証する学術団体です」
日本の正式な医学会が「真の若返り」を目指しているとは驚きです。ちまたによくある若返りのサプリメントを売りつける怪しい団体ではありません。ちゃんとした「学術団体」です。
現在の会員は9000名を超え、1万名の会員獲得を目指しています。会員の所属内訳がすごいです。
大学や研究所に所属する研究者の方々が34%と最も多く、最先端の研究を牽引されていることがわかります。それに次いで、病院などに勤務されている医師が31%、そして開業されている医師の方々が20%と、医療の現場でアンチエイジング医療を実践されている先生方も多いのですね。
さらに、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科栄養士等のメディカルスタッフが11%と続きます。これらを合計すると96%にもなり、完璧に医療の専門家集団です。しかも若い!年齢を見ると30代から60代のバリバリの現役社会人です。実に頼もしい学術団体です。
しかし、かの先生がおっしゃるように、こんな専門家集団の中に、何の資格も実績もない「リタイアおじさん(お爺さん)」の私が参加できるのでしょうか?
(続く)
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