ハーヴェストクラブの「年会費」

先日、珍しく某ハーヴェストクラブに宿泊しました。アサインされたお部屋には、ハーヴェストクラブのパンフレットがいくつか置いてあり、「まぁ知ってるよ」などと思いながらも手に取り、つらつら眺めていたところ、あることに気がつきました。

最初にお断りですが、僕はハーヴェストの会員ではないので、今日の記事は結論がなく、単なる読者の皆さんへの質問になっています。よろしければ僕の疑問を解消していただけますと、昨今、問題となっている「年会費問題」に対する視野も広がるように思っています。

その気付きとは、ハーヴェストは施設によって「年会費」の呼び方や構成が違う、ということです。僕は会員ではなく、東急不動産と契約をしたことがありませんので、「定義」についてはわかりませんが、「歴史」については調べることができます。

そこで一覧表を作りました(既に解散したクラブや、現在、東急リゾートが表向き取り扱っていない施設は省いてあります)。

施設名 年会費の形態 権利の形態
蓼科 管理費 転借権準共有
勝浦 管理費 共有制
浜名湖 管理費 共有制
天城高原 管理費 共有制
鬼怒川 管理費 共有制
南紀田辺 管理費 共有制
伊東 管理費 共有制
斑尾 管理費 共有制
蓼科アネックス 管理費 転借権準共有
山中湖マウント富士 年会費 預託金制(2029年7月16日まで)
旧軽井沢 年会費 共有制
蓼科リゾート 年会費 預託金制(2028年9月30日まで)
箱根甲子園 年会費+営繕積立金 賃借権準共有(一般定期借地権/2053年12月31日まで)
那須 年会費+営繕積立金 共有制
旧軽井沢アネックス 年会費+営繕積立金 賃借権準共有(一般定期借地権/2057年7月31日まで)
VIALA箱根翡翠 年会費+営繕積立金 賃借権準共有(一般定期借地権/2058年4月30日まで)
有馬六彩 / VIALA annex 年会費+営繕積立金 賃借権準共有(一般定期借地権/開業日より50年間)
熱海伊豆山 / VIALA annex 年会費+営繕積立金+土地賃借料 賃借権準共有(一般定期借地権/開業日より50年間)
京都鷹峯 / VIALA annex 年会費+営繕積立金+土地賃借料 賃借権準共有(一般定期借地権/開業日より50年間)
那須Retreat 年会費+営繕積立金+土地賃借料 貸借権準共有(事業用定期借地権/開業日より35年間)
軽井沢 / VIALA annex 年会費+営繕積立金+土地賃借料 賃借権準共有(一般定期借地権/開業日より50年間)
RESERVE 京都東山 In THE HOTEL HIGASHIYAMA 年会費 預託金制(2042年7月6日まで)
VIALA鬼怒川渓翠 年会費+営繕積立金+土地賃借料 賃借権準共有(一般定期借地権/開業日より50年間)
RESERVE 飛騨高山 年会費 預託金制(2039年7月5日まで)
VIALA軽井沢Retreat creek 年会費+営繕積立金+土地賃借料 賃借権準共有(事業用定期借地権/2068年7月19日まで)
VIALA軽井沢Retreat garden 年会費+営繕積立金+土地賃借料 賃借権準共有(事業用定期借地権/開業日から35年間)
VIALA箱根湖悠 年会費+営繕積立金+土地賃借料 賃借権準共有(一般定期借地権/開業日から50年間)

まず、「預託金制」が「年会費」として会費を集めているのはわかります。他に呼びようもないでしょう。

次に、オールドハーヴェスト(共有制)において「管理費」として会費を集めはじめたのも、別荘・リゾマン文化を背景とする同クラブの成り立ちから、納得をもって理解できます。それが途中から「年会費」と呼び名が変わっています。

またハーヴェストは途中から定期借地権ベースに切り替えましたので、現在の契約形態では「年会費+営繕積立金+土地賃借料」となって、それで安定しています。旧軽井沢あたりはそれらの過渡期でイレギュラーなのでしょう。

最後に、こうした「年会費」=「ランニングコスト」に対して、東急不動産(東急リゾート)の公式説明を紹介します。よくまとまった記事が以下にあり、そこに掲載されている一覧表を本稿にも引用します。

東急ハーヴェストクラブのお金のはなし〜ランニングコストは何に使われているの?(共有制編)|リゾートSTYLE

- 年会費(管理費) 営繕充当金 営繕積立金 土地賃借料 固定資産税
お支払い 毎年 入会時と開業から15年後。以降は5年に1度 毎年 毎年 毎年
対象施設 全施設 全施設 一部施設のみ 一般定期借地権が設定された一部施設のみ 全施設
使い道 施設の維持・管理・運営 共用部分の中〜大規模修繕など 営繕充当金を補填するための積立 土地の賃借料 区分所有していることに対する税金

以上、結論のない記事で恐縮です。僕の疑問は、東急ハーヴェストクラブにおける管理費と年会費とは、単なる呼称の変更であって、その定義の差異は、特に深い意味はないものなのでしょうか?、みたいなことです。

ご存知の方はコメント欄で教えてください。また、他社の話はともかく、東急の会費体系についてのコメントもお待ちしております。

3 comments

  1. 契約書を見ると内容に違いはなく深い意味はないように思います。
    「管理費」の時代の古い方の文言「甲は委託業務を乙が行うのに必要な費用および同業務を乙が行うことに対する乙の報酬に充てるため・・」
    「年会費」の時代の最新の文言「会員は会社が本クラブの運営並びに本施設の管理運営を行うのに必要な費用及び同業務を行うことに対する報酬に充てるため・・」

  2. 古参のHVC会員として面白くないことは、ついに東急も「償却保証金」という曖昧な項目を立てて徴収し始めたことです。東山以降に設定されており事実上の年会費の値上げです。軽井沢Retreatでも「施設利用保証金」という名目で償却保証金が設定されています。以前にも書きましたが自己所有の施設を利用するのになぜ会社に対して保証金を支払う必要があるのでしょう。説明のできない費用だと感じます。

  3. ノラさん、コメントありがとうございます。5月のKASAの会では、リゾートトラストの契約内容を検討したいと思っていて、その比較対象のためにハーヴェストの契約内容も照らし合わせて、それらの考え方の違いを明らかにできればと思っております。また話題にすることもあろうかと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

    東山は950万円(税込)のうち、預託金が400万円、償却保証金が165万円です(かなり多いですね)。東急は、償却保証金はRESERVEシリーズだけであるとしているので、別シリーズを作ったときにハーヴェストクラブ全体の好調さを「錬金」した結果であるような感じですね。

    ともあれ、預託金制の新しいRESERVEシリーズには、償却保証金という「見えない年会費」があるということですね。これは共有制における営繕という概念とは違うと思うので、まさしく年会費と判断してよさそうです。

    施設利用保証金については、以下のように公式には説明されていますね。

    > 会員が利用する本施設以外の施設の運営等を行うのに必要な費用に充てるための預り金で、定額償却基準日(2024年1月1日以降、毎年1月1日)に毎年金44,000円を定額で償却、退会時には当該時点の残金を無利息にて返還いたします。

    以上は、Retreat gardenの募集資料からの引用ですが、これは会員資格保証金とは違って償却するんですね(施設利用償却保証金ですね、正確には)。東急の場合、RTと違って営繕のため(RTの契約にはないにしろ、公言はしている)というわけではないですから、これも「見えない年会費」ですかね。その分、塩軽会員の年会費が安くなるのなら筋が通りますが、そんなはずもなく。

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