リゾートウェディングとオーナーズホテル経営

エクシブ蓼科のチャペル「虹の教会」。ちょうど配達された会報誌「My Resort」の最新号の表紙にもなっていた。「森の中の湖上に浮かぶ石造りのチャペル」といったコンセプトのこのチャペルは、まるでホテル全体から祝福を受けるようにエクシブ蓼科の中央部に位置している。

エクシブではこうした「リゾートウェディング」を各施設で積極的に展開しており、会員制のホテルだが、結婚式に関しては幅広く一般の利用も受け付けている。そのため、披露宴のタイミングにぶつかると、お祝いの勢いで大騒ぎする団体客に遭遇することもある。

しかし、エクシブのオーナーとしては、その辺は大目に見るべきだ。エクシブは、施設の共有が基本のオーナーズホテルとしては例外的にこうした料飲・宴会施設に力を入れており、それが健全な経営に寄与しているからだ。例えば、バブルのころに流行った分譲型のホテルで、分譲比率を高めて初期投資をケチって大宴会場などを作らなかったところは、売上に対する宿泊部門の比率が高まりすぎて失敗している。

エクシブは必ずしも当初からこうしたウェディングに力を入れていたわけではないが、後付けでチャペルを建設するなどして、料飲部門の売上比率を高める努力をしている。ここはオーナーの立場からすると評価できるポイントだと思う。もちろん、2005年春に行われたむやみなレストランの値上げはうれしくないが。(2006 Spring)

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