マカオには、思わず「バカだなぁ」といい意味で思うような建造物がいくつもありますが、ナンバーワンはコタイにあるパリジャンの2分の1エッフェル塔だと思います。でも、それに負けないくらいバカっぽいのがお隣のIR、スタジオ・シティにある8の字の形をした観覧車「Golden Reel(ゴールデンリール)」です。
スタジオ・シティ(Studio City)は、Melco Resorts & Entertainment(以下メルコ)が開発したIRで、コタイにはもう1つの同社のIR、City of Dreams(シティ・オブ・ドリームス)があります。スタジオ・シティは2015年10月にオープンしたまだ新しいIRで、現地に行くとまだ周辺の工事が続いていました。
場所はパリジャンの隣(南側)の街区になります。サンズとは別の開発主体なので、さすがに屋内通路でつながってはいません(つなげればいいのに)。
バカっぽいと書きましたけれど、カッコよさではマカオ有数だと思います。見てください、この感じ。
実にカッコいいです(笑)。このIRをなす2つの建物の真ん中の連結された部分に、8の字観覧車があるのです。
どうしてここに観覧車がなくてはならないのか、よくわかりませんが、「単にカッコいいから」だけなのではないでしょうか。実にマカオらしい。
このスタジオ・シティはマカオ有数の巨大建造物で、全体の写真を撮ることができませんでしたので、レゴの模型をご覧ください。
また、YouTubeから、スタジオ・シティの建築物の姿がよくわかるムービーを貼っておきます。
前置きが長くなりましたが、8の字観覧車についてです。実は、これにはタダで乗りました。同じメルコがやっているエンターテインメントショー「The House of Dancing Water」のチケットを持っていくと、無料で乗れるのです。ただし、当日か前日のチケットに限ります。
ゴンドラは10人乗りで、全部で17台あります。地上130メートルからの景色はなかなかですが、昼間よりは夜に見るほうが面白いかな、という気がしました。
こちらはスタジオ・シティ・ホテルのプールです。
乗車時間は10分ちょっとで、昼間だったせいかそれほど並ぶこともなく、サクっと乗車できました。とにかく「鉄鋼感」「メカメカしさ」が半端ではなく、乗り物好きの方はもちろん、工場萌えとかそれ系の方にはたまらない魅力があると思います。