九份の茶芸館、阿妹茶樓と九份茶坊

九份のB級グルメをご紹介してきましたが、より有名な「茶芸館」について触れないのもバランスが悪いので、九份と言えばココ!という感じの超有名店についてもポイントをご紹介します。まずは冒頭の写真、「阿妹茶樓」です。

(公式)阿妹茶樓

ここは九份でダントツに有名なお店で、ガイドブックなどで九份といえばほとんどこのお店を中心にした夜景のショットが使われていると思います。例えば以下のような。

1000ピース ジグソーパズル 九份の夜景―台湾(50x75cm)
1000ピース ジグソーパズル 九份の夜景―台湾(50x75cm)

その理由は、ここが「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルとなったとされているからです。この説についてスタジオジブリは公式FAQで否定していますが、現地に行くとそんなことはお構いなしにここが「湯婆婆の屋敷」であると明記されています。

またこのお店のオーナーはWebメディアのインタビューに答えて、宮﨑駿氏がこの店を訪れてスケッチをしたと話しています。

(参考)阿妹茶酒館 (九份) | 台湾グルメ・レストラン-台北ナビ

自分にはその真偽を判断する知見はありませんが、正直に言ってそのゴリ押し的な打ち出しには、少々しらける感じがします。だいたい、九份が観光地化したのは映画「悲情城市」の舞台となって話題となった1990年代以降です。九份にいくつもある茶芸館で一番古いお店(後述)でも1991年の開業で、阿妹茶樓も1990年代からのお店でそれほど歴史があるわけではありませんから。

その九份で一番最初に開店した茶芸館が「九份茶坊」です。

(公式)九份茶坊

こちらはショップやギャラリー「九份芸術館」を併設しているので、ふらっと立ち寄って涼むのにもよいスポットだと思います。

阿妹茶樓はとにかく有名店で混雑していると思うので、こちらのお店はそれに比べれば無名と言っていいと思います。ゆったりした店内でのんびりするのもよさそうですね。

ところで、自分は台湾のお茶や料理について学ぶために、以下の書籍をとっかかりの参考書として「勉強」をしました。著作権の関係で引用しませんが、この本の95ページに1999年ごろと思われる阿妹茶樓の写真が載っています。驚くべきことに、この店、そして街並みに赤い提灯は1つもありません。この本の出版は2000年、千と千尋の神隠しの公開は2001年です。

満里奈の旅ぶくれ―たわわ台湾
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