箱根離宮のリリーフに「和モダンデラックスルーム」

前回紹介した「和モダンルーム」の2倍の広さを持つ、今回のリニューアルの1つの目玉であるお部屋が「和モダンデラックスルーム」である。2部屋をつなげて作ったお部屋で、全10室ある。面積は54.1~56.3平米と、エクシブのラージグレードに匹敵する。ルームチャージは14,500円と、お値段もエクシブ相当だが、実際にエクシブのラージ相当の快適さを持つお部屋だ。

ドアを開けると小さいながらきちんとした玄関が用意されている。館内を雪駄と浴衣ですごせるリゾーピアだから、靴をきちんと脱ぐこうしたスペースが望まれていたのだと再認識する。

中に入ると、2部屋をぶちぬいた大空間が特徴だ。手前のリビング部分には最近のエクシブ風にごくごく小さな家具が設置してある。5人定員のお部屋なのに座椅子が2つしかないのはどうかと思うが、その分、広々としていてインパクトを感じる。

奥のベッドルームをリビングから望むと、このように大空間が広がる。リゾーピアの狭いお部屋に慣れていると、この開放感はちょっと驚くほどだ。

ベッドルーム側は、引き戸で仕切ることができ、窓際にはモダンな家具が設置されている(やはりここも2名分)。もともと2部屋だったのを1部屋にしたので、面積バランスからしてベッドルームが非常に広々としているのも特徴だ。もちろん、こちらのお部屋にもテレビがある。

水回りを見てみよう。パウダースペースはなかなか頑張ったな、という印象で、「プチ離宮」といった仕上がりだ。

バスルームもそこそこ質感高く仕上がっている。もちろんトイレは別だ。

以上のように、離宮シリーズやシティホテルを手がけるリゾートトラストの力量を感じさせるリニューアルの仕上がりであり、10室あることから1年前から計画すれば予約も取りやすいだろう。

定員は5人だが、見てのとおりあまり座る場所があるわけではないので、ファミリー向きというよりも、むしろカップルでの2名利用がお薦めだ。館内のどこに10室もあるのかよくわからないのだが(少なくとも4階にはここ1室しかない)、4階のこのお部屋はL字に曲がっている強羅棟の北側に位置し、すぐ隣はリゾートマンションで眺望はない。同じ位置の最上階6階(637号室)だとかなりマシなようである。

最後に個人的な評価だが、箱根離宮のCBタイプと比べてしまうと、コストパフォーマンスにはなかなか微妙なものを感じる。2名利用ならば、箱根離宮の1ベッド和ルームのルームチャージ、12,000円と比較すると高く感じてしまうからだ。ただ、リゾーピア箱根はお食事も安く済むし(箱根離宮と比べれば、という話だが)、箱根離宮よりは予約も取りやすいだろう。お部屋の質感も悪くないし、なにしろユニットバスの悲哀を感じなくてよい。箱根離宮との連泊してもそれほどアタマ(価値観)を切り替える必要もなさそうだ。

というわけで、「箱根離宮に連泊するとコスト的に厳しいな~」という時の好リリーフとして利用させていただきたいと思っている。皆さんの評価はいかに?

7 comments

  1. はじめまして。
    先日からエクシブが利用可能となったTomと申します。

    まさにresortboyさんのコメントなさっている通りで,なかなか微妙なところがあるかなあと思いました。
    実はResortboyさんやここの常連さん?の情報を徹底的に参考にさせて頂き,
    あれこれとデラックスも含めて悩んだり画策した結果,
    10/14(月)に箱根離宮の1ベッド洋ルーム+エクストラベッド(お風呂から外見える?)に宿泊し,
    翌15日(火)に子供連れてユネッサンへ行く形に落ち着きました。
    (家内の「11月にして紅葉みたい~」は,ユネッサンや混雑具合を勘案して却下。
    食事は周囲への迷惑を最小限にするためにバイキング/ビュッフェを選択)

    コメント欄で申し上げるのは不適切かもしれませんが,非常に感謝しており,
    この場で御礼申し上げさせて頂く次第です。

    では。

  2. 8月にこの和モダンデラックスに宿泊しました。
    なんといってもユニットバスでは無い事、靴を脱いで寛げる事は良いですね。
    また、リゾーピアは館内浴衣で過ごせるし、卓球もかなり盛り上がります(^_^)
    ゆっくりできる感は離宮よりも良いのではと思います。

  3. 私も5月にこの部屋を夫婦2人で利用してきました。娘たちはもう一つの和モダンに泊まりましたので、新しい2つのタイプをチェックできたわけです。とくにこの部屋はゆったりと過ごすことが出来て、2人で泊まるなら十分に満足できますので、ラージ相当のルームチャージも高いとは思いませんでした。エクシブでもラージだと大人2名利用が程良いぐらいですしね。

    さて箱根離宮との比較論ですが、私は必ずしも離宮有利とは考えていません。とまとさんのおっしゃる通り、館内を浴衣で過ごせるメリットは小さくありませんし、きわめて良質な温泉が露天付でリニューアルされたこともあって、食事なども含めリラックス感なら離宮より遙かに高得点を与えたいですね。もちろん離宮の魅力もたくさんありますから、その時の気分やニーズで使い分けていきたいと思っています。

  4. みなさんこんにちは。Tomさん、いらっしゃいませ。コメントありがとうございます。

    リラックスできるのは箱根離宮よりもむしろリゾーピア箱根、という皆さんのご意見には僕もまったく同意見です。というわけで、リゾーピア箱根の記事はまだまだ書きたいと思います。

  5. 今週の日月で日曜日がresortboyさんが強羅棟の和モダンデラックスの記事書いてたんで、「どれどれ~」と様子をみて、月曜日は離宮SEの和モダンにしてみました。リゾーピアは駐車スペースが悪いですね。入口も階段だし、上のフラットな駐車場にいく坂の途中にあるしうちの赤ん坊(2名)が騒ぐ中でどうやって荷物を運ぼうか思案しました。上駐車場は一杯なんで、下の坂の途中に止めましたけどこれも結構大変でした。和食は良かったです。先月山中湖で鉄板が美味かったので、今月もとおもったのですが日曜日は鉄板が一杯で日本食にしたのですが、正解でした。おそらくもうリゾーピア系は狭いし、いかないとおもいますが、いい体験でした。離宮の個室イタリアンのターナはお世辞抜きで美味かったです。赤子どものお子様メニューも麺がまだNGなのでリゾットに変えてもらってハンバーグを横から酒のつまみにちょいとつまんだんですが、手抜きなしで大人が食べてもうまいものでした。子供が大騒ぎしても個室はいいです。ちなみに彫刻の森美術館にはトランポリンとか滑り台とかトンネルくぐるような小学生以下の子供があそべる棟がありました。子供できるまではきがつきませんでしたが、ちいさな子供たちにはいいです。

  6. shigekiさん、こんにちは。リゾーピア箱根の問題点の1つは駐車場ですね。坂の途中に停めることが結構多いです。到着時は鍵を預ければスタッフに駐車を任せてしまうことができますが、帰りにクルマを回してくれるなんていうサービスはないので、急坂を下って取りに行くことになります(>_< )彫刻の森美術館は子どもへの配慮が随所にありますね。ホームページには中に入って遊ぶことができる造形作品の紹介や、子供たちがより楽しく見学できるように見所をわかりやすくイラストでまとめたワークシートのダウンロードなど、情報提供も充実しています。彫刻の森 美術館 THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM|キッズ・ファミリー

  7. 古い記事へのコメントで恐縮ですが、GWに宿泊した際に室内WIFIが設置されていました。
    それから隣接地はリゾートトラストさんが買収したのでしたっけ?
    窓から工事中の景色が見えました。

    事情あって箱根離宮の前を徒歩で通過しましたが、子供に離宮は好みでないと言われてしまいました。
    まだ当面は「彫刻の森」→ リゾーピア箱根宿泊 → 「ユネッサン」が規定ルートになりそうです。

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