ハワイで銀行口座を開く

ハワイは、ソーシャルセキュリティナンバーを持たない日本人が、パスポートだけで米銀の口座が開ける特別な場所です。ワイキキに着き、クレジットカードのキャッシングでドルの現金を引き出しましたから、そのままそれを銀行に持って行って、口座を作って預けてしまうことにしました。

でも、わざわざハワイで口座を開く意味って何でしょうか。クレジットカードのキャッシングで極めて有利にドルへの両替が可能になっている以上、ハワイに銀行口座があるからといって、たまにしかハワイに行かない僕のような旅行者には大したメリットはありません。

つまりはレジャーの一環です。ともあれ、行ってみましょう。銀行口座を開くのも、グローバル世界で生きていくための社会勉強でいいのではないでしょうか。

ハワイを拠点とする銀行で、日本人が口座を開くのに向いた銀行は、主に3つあります。3行ともワイキキの支店には日本人スタッフがいて、日本語で口座開設や取引が可能です。

最もメジャーといえるのが、バンク・オブ・ハワイ（Bank of Hawaii、BOH）です。

（公式）Bank of Hawaii – International Banking – 概要

冒頭の写真は、カラカウア通りにあるBOHのインターナショナル・バンキング・センター （Bank of Hawaii International Banking Center）です。DFSギャラリアからワンブロック西にいったビーチウォーク通りとの交差点にあります。

BOHに関しては、もう10年以上にも渡って「海外投資を楽しむ会」が同行の使いこなしマニュアルを発行していて、口座開設についてサポートサイトが用意されているなど、継続的な情報提供が行われているのが安心材料です。

海外投資実践マニュアル　アメリカ２　バンク・オブ・ハワイ
Bank of Hawaii: 口座開設方法一覧

続いては、セントラル・パシフィック・バンク（Central Pacific Bank）です。

（公式）ハワイの銀行 セントラルパシフィックバンク – Home

ここは以前より日本人向けのWebサイトが充実しており、公式情報の提供において他行をリードしていました。またハワイの代表的なフリーペーパーであり、総合情報サイトである「アロハストリート」に広告が出ていることもあって、旅行者にフレンドリーな印象を受けます。

アロハストリート | セントラル・パシフィック・バンク

ワイキキには2店舗あり、写真はワイキキショッピングプラザ支店です。

向かいにロス（Ross Dress for Less）があるワイキキのど真ん中ですが、日本語スタッフがいるのはハイアットリージェンシーの向かいのワイキキ支店だけですので注意してください。

最後に、僕が口座を持っているファースト・ハワイアン・バンク（First Hawaiian Bank、FHB）です。最近Webサイトがリニューアルされて、公式情報がかなり充実しました。

（公式）ホーム – First Hawaiian Bank – Japanese

ワイキキ支店はDFSギャレリアのはす向かいにあり、BOHとは隣同士です。また、カピオラニ支店がアラモアナ・センターの山側、ドン・キホーテに向かう途中にあって、こちらでも日本語サポートが受けられます（下の写真）。

連邦預金保険公社（FDIC）の格付けを見ますと、BOHとFHBはかなり健全な経営ということで5段階評価で5が付いています。この2つの銀行はハワイでのシェアがいずれも3割を超えており、2強状態にあります。

まぁどこで作っても似たようなものだと思いますが、僕は「ホノルル国際空港の個人出口にATMがある」という理由でFHBに口座を作りました。

長くなりました。口座の開設や使いこなしのディテールについては、また書こうと思います。